墓地を散歩?ローマ最大の共同墓地 チミテーロ・ヴェラーノをゆっくり散策してみる

 2016/11/01

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ローマのお墓を散策!

皆さんはお墓というとどのようなイメージを持つでしょうか。誰かを供養するためだったり、夜に肝試しに行ったり、そのような形でお墓を訪れる人は多いと思います。

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ですが、ここローマでは、巨大な墓地を散歩することが一つの選択肢としてあるんだとか!ちょっと日本人からすると想像がつきませんが、本記事では、ローマ最大の集団墓地「チミテーロ・ヴェラーノ」を散歩してきたときのことを書きたいと思います。

行くまでの経緯

午前中は大学の講義を受け、昼食を食べるために友人2人と合流した私。それぞれ夕方に用事があったものの、それまでの時間が暇だったので、何をしようか考えていました。すると2人のうちの一人が「お墓に行って散歩でもしよう」と言い始めました。「お墓を散歩?!」と思ったのですが、少し興味があって賛同することに。

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聞けば、「暇つぶしや散歩で大きな墓地を散歩することは、けっこう普通だよ」とのことでした。墓地の入り口に辿り着くと、まずびっくりしたのがその大きさ。入り口の門のようなものが大きく、そして中をのぞくとどこまでも墓地だらけ。あまりにも大きすぎて、どちらかというと遺跡のような印象を持ちました。

お墓が大きい!

入ってまず最初に目に見えたのは、とても大きなお墓たち。このような大きなお墓は、かつての有力貴族や騎士・兵士などが埋葬されているんだとか。特に西暦を見てみると、イタリア統一の1861年前後や19世紀のものが多く、非常に歴史を感じました。

また、やはりこの大きいお墓は、裕福な一族ではないと購入できないそうです。その点に関しては日本と同じです。

家のようなお墓も

さらに驚いたのは、小さな家や教会のような形をしたお墓もたくさんあったこと。日本の場合、どんなに大きくても、墓石が大きかったり、面積が広かったりというだけですが、まさかそれを家のようにして囲ってしまうという発想に驚きました。

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こちらもお値段はかなり張るようです。ちなみに、先ほどからお話ししているタイプのお墓は、一族で入るのが普通のようで、その点は日本と同じだと思います。

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小さいお墓は、棚のように並ぶ

そんな巨大な墓の中に混じって、小さなお墓も多く見かけました。ですが日本のように地面に面して立っているのではなく、棚のようにそれぞれの棺が収納された形で眠っています。

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1人当たりの面積はかなり小さく、それほど裕福でなかったり、貧しい家庭の人はこのようなスタイルのお墓を購入するそうです。

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ちなみに、このスタイルのお墓が収納された、低いビルのような建物がいくつも建っていて、本当に墓地なのかと疑いたくなるような大きさでした。

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