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トレニタリアとイタロ、バス運行で収益拡大!特徴や注意点、将来性を考察

投稿日:2017-11-02 更新日:

大手鉄道会社、バス事業へ

イタリア全体を運行するイタリア国鉄トレニタリア(Trenitalia)と、主要都市間を結ぶ私鉄イタロ(Italo)が、それぞれ2016年5月及び11月頃から新たにバス運行を開始して注目を集めています。それはそれぞれ、フレッチャリンク(Freccia Link)とイタロバス(Italobus)と呼ばれるサービスです。

このバス事業とは一体どのようなものなのか、路線や注意点などを紹介していきたいと思います。

フレッチャリンクとイタロバス

それぞれはフレッチャリンクとイタロバスという名前でバスを運行し始めました。理由としては、鉄道が通っていない都市へのバス運行によって収益の増加を見込んだものです。

それぞれの運航路線については以下の通りです(2017年8月現在)。

フレッチャリンク

イタリア国鉄トレニタリアによる中距離バス。目的地と出発地一覧はこちらです。

目的地 出発地
シエナ ミラノ、ボローニャ、ローマ、ナポリ、パドヴァ、ヴェネツィア発フィレンツェ経由
ペルージャ ミラノ、ボローニャ、パドヴァ、ヴェネツィア発フィレンツェ経由
マテーラ、ポテンツァ、サレルノ ローマ、フィレンツェ、ボローニャ、ミラノ、トリノ、ナポリ
クレモーナ ローマ、フィレンツェ、ボローニャ発ブレシア経由
ソレント ローマ、フィレンツェ、ボローニャ、ミラノ、パドヴァ、ヴェネツィア発ナポリ経由
ピオンビーノ・マリッティマ、ピオンビーノ ボローニャ、ミラノ、パドヴァ、ヴェネツィア発フィレンツェ経由
ガッリポリ ローマ、カゼルタ、フォッジャ発レッチェ経由
コルティーナ ローマ、フィレンツェ、ボローニャ、ミラノ、ブレシア、ヴェローナ発ヴェネツィア経由

 

イタロバス

私鉄イタロによる中距離バス。イタロバスは、ミラノ、レッジョ・エミーリア、ヴェローナ、サレルノを起点として、イタリア各地へバスを運行しています。

路線の特徴

地方都市メイン

例えば就航している路線の特徴としては、イタリア地方都市がメインとなっていることです。これらの場所へは、イタリア各地から鉄道などでのアクセスがやや不便で、国鉄と地域の私鉄を乗り継ぐ必要があります。

例えばターラントからマテーラへの移動で最も簡単なのは南イタリアを運行するSud-Est線という会社の私バスを利用することです。これらの路線は観光客にとっては乗り換えが面倒だったり情報が曖昧だったりと、やや厄介なところもありました。

期待効果

ですが、これらの新たなバスを利用するとどうなるでしょうか。例えばローマから南イタリアのかかと・バジリカータ州のマテーラまで、トレニタリアやイタロを使って、一つの旅程、つまり一枚のチケットのみでアクセスできます。ネット予約も簡単で、同じ会社が運営しているため遅延などへの対応もあるはずです。

そしてローマからの場合、サレルノまでは鉄道で向かい、そこから駅前に待機しているイタロバスなどに乗り換えてマテーラに辿り着くことができます。

注意点

このお得な路線には注意点もあります。それは、バスのみの利用ができないことです。

例えばマテーラからサレルノまでイタロバスで向かいたくて、ローマまで行く必要がなくてもマテーラからサレルノのバス便のみは購入することができません(表示されるだけで購入不可マークが出てくる)。

鉄道とセットで購入しなければならないので、マテーラからナポリやローマの便を購入する必要があります。

バス界の動きを変えるか

個人的には、バスのみ利用もできるように今後改善されて欲しいと思っていますが、どちらもあくまで鉄道会社ですので、バス運営にはそれほど重きを置くつもりはないのでしょうか。それにしても私がマテーラからサレルノまで乗ったバスは、オフシーズンというのもありますが、乗客が合わせて5.6人と、寂しくなるような人数しか乗っていませんでした。始めたばかりのサービスをどのように拡大させていくか注目していきたいと思います。

昨今では大手バス会社のFlixbusが経営不振に陥ったものの、どうにかこうにか経営を続けていますが、今後もどうなるかは正直わかりません。そうした中で、鉄道と組み合わせてのバスの販売という意味では、これらの選択肢はFlixbusの強力なライバルになっていく可能性もあります。

さいごに

いかがでしたか?これらのバスが運行されることで、旅行の選択肢もグッと広がるはず。皆さんも、フレッチャリンクかイタロバスを利用しながら、快適な旅を楽しんでください!

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  • この記事を書いた人

編集者Y

1年間ローマに留学。マンマの家にホームステイをし、真のイタリア文化を身をもって体験。
観光学を専攻するために大学に通いつつも、大半の時間をローマっ子たちとの交流に費やす。
好きな街はタオルミーナとコモ。

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