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世界最古の共和国はイタリアの中に!どこよりも詳しいサンマリノ徹底解説書

投稿日:2017-10-04 更新日:

イタリアにもう一つの国

イタリア内にある国といえば、最初に思いつくのは世界最小の国であるヴァチカン市国ではないでしょうか?ですがイタリアにはもう一つの国があり、それが今回ご紹介するサンマリノ共和国です。

サンマリノ共和国はしばしば「山頂の独立国」「世界で5番目に小さい独立国」「世界遺産の街」などと呼ばれます。本記事ではそんなサンマリノ共和国の魅力に迫ってみたいと思います。

サンマリノの観光地を歩こう

中世らしい町並み

街の歴史は非常に古く、4世紀初頭、ローマ皇帝ディオクレティアヌス帝によるキリスト教迫害により迫害を受けた教徒たちが、石工であったマリーノを中心としてティターノ山に逃げ込み、そこで独立した国をつくって信仰を守った場所とされています。

町並みはどこも「いかにもイタリアの町」というようなもので、今でも中世都市の雰囲気を残しています。ですがその中でも非常に自然あふれる場所で、時間を忘れてゆったりとした観光を楽しむことができるはずです。雰囲気はローマ近郊のオルヴィエートやチヴィタ・ディ・バニョレージョに似ているかもしれません。

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展望台からの景色

ロープウェイで着いた人はまさにその場所、バスで着いた人も人の流れに乗っていくと最初に着くであろう場所が展望台です。ここからはサンマリノの景色を一望することができ、たくさんの観光客が写真を撮ったりして楽しんでいます。

ですが個人的には、ここから見える景色は緑色の自然だけ。ロープウェイの近くにある階段を上った先からの景色の方がかわいいオレンジ色の屋根と緑が最高に美しい場所がありますよ!

 

第一の砦

次に歩いていくと着くのが第一の塔(Rocca Guaita / Prima Torre)です。ここはサンマリノの(有料な)観光地の中では最も入る価値があると言えるのではないでしょうか。中世時代に要塞として利用されていただけあり、様々な特徴をもった塔の中をよく観察することができます。

11世紀に建てられ、3つの城砦のうち一番古い歴史をもつグアイタ。何度となく拡大と修復が行われてきました。その価値を最大に知らしめる事となった戦いは、1463年のマラテスタ家(現在のリミニ)との争いで、サンマリノ共和国の歴史では最後の戦いとなりました。また1975年まで何世紀にも渡って牢屋として実際に使用されていたそうです。

ちなみにチケットとしてもらえるカードは、€1.5で返金可能ですが、とてもかわいいのでお土産にもなると思います。

第二の砦

グアイタから徒歩約7分、ティターノ山頂の最高点(755m)にあるチェスタ(Rocca Cesta / Seconda torre )は、13世紀に建てられました。ここからのパノラマは素晴らしい!の一言に尽きます。中央部分は、他の2つの砦と同様に5角形の形をしており、同時代の建造物には見られない珍しいものです。現在は、中世時代の武器が展示されている博物館として利用されています。

第三の砦

グアイタ、チェスタを堪能したあと、緑が生い茂る小道を歩いて行くと、ひっそりと立つモンターレ(Rocca Montale / Terza Torre)が見えてきます。現在は入ることができません。この砦は14世紀に建てられました。ティターノ山の尾根に建てられ、主に遠くの敵を偵察する役目をもっていました。

これぞ!サンマリノな写真

第一の塔から第ニの塔への道のりがやや遠く、道も細いのですが、ここから見れる景色は「まさにサンマリノ」とでもいうべきもの。ここからの景色を見れればきっと満足いく写真が撮れるはず!ちなみに第二の塔近くにあるベンチのそばからもサンマリノらしい写真を収めることができるのでオススメです。この2か所のスポットをおさえれば完璧でしょう。

新緑のハイキング!

サンマリノに来て是非楽しんで欲しいのが、ハイキング。そこまで厳しい坂はないため、軽装でも歩ける上、コース自体も観光地に近いため、いつでも元の道に戻って休憩することができます。

前述の通り、サンマリノはとにかく緑に溢れた素晴らしいところ。私たちは興味本位で塔へのルートを外れて中を歩いてみましたが、気持ちいいのなんの。その日はかなり暑かったのですが、森の中ではひんやりとした心地良さを感じながらのんびりと散歩。

身体中に自然をたっぷりと感じる最高のハイキング。軽食はコース沿いにあった近くのベンチで、その日に買ったクッキーを食べました。

鳥のさえずりを聞きながらゆっくりと流れる時間。ずっとここにいたいとさえ思えました。

ジブリの世界へようこそ!

先ほどのかわいいオレンジの家と緑のコントラストがキレイな場所はご紹介しましたが、他にも美しい場所があります。それは第三の塔をちょっと過ぎた先にある、岩肌の上からの景色です。

そこから見える景色は、まるで宮崎駿監督が描くジブリ作品の世界に登場する町のような景色。

何といってもこの岩肌は頂点が空に突き出すようになっていて、下を見ればそこが崖であることがわかります。それでも、そんな場所だから味わえる柔らかなつむじ風、一切の家がない緑の絶景がそこにはあります。私たちはそこに座って2.30分ほどお話しながら休憩。第三の塔の近くまで行って、戻ってしまう人も多いと思いますが、ココは本当の絶景が見れる最高のポイントです。

歩きすぎに注意

さて、ここまでハイキングをオススメしたものの、サンマリノでの歩きすぎには注意してくださいね。というのも、サンマリノの中心地は非常に高度の高い位置にあるため、トレッキングをしているうちに気づいたら町の入り口近くまで来てしまった、なんてことも(私は2回ありました(笑))。

【次ページ】ランチ、お土産、宿泊のススメ

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  • この記事を書いた人

編集者Y

1年間ローマに留学。マンマの家にホームステイをし、真のイタリア文化を身をもって体験。
観光学を専攻するために大学に通いつつも、大半の時間をローマっ子たちとの交流に費やす。
好きな街はタオルミーナとコモ。

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