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どこよりも詳しいサンマリノ観光・徹底解説書

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イタリアにもう一つの国

イタリア内にある国といえば、最初に思いつくのは世界最小の国であるヴァチカン市国ではないでしょうか?ですがイタリアにはもう一つの国があり、それが今回ご紹介するサンマリノ共和国です。

サンマリノ共和国はしばしば「山頂の独立国」「世界で5番目に小さい独立国」「世界遺産の街」などと呼ばれます。本記事ではそんなサンマリノ共和国の魅力に迫ってみたいと思います。

サンマリノの観光地を歩こう

中世らしい町並み

街の歴史は非常に古く、4世紀初頭、ローマ皇帝ディオクレティアヌス帝によるキリスト教迫害により迫害を受けた教徒たちが、石工であったマリーノを中心としてティターノ山に逃げ込み、そこで独立した国をつくって信仰を守った場所とされています。

町並みはどこも「いかにもイタリアの町」というようなもので、今でも中世都市の雰囲気を残しています。ですがその中でも非常に自然あふれる場所で、時間を忘れてゆったりとした観光を楽しむことができるはずです。雰囲気はローマ近郊のオルヴィエートやチヴィタ・ディ・バニョレージョに似ているかもしれません。

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展望台からの景色

ロープウェイで着いた人はまさにその場所、バスで着いた人も人の流れに乗っていくと最初に着くであろう場所が展望台です。ここからはサンマリノの景色を一望することができ、たくさんの観光客が写真を撮ったりして楽しんでいます。

ですが個人的には、ここから見える景色は緑色の自然だけ。ロープウェイの近くにある階段を上った先からの景色の方がかわいいオレンジ色の屋根と緑が最高に美しい場所がありますよ!

 

第一の砦

次に歩いていくと着くのが第一の塔(Rocca Guaita / Prima Torre)です。ここはサンマリノの(有料な)観光地の中では最も入る価値があると言えるのではないでしょうか。中世時代に要塞として利用されていただけあり、様々な特徴をもった塔の中をよく観察することができます。

11世紀に建てられ、3つの城砦のうち一番古い歴史をもつグアイタ。何度となく拡大と修復が行われてきました。その価値を最大に知らしめる事となった戦いは、1463年のマラテスタ家(現在のリミニ)との争いで、サンマリノ共和国の歴史では最後の戦いとなりました。また1975年まで何世紀にも渡って牢屋として実際に使用されていたそうです。

ちなみにチケットとしてもらえるカードは、€1.5で返金可能ですが、とてもかわいいのでお土産にもなると思います。

第二の砦

グアイタから徒歩約7分、ティターノ山頂の最高点(755m)にあるチェスタ(Rocca Cesta / Seconda torre )は、13世紀に建てられました。ここからのパノラマは素晴らしい!の一言に尽きます。中央部分は、他の2つの砦と同様に5角形の形をしており、同時代の建造物には見られない珍しいものです。現在は、中世時代の武器が展示されている博物館として利用されています。

第三の砦

グアイタ、チェスタを堪能したあと、緑が生い茂る小道を歩いて行くと、ひっそりと立つモンターレ(Rocca Montale / Terza Torre)が見えてきます。現在は入ることができません。この砦は14世紀に建てられました。ティターノ山の尾根に建てられ、主に遠くの敵を偵察する役目をもっていました。

これぞ!サンマリノな写真

第一の塔から第ニの塔への道のりがやや遠く、道も細いのですが、ここから見れる景色は「まさにサンマリノ」とでもいうべきもの。ここからの景色を見れればきっと満足いく写真が撮れるはず!ちなみに第二の塔近くにあるベンチのそばからもサンマリノらしい写真を収めることができるのでオススメです。この2か所のスポットをおさえれば完璧でしょう。

新緑のハイキング!

サンマリノに来て是非楽しんで欲しいのが、ハイキング。そこまで厳しい坂はないため、軽装でも歩ける上、コース自体も観光地に近いため、いつでも元の道に戻って休憩することができます。

前述の通り、サンマリノはとにかく緑に溢れた素晴らしいところ。私たちは興味本位で塔へのルートを外れて中を歩いてみましたが、気持ちいいのなんの。その日はかなり暑かったのですが、森の中ではひんやりとした心地良さを感じながらのんびりと散歩。

身体中に自然をたっぷりと感じる最高のハイキング。軽食はコース沿いにあった近くのベンチで、その日に買ったクッキーを食べました。

鳥のさえずりを聞きながらゆっくりと流れる時間。ずっとここにいたいとさえ思えました。

ジブリの世界へようこそ!

先ほどのかわいいオレンジの家と緑のコントラストがキレイな場所はご紹介しましたが、他にも美しい場所があります。それは第三の塔をちょっと過ぎた先にある、岩肌の上からの景色です。

そこから見える景色は、まるで宮崎駿監督が描くジブリ作品の世界に登場する町のような景色。

何といってもこの岩肌は頂点が空に突き出すようになっていて、下を見ればそこが崖であることがわかります。それでも、そんな場所だから味わえる柔らかなつむじ風、一切の家がない緑の絶景がそこにはあります。私たちはそこに座って2.30分ほどお話しながら休憩。第三の塔の近くまで行って、戻ってしまう人も多いと思いますが、ココは本当の絶景が見れる最高のポイントです。

歩きすぎに注意

さて、ここまでハイキングをオススメしたものの、サンマリノでの歩きすぎには注意してくださいね。というのも、サンマリノの中心地は非常に高度の高い位置にあるため、トレッキングをしているうちに気づいたら町の入り口近くまで来てしまった、なんてことも(私は2回ありました(笑))。

ランチ

ピアディーナを食べよう

サンマリノ共和国に来たら是非食べて欲しいのが、ピアディーナという食べ物です。これは、ケバブのような雰囲気をしていますが、中身はパニーニのようで、とっても平たい形をしているのが特徴です。サンマリノが位置するエミリア=ロマーニャ州の代表的な料理でもあります。

店によりますが、自分で中に挟む具を選ぶことができるので、そこもちょっと楽しいポイントかも。分量的にはランチタイムがオススメで、私たちはピアディーナとビールをテイクアウトして、ベンチに腰掛けて晴れた空の下で食べました。本当に美味しかったです。

本当に中世の街にタイムスリップしたような落ち着いた街並みです。街の中心は、街の中腹くらいに位置しているこの自由広場。広場には自由の女神像が! 後ろには政調舎があります。広場にはレストランもあるので、休憩にも最適ですね。

夜景を楽しむなら宿泊を

観光地を足早に立ち去るのも良いでしょう。ですが本当の意味でその場所を楽しみたいのであれば、少なくとも1日以上滞在すること。そうすればその場所の色々な側面に気づくことができるはずです。近郊のリミニに宿泊して、日帰り観光なんてこともできますが、もし時間に余裕があればぜひサンマリノで1泊してみてはいかがでしょうか。

そうすればきっとこんな景色に出会えるはず。私もサンマリノといえば、「サンマリノらしい写真の景色」ばかりを思い浮かべていたので、本当に驚き、感動しました。キラキラとしていて、素敵でした。

お土産

特徴的なお土産が並ぶ

国のGDPの半分を観光業に依存するサンマリノ。やはり観光客相手のお土産屋さんなどは相当多いのですが、ここでは他のイタリアと比べても少し偏りがあったり特徴的なお土産が置かれています。

1.刀や弓矢などの武器

サンマリノで最も驚いたと言っても過言ではないのは、刀やエアガン、弓矢などの武器関連の商品を扱うお店が多いということ。サンマリノ自体が中世の要塞都市的な性格をもっており、これまでの戦争で幾度となく支配を目論む勢力を撃退してきたことから、非常に武器などの印象が強いようです。

品物自体は普通の刀からそこからは少し離れた日本刀、アニメキャラの刀(ワンピース・ゾロと書いてある刀など)、さらには何の関連もないハリーポッターの杖まで、ちょっと魔法チックなあらゆるものが並んでいました。

最初は誰が買うのかな、なんて思っていたのですが、観光しているとけっこう弓矢や刀を持った人(特に子供)を見かけたので、けっこう人気みたいです。

2.香水やサングラス

これらの商品は普段はかなり高いものですが、サンマリノはなんと消費税が存在しないため、物価も低く、値の張る商品も低価格で入手することができます。イタリアでセールの時に買ったサングラスが、それよりも安い値段で売られていてちょっとびっくりしました(笑)

門をくぐると坂、坂、坂!! 頑張って上っていきましょう! 両脇には陶器やお土産屋さんが。イタリアとは税率が異なるらしく物価も安いということで、香水やカバン、お酒のお店が並びます。車も通らないのでお店の様子を覗きながらゆっくり上っていきましょう!

3.サンマリノ通貨

サンマリノが採用する通貨はユーロ。実はユーロ通貨は「片面はその国独自のデザインで発行して良い」というルールがあるのをご存知ですか?

そして小さな国家ゆえに、発行数が少ないのがサンマリノのユーロ通貨。そのため非常に高価で取引されています。実際に本物を手に入れようとすると難しいものの、観光伽の私たちは、市内のお土産屋さんで購入することができます。

 

4.切手

観光収入の中でも重要な部分を占めているのがサンマリノのオリジナル切手。様々なデザインがあるため、記念切手としてのお土産にとてもオススメです!

もうひとつのオリジナルグッズは切手。国の収入源の重要な部分を占めているそうです。様々なデザインがあり、記念切手としてお土産に最適ですよ! これらのグッズはガリバルディ広場に面したお店で売っています。

5.入国スタンプ

サンマリノはユーロ加盟国なので、通常であれば入国スタンプは押してもらえせん。ですがインフォメーションセンターでは、私たちが持っているパスポートに入国スタンプを押してもらえるのです。

こちらのサービスは残念ながら有料ですが、サンマリノに行った証明書になるものはなかなか少ないので、是非押してもらっても損はないのではないでしょうか。

サンマリノへのアクセス

近郊の町であり、夏のリゾート地であるリミニから、サンマリノ共和国の中心地である山頂のサンマリノ市まで、毎日バスが出ています。約50分程度です。山道ですがそれほど急ではないので、車酔いの危険性も少ないはずです。

また、サンマリノ共和国内のボルゴ・マッジョーレ市(麓の町)からはロープウェイが出ています。10分ほどで山頂に到着です。もし車でサンマリノに向かう場合は、ロープウェイを利用して一気に山を登っていけば、美しい絶景を収められるかも!

さいごに

いかがでしたか?イタリアの中世都市の様子を残しつつも、独立国家として特徴的な国サンマリノ。アクセスは決して良くないものの、非常に訪れる価値のある場所ですので、観光を是非楽しんでください。

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  • この記事を書いた人

ゆうさん

『BUONO!ITALIA』の代表をしています。 ローマ・ラ・サピエンツァ大学に1年間留学。シチリア出身マンマが牛耳る大家族にホームステイし、様々な側面に触れる。イタリア語はCILS C1レベル。 現在は、イタリアの国民性と中小企業経営について卒論研究中。主な執筆記事は、社会問題、旅行、カルチョ、ポップ・ミュージックなど。

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