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【2018.07更新・カルチョ】あれから12年...2006年W杯優勝メンバーは、今どこでなにしてる?

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 12年前の優勝メンバーは、どこでなにしてる?

ヨーロッパNo.1を決める大会EURO2016、イタリアはドイツにPK戦で敗れベスト8で大会を去ることとなりました。そして2018年のFIFAワールドカップ・ロシア大会。イタリアはなんと予選で敗退し、参加できないという憂き目に...。

しかし、そんな苦境に立たされているイタリア・サッカー界にも最強と呼ばれた時代、つまり2006年のFIFAワールドカップ・ドイツ大会では、イタリアは様々な困難を乗り越え、優勝という快挙を成し遂げたのです!

では、その時の代表メンバー達は、今どこで何をしているのでしょうか?この記事では、ワールドカップに選出されたメンバー23人の、現在の活動を背番号順に紹介していきます(全て2018年7月1日現在)。

2006年ワールドカップ優勝メンバーの現在

1. ジャンルイジ・ブッフォン

【2006年の所属】

ユヴェントスFC

【2018年の所属】

ユヴェントスFCを退団し、無所属。

2002年の日韓大会では、全試合に出場するも4試合5失点と振るわず。今大会は、カンナヴァーロやマテラッツィと鉄壁の守備を構築し、攻撃的なイタリア代表を後ろから支えました。大舞台に強く、準決勝のドイツ戦、決勝のフランス戦では神がかり的なセーブを連発。

2017年にイタリアがワールドカップ・ロシア大会出場を逃したことで代表を引退し、その道をジャンルイジ・ドンナルンマに譲りました。2017-18シーズン限りでユヴェントスを退団し、新天地を探しています。

2. クリスティアン・ザッカルド

【2006年の所属】

パレルモ

【2018年の所属】

ハムルン・スパルタンズFC(マルタ)

ワールドカップ出場時はまだ24歳だった若手のディフェンダー。イタリア代表では右サイドバックとして主にプレー。バランスの良い守備とオーバーラップが持ち味でしたが、グループステージ2戦目のアメリカ戦で、ミスキックからのまさかのオウンゴールを献上し、それ以降はレギュラーをザンブロッタに譲る形になりました。

大会後は代表からは遠ざかりましたが、一時はACミランに所属し、本田圭佑ともプレー。まだまだ現役を続ける意欲は強いようで、現在はマルタのハムルン・スパルタンズFCでプレーしています。このクラブに移籍する際、ビジネスSNS・LinkedInで「元W杯王者です。あと2年は働けます」というメッセージを投稿して就職活動を行ったことが話題になりました。

3. ファビオ・グロッソ

【2006年の所属】

パレルモ

【2018年の所属】

エラス・ヴェローナ(監督)

この大会で最も輝いたサイドバックかもしれません。イタリアのディフェンダーというとまずは守備といったイメージですが、グロッソは高速のオーバーラップ、センタリング、シュートなど、攻撃力も光っていました。

準決勝のドイツ戦、延長後半ロスタイムに決めた値千金の決勝ゴール、決勝のフランス戦で、優勝を決める最後のキッカーとなるなど、まさにラッキーボーイと言える活躍をしました。

2013年に現役引退後は、ユヴェントスFCの下部組織で指導していましたが、ライセンスを取得後、2017-18シーズンはバーリの監督に。来シーズンからはエラス・ヴェローナの監督就任が決定しています。

4. ダニエレ・デ・ロッシ

【2006年の所属】

ASローマ

【2018年の所属】

ASローマ

ローマ生まれ・ローマ育ち・プロ以降に所属したチームはASローマだけという、生粋のローマっ子。グループステージ2戦目のアメリカ戦では、不用意な肘打ちで一発退場を食らいました。この試合はザッカルドもオウンゴールをしており、若い選手2人が評価を下げてしまった格好になりました。

その後出場がしばらくなかったものの、決勝戦・フランス戦ではスタメン出場。PK戦のキッカーも務め、しっかり成功させました。

EURO2016、2018ワールドカップ予選にも出場し、チームの精神的支柱としてピッチのみならずベンチからもチームを支えました。現在は代表を引退し、クラブ一本に専念しています。

5. ファビオ・カンナヴァーロ

【2006年の所属】

ユヴェントスFC

【2018年の所属】

広州恒大(中国・監督)

イタリアの伝統的なスタイルであるカテナチオを捨てる戦い方を選んだイタリア。しかし彼がいなければそんな戦術は成り立たなかったでしょう。身長176㎝と小柄ながら、圧倒的なボール奪取能力と危機予測の速さで最終ラインをコントロール。

大会で喫した失点をわずか2点におさえて、イタリアを優勝に導き、最終的にバロンドール(年間最優秀選手)にも輝きました。純粋なディフェンダーがバロンドールに輝いたのは、史上初の快挙でした。

2014年から監督業をスタートさせ、現在は中国の広州恒大で指揮を執っています。

6. アンドレア・バルザーリ

【2006年の所属】

パレルモ

【2018年の所属】

ユヴェントスFC

当時のディフェンスラインは、大半がユヴェントスFCとパレルモの選手で構成されていましたが、彼もそのうちの一人。出場は決勝トーナメント1回戦のオーストラリア戦のみ。マテラッツィの退場により全体のバランスをとるべく出場し、安定感ある守備を披露しました。

2010年頃から徐々に主力として頭角を現し、ユヴェントスFCとイタリア代表で、ボヌッチ、キエッリーニ、ブッフォンと共に最強の守備組織を構築しました。現在は37歳と、そろそろ引退が囁かれる年齢になってきましたが、次の世代にしっかりと世代交代できるでしょうか。

7. アレッサンドロ・デル・ピエロ

【2006年の所属】

ユヴェントスFC

【2018年の所属】

無所属(解説者など)

普段から短髪だったものの、この大会時は坊主頭だったことがかなり印象に残っています。大会前にあまりコンディションがよくなかったこと、リッピ監督がトップ下を置く4-4-1-1や変則4-4-2のフォーメーションを採用したことなどにより、当時調子を上げていたトッティの控えのジョーカーとして大会に臨みました。

準決勝・ドイツ戦ではロスタイムにとどめを刺す鮮やかな2点目、決勝・フランス戦では4人目のPKを成功など、大切な場面で結果を出しました。

2014年に現役を引退し、現在はテレビや雑誌の解説者・コメンテーターとしても活躍しています。今でも世界中に愛される永遠のファンタジスタです。

8. ジェンナーロ・ガットゥーゾ

 

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【2006年の所属】

ACミラン

【2018年の所属】

ACミラン(監督)

無尽蔵のスタミナと全力プレーを繰り返すメンタルを武器に、ボールに食らいつき相手の中盤をかき乱すその様は、まさに闘犬そのもの。2006年大会では初戦のガーナ戦以外の全試合に出場し、その異常なまでのボール奪取能力でチームを大いに助けました。

監督になってからも、サッカーへの熱い姿勢は変わらず、スイスやギリシア、イタリア3部ピサなどで監督業をしました。2017-18シーズンはモンテッラの後を継ぐ形でACミランの監督に就任。瓦解したチームを立て直し、どうにか6位に滑り込みました。

9. ルーカ・トーニ

【2006年の所属】

フィオレンティーナ

【2018年の所属】

引退

今大会は6試合に出場。決してスピードのあるタイプのフォワードではありませんが、ポストプレーやショートパスなどで前線の起点となる活躍を見せ、準々決勝のウクライナ戦では、2ゴールを挙げました。この年はセリエA得点王・ゴールデンブーツ受賞者として、W杯制覇の偉業を達成しました。

2014-15シーズンはエラス・ヴェローナに所属し、38歳ながらセリエA得点王を取るなど、その得点感覚は健在。2015-16シーズン限りで現役を引退し、現在はコメンテーターなどをしながら、サッカー以外の私生活を謳歌しています。

10. フランチェスコ・トッティ

【2006年の所属】

ASローマ

【2018年の所属】

ASローマ(フロント業)

日本人にも有名な「ローマの王子」。大会前の負傷で、序盤はなかなか思うようなプレーができなかったトッティ。しかし、チームのフォーメーション変更などの好影響を受けながら徐々にコンディションを取り戻すと、トッティらしいプレーが増えていきました。今大会は全7試合に出場。決勝は後半に交代、ベンチからPK戦の行く末を見守りました。

2016-17シーズンで現役を引退。引退試合は、ローマ全体が1日中盛り上がりました(詳しくは「トッティがローマに愛された理由。ローマの王子様のラストマッチに立ち会って思ったこと。」の記事をお読みください)。現在はASローマのフロントとして活躍しています。

11. アルベルト・ジラルディーノ

【2006年の所属】

ACミラン

【2018年の所属】

スペツィア(セリエB)

パルマやACミランで見せていた圧倒的な得点力を発揮するには至らなかったものの、ポストプレーや裏への抜け出し、ゴール前での運動量などでチームを救いました。決勝戦での出場はありませんでした。

2011-12シーズンにフィオレンティーナを退団後は、毎年チームを変えながらも現役にこだわり続け、現在はセリエBのスペツィアで活躍中。出場数は多くないながらも、昔の得点への嗅覚を感じさせるプレーで、チームを鼓舞しています。

12. アンジェロ・ペルッツィ

 

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【2006年の所属】

SSラツィオ

【2018年の所属】

SSラツィオ(クラブ・マネージャー)

ブッフォンの前にイタリア代表とユヴェントスFCの正ゴールキーパーとして活躍したゴールキーパー。小柄ながらも瞬発力が持ち味でした。今大会ではブッフォンがいたこともあり、出場機会はありませんでしたが、チームのまとめ役として存在感を発揮しました。

引退後はイタリア代表やサンプドリアなどでコーチをしています。現在は監督職は引退し、2016年にSSラツィオのマネージャーとしてクラブに復帰しました。

13. アレッサンドロ・ネスタ

【2006年の所属】

ACミラン

【2018年の所属】

ペルージャ(監督)

カンナヴァーロと並び、当時世界最高のディフェンダーと評されていたネスタ。しかし、グループステージ3戦目のチェコ戦で負傷してマテラッツィと交代。その後1試合も出場することができず。チームは優勝しましたが、ネスタ自身は悔しい思いをしました。

2016-17年までアメリカのマイアミFCでヘッドコーチを務めた後、2018年からはペルージャを指導。2018-19シーズンも指導が決定しています。

14. マルコ・アメーリア

 

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【2006年の所属】

リヴォルノ

【2018年の所属】

解説者

ブッフォン、ペルッツィというスーパーGKの存在もあり、第3ゴールキーパーとして世界王者になりました。

全盛期を過ぎた2004年ごろからはクラブでの出場機会も激減し、常に第2・第3ゴールキーパーのポジション。チェルシーやヴィチェンツァにも所属しましたが、出場機会はかなり限られていました(チェルシー時代の2シーズンに関しては0)。

現在は国営放送Raiと、メディアセット(Mediaset)で解説者を務めています。

15. ヴィンチェンツォ・イアクインタ

【2006年の所属】

ウディネーゼ

【2018年の所属】

不明

5試合にフル出場したワールドカップでしたが、初戦のガーナ戦で得点を奪い、フォワードとしての役割を果たしました。190㎝という長身を活かしたセットプレーやポストプレーなどに強みがありました。また献身的な前線からの守備ができることからも、チームプレーを好むリッピ監督に重用されることに。

引退後は指導者の道を歩みましたが、現在は武器の不法所持などで父とともに取り調べを受ける日々なんだとか...。

16. マウロ・カモラネージ

【2006年の所属】

ユヴェントスFC

【2018年の所属】

カフェタレロス(監督・メキシコ)

アルゼンチンにルーツを持つ彼は、ユヴェントス時代の恩師リッピ監督の下、積極的なハードワークと効果的なプレーでイタリアの右サイドをけん引しました。南米仕込みのテクニックで右サイドのアクセントとして貢献。スタメンの中でも長髪の選手はあまりいなかったため、印象的でした。

引退後はメキシコにわたり監督業をスタート。2017-18シーズンにはクラブの監督を務めています。

17. シモーネ・バローネ

 

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【2006年の所属】

パレルモ

【2018年の所属】

ユヴェントスFC(下部組織監督)

攻守にハードワークができるミッドフィルダー。ガットゥーゾやザンブロッタとやや役割がかぶっており、出場は2試合のみでしたが、途中交代で試合をしっかりと終わらせる役をこなしていきました。

現在は、ユヴェントスFCのU-16ディヴィジョンの監督を務めています。

18. フィリッポ・インザーギ

【2006年の所属】

ACミラン

【2018年の所属】

引退(ヴェネツィア監督)

2004-05年とクラブでなかなか輝けていなかったインザーギは、このワールドカップが約3年ぶりの代表招集となりました。役割がかぶるジラルディーノが主に出場し、その控えとして出場したのはわずか1試合。それでもその1試合(チェコ戦)でゴールを決め、さすがの得点感覚を見せつけました。

2014-15はACミラン、15-17はヴェネツィアFCで監督に。ヴェネツィアFCをセリエCから昇格に導き、セリエBでも5位に食い込むなどの実績が買われ、2018-19シーズンは、ボローニャFCの監督就任が決定しています。ACミラン時代は、やや時期尚早だった感も否めず、もう一度丁寧にステップアップしています。再びミランの監督になることはあるのでしょうか。

19. ジャンルーカ・ザンブロッタ

【2006年の所属】

ユヴェントスFC

【2018年の所属】

江蘇蘇寧足球倶楽部(中国・コーチ)

左右どちらでもプレーできるサイドバックであるザンブロッタは、リッピ監督に重宝され、初戦のガーナ戦以外の6試合に出場。ウクライナ戦ではスピーディーなオーバーラップから鮮やかなゴールを決めてみせました。

ユヴェントス、バルセロナ、ミランなどのビッグクラブを渡り歩いた彼は、現在中国の江蘇蘇寧でアシスタントコーチを務めています。

20. シモーネ・ペッロッタ

 

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【2006年の所属】

ASローマ

【2018年の所属】

解説者(イタリアサッカー協会)

タレントの多いイタリアにあって、決して目立つ選手ではありませんが、優れた危機察知能力でカンナヴァーロやマテラッツィの守備に貢献し、時には同じチーム所属のトッティと抜群の連携を披露しました。そして実は、今大会の全7試合に出場してます。

現在は、イタリア・サッカー協会で働きながら、コメンテーターとしてテレビなどで活躍しているようです。

21. アンドレア・ピルロ

【2006年の所属】

ACミラン

【2018年の所属】

引退

イタリアが誇る世界最高のレジスタ。大会全体を通して攻撃の中心選手は間違いなくピルロでした。ターゲットにピタリと合わせるセットプレーや長短の完璧なパスは圧巻の一言で、彼なしではワールドカップ制覇は間違いなく難しかったでしょう。開幕戦のガーナ戦では、ショートコーナーからスーパーゴールを決めました。

2017年11月に、アメリカのニューヨークシティで現役を引退。18年5月には、長年プレーしたACミランの本拠地であるサン・シーロで、デル・ピエロやロナウジーニョらとともに引退試合を行いました。

22. マッシモ・オッド

 

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【2006年の所属】

SSラツィオ

【2018年の所属】

不明(ウディネーゼ解任)

右サイドバックとしてスピードあふれる突破を見せた名手。ワールドカップでは、出場機会は準々決勝ウクライナ戦のみでした。

現役引退後は、ジェノヴァ、ペスカーラのユースで監督を務め、2015-16シーズンからはペスカーラ監督としてチームを率いるなど、監督業の方は確実にステップアップ。17-18シーズンはウディネーゼを率いますが、シーズン途中で解任されてしまい、次シーズンの見通しは未だ立っていません。

23. マルコ・マテラッツィ

【2006年の所属】

インテル・ミラノ

【2018年の所属】

不明(監督業休職中)

ネスタの負傷により彼の代役という形で急遽出場。クラブではなかなか輝けていませんでしたが、代表では安定した動きで守備を支えただけでなく、193㎝の長身を活かしたセットプレーから2ゴールをゲット。決勝・フランス戦での唯一のゴールも、彼の頭から生まれました。また、あのジダンの頭突きを誘った選手としても知られています。

2011年にはインテルで長友佑都と同僚となり、関係は非常に良好だった様子。一時は引退しましたが、サッカーがしたくて仕方なくなり、インドでプロに復帰しています。14-17シーズンに渡ってインドのチェンナイインで監督を務めましたが、現在は監督業などの仕事をしていないようです。

さいごに

いかがだったでしょうか。23人もいると、同じサッカー選手といえどもかなり異なったキャリアを歩んでいることが分かりますね。あなたの好きだった選手は、今どこにいましたか?

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  • この記事を書いた人

ゆうさん

『BUONO!ITALIA』の代表をしています。 ローマ・ラ・サピエンツァ大学に1年間留学。シチリア出身マンマが牛耳る大家族にホームステイし、様々な側面に触れる。イタリア語はCILS C1レベル。 現在は、イタリアの国民性と中小企業経営について卒論研究中。主な執筆記事は、社会問題、旅行、カルチョ、ポップ・ミュージックなど。

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