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航空会社、就航地は?羽田空港、イタリア発着便の就航が決定

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長らく調整が続けられてきた2020年3月29日以降の羽田空港発着枠。

これまでは規制されていた米軍横田基地上空を通過するルートが許可されたこと、訪日客・乗継客増加による羽田・成田の機能限界などを理由に、羽田空港の発着便を大幅に増やす議論が行われてきました(詳しくはWikipediaなどをご覧ください)。

そして、先日(9月2日)ついに発着枠が正式発表となりましたが、私たちイタリア愛好家としても非常に興味深い結果となったため、今回こうして久しぶりに記事を書いております。

羽田発着枠、イタリアも獲得

羽田空港発着枠は50往復分、分配されました。その一覧です。詳細をご覧になりたい方は、国土交通省のページをどうぞ。

便数
アメリカ 24
中国 8
ロシア 4
オーストラリア 4
インド 2
イタリア 2
トルコ 2
フィンランド 2
スカンジナビア(デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの3カ国) 2

目につくのは北米便の増加。しかしその中で、イタリア便にも発着枠が2往復配分されています。発着枠は、日本の航空会社と相手国の航空会社に均等に分配されるという原則がありますので、羽田ーイタリアを結ぶ直行便が、日本の航空会社で1便、イタリアの航空会社で1便、新規開設されることが決定的となったということです。

イタリア発着枠はANAが獲得

この発着枠を獲得したのは、日本では全日空(以下ANA)。

ANAは、2018年11月から、アリタリアーイタリア航空(以下アリタリア)とのコードシェア便にて成田ーローマ便を運航し、既にイタリアとの結びつきを持っていたことが、今回の配分にも影響したと言えます。

また、ANAの近年の路線戦略は、ホワイトスポットへの就航、つまりまだ日本からの直行便が飛んでいない都市への自社便開設がメインです。そうした意味でも、観光需要が見込めるイタリアにANA便を持つというのは、戦略上、理にかなっていると言えます。

念のため言っておきますと、イタリア側の航空会社はまだ明らかにはなっていませんが、恐らくアリタリアになるでしょう。

JALは0枠だが合理的な選択

https://jal.co.jp

ANAファンにとっては喜ばしい限りかもしれませんが、一方の日本航空(以下、JAL)ファンにとっては、残念な結果と言えるかもしれません。

JALは経営破綻後、一貫して収益性や効率性を重視し、他航空会社とのコードシェアや共同事業などに力を入れてきました。ヨーロッパにおいては、フィンエアー、ブリティッシュエアウェイズ、イベリア航空と共同事業を行い、ヨーロッパの既存のネットワークを大きく活用する手法を取ってきました。

イタリアは良くも悪くも観光需要の多い国ですので、FSCとしては収益を確保するのが難しい路線。その意味では、破綻後、一貫して高い収益性を確保しつつ健全経営をしているJALとしては、イタリア枠を取らない、というのもまた合理的な選択だと思えます。

就航都市は?

無難な増便か新設か

次に気になるのが就航都市。発着枠がやっと正式に発表されたばかりであり、現時点でANAとアリタリアがどの都市を就航させるか、という情報は一切公になっていません。

ですが、各都市の人口規模や需要を考えれば、ローマ便もしくはミラノ便の増設になる確率は高いのではないでしょうか。現在はアリタリアが週1日1便にて両都市へ運航していますが、発着地は成田。日本人からもイタリア人からも遠い成田よりは、都心に近い羽田の利便性は格別です。

しかし、増えた2枠をローマとミラノだけに割り当てたのでは、ローマとミラノに1日2便が就航することになります。それは、観光需要メインのイタリア路線における収益性という観点から、さすがに難しいのでは、と思ってしまいます。

水の都?花の都?

ここからはあくまでも個人的な意見ですが、ANAはローマ線かミラノ線は絶対に欲しいでしょうから、羽田の2枠にローマ線・ミラノ線を使い、成田発便の2枠のうち1枠はローマ線を維持、空いた1枠で新都市への就航、という可能性はあると思います。

過去の就航実績や需要から考えると、ヴェネツィア、次点でフィレンツェでしょうか。どちらもほとんどが観光需要ではありますが、それぞれミラノ、ローマから電車で3時間ほど要することもあり、選択肢の1つにはなり得ます。

さいごに

いずれにせよ、羽田空港からイタリア路線が就航することにより、日本の観光客にとってはよりイタリアを身近に感じられるようになるでしょう。これから路線の詳細が決まってくると思われますので、もし新たな動向があれば、サイトやTwitterなどで取り上げる予定です。

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  • この記事を書いた人

ゆうさん

『BUONO!ITALIA』代表をしています。 1年間ローマ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。卒論では、『1980年代以降のイタリア中小企業論』について考えました。社会人1年目。サイトSNSはこちら↓より。

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