メトロのポイントをまとめて解説!
前回のバス・トラム編に引き続き、今回は地下鉄・メトロの乗り方や混雑具合、注意点などをまとめました。
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ローマを訪れるなら利用すること必須のメトロ、是非ポイントを学んでおきましょう。
メトロの利用方法
事前に...チケットを買う・行き先を調べる
メトロのチケットはタバッキやメトロの駅の券売機で購入しましょう。ローマの地下鉄は主にA線とB線の2つで、日本に比べれば圧倒的に分かりやすいことが特徴です。
見たい観光地の最寄り駅の名前くらいをうっすら覚えておけば十分でしょう。
電光掲示板で電車のくる時間を確認
時間の不正確さに定評のあるイタリアですが、その対策として、あと何分くらいで次の電車がくるか表示するパネルが設置されています。これを確認しながら待ちましょう。
電車に乗る
電車が来たら、落書きにビビらずに乗り込みましょう。ちなみに、緑のボタンがありますが、これを押しても押さなくてもドアは開くので安心してください。なんのために設置されているのかよくわかりません(笑)
ちなみに、時々扉が壊れていて開かない場合もあるので覚えておきましょう。
なるべく奥へ
メトロの地下鉄には泥棒が多く潜んでいると言われています。ドア付近に立っていると、カバンなどをひったくられてそのまま逃げられる可能性もあります。
また、混雑時もドア付近が一番ぎゅうぎゅうになるのは日本と同じ。混んでいるときほどカバンやポケットへの注意が行き届かなくなりやすいので、なるべく奥の方に立つようにしましょう。
アナウンスに従って降車
バスとは違い、メトロにはアナウンスが(基本的に)ついているので安心です。どのような放送が流れているかも、解説しておきます。
最初のアナウンス
Prossima Fermata ...(次の駅)Direzione ○○○(終点駅) Next Stop ...(次の駅) Direction ○○○(終点駅)
日本語訳「次は...駅です。この電車は○○○行きです。」とイタリア語と英語の順で言ってくれます。
着く直前のアナウンス
In arrivo a ...(次の駅)Uscita lato destro/sinistro Arriving at ...(次の駅) Right/Left side exit
日本語「...駅に着きます。出口は右/左側です」と、こちらもイタリア語と英語の順でアナウンス。
混雑具合
次にメトロの混雑具合について考えてみたいと思います。
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朝
ラッシュ時
朝のラッシュ時、メトロの中心駅は人であふれます。多くの人が使うであろうテルミニ駅、特にA線は、あまりにも人が多くて全員がホームに並びきれないほど。
そして入ってくる電車も人でいっぱいなので、かなり乗り降りが激しく危険です。イタリアには降りる人が先の文化がない人もいるので、降りようとしている人をかき分けて乗り込む人もよく見かけます。
7-8:30の出勤や通学に被る時間が一番乗りにくいです。カバンはしっかり身体の前に置き、常に触れられるようにしておきましょう。
ラッシュ後
徐々に空き始めるので一安心です。
団体観光客はこの時間帯に移動することが多いので、一時的な混雑はありますが、それほどでもありません。この辺の時間を狙えば、混雑したメトロに乗らなくて済むかもしれません。
昼~夕方
基本的にたくさん人はいませんが、必ず座れるかは微妙。バスに比べ安定して人が乗っています。
夜
ラッシュ時
朝とほぼ同じくらい。帰りはなぜかA線とB線の混み具合がほぼ同じくらいになります。テルミニ駅周辺でかなりの人が降りるので、そこをねらい目にして空席を探しましょう。
ラッシュ後
一気に空き始めます。空席もちらほらあるかなという雰囲気。深夜になるとちょっと怖い雰囲気もありますので、なるべく早めに帰宅するのが吉でしょう。
ちなみに11時過ぎに乗った時は、テルミニから数駅離れるとほぼガラガラでした。
その他の注意点
稀にアナウンスがない電車がある
ごく稀ですが、放送がかからない電車が存在します。なぜなのかは分かりませんが、一度だけ乗りました。ちなみに現地のローマ人もアナウンスがないと自分がどこだか忘れてしまうようで、しきりにキョロキョロしていました。
物乞いや演奏者には注意(メトロ)
これは他の交通機関には見られませんが、車内で多くの人が物乞いをしています。旅行中一度は出会うかもしれません。
彼らは車両に入ってきたと思うと、自分の問題(赤ちゃんがいる、明日食べていくこともできないなど)を話したり、身体に障害がある場合はそれを見せながら、小銭をもらおうとします。
他には、アコーディオンやヴァイオリンなどを突然車内で演奏し始め、終わると小銭を回収しにやってきます。
もしお金を渡す気持ちがないのであれば、目を合わさないようにしておきましょう。
黄色い線の近くには立たない
日本と同じことですが、イタリアでもホーム転落による事故が後を絶ちません。先月も2人が地下鉄のB線で挟まり、意識不明の重体になりました。
特に朝のメトロは、通路が狭い上にものすごく混むので、細心の注意を払ってください。
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