【2020.07更新】イタリア・サッカー界の未来を担う若手選手ベスト11

イタリア代表の若手ってどうなの?

皆さん、最近のイタリアサッカーについてはご存知でしょうか?サッカー・イタリア代表(通称アッズーリ)といえば、2006年のFIFA W杯・ドイツ大会を優勝し、数々の名プレイヤーを生み出してきた、世界トップレベルのチームでした。

そんなイタリアでしたが、最近は世代交代の遅れや内部対立問題などもあり、ヨーロッパやW杯でなかなか結果を出せない低迷期に。そして2017年には、W杯本大会出場をかけたプレーオフに敗れ、60年ぶりにワールドカップを逃すという、最悪の事態に。

そんな暗黒時代を過ごしているイタリア。ですがそんな時期にあるからこそ、これまで曖昧にしてきた内部抗争や癒着、選手の世代交代など、様々な問題に対処することで膿を出し切り、新生アッズーリにならなければならない時が来たのです。

今後のイタリアは、2021年のEUROと2022年のカタールワールドカップにおいて結果を出すことが必要となります。そのためには、これまでベテランに頼っていた部分に若手がどんどん進出し、新しい力が加わる必要があるでしょう。

そこでこの記事では、今後のイタリア代表を担っていくであろう若手選手(23歳以下の選手)でベストイレブンを組み、今後のイタリアを占ってみようと考えています!

編集履歴

【2020.07編集】ジャンルカ・マンチーニ、ステファノ・センシ→アレッサンドロ・バストーニ、サンドロ・トナーリへ変更

イタリアの未来を背負う11人

GK:ジャンルイジ・ドンナルンマ

説明不要のイタリア代表正ゴールキーパー。偉大なレジェンド、ブッフォンと同じ名・ジャンルイジを持つ彼は、まさに名実共に彼の正当後継者と言えるでしょう。

17歳から代表、ACミランのトップチームでプレーしています。魅せるビッグセーブは少ない印象ですが、それは身体能力に依存しない予測能力の高さを表しているのでしょう。

なによりも彼の活躍を支えているのは、強靭なメンタル。デビューした17歳から常に落ち着き払ったプレーが光っており、大舞台にも動じることがありません。また、自分のミスから失点するようなことがあっても、気落ちするとか、繰り返しミスをするなどの場面はなく、淡々と自分のプレーをすることができます。

今後は、ミランでも代表でも、CLやW杯などのトップレベルでの国際経験を積むことができるかが、さらなる成長のカギと言えるかもしれません。

基本情報

  • 名前:ジャンルイジ・ドンナルンマ(Gianluigi Donnarumma)
  • 生年月日:1999年2月25日
  • 身長・体重:196cm・90㎏

RSB:ダヴィデ・カラブリア

カラブリアは、10歳からACミランのユースに所属する生粋のミラニスタ。初めてのトップチームでの出場機会は、2014-15シーズンの1試合。その後はユースと行き来をしながら徐々にトップチームに馴染むように。

身体はそれほど強くないが、テクニックとスピードで相手と対峙し敵陣深くまで切り込みます。

ミランでは同じポジションでプレーするコンティに比べて守備に対する意識が高く、既に様々な役割をこなす選手になりつつあります。ただそれでも課題は守備。今後のさらなる成長に期待したいところです!

基本情報

  • 名前:ダヴィデ・カラブリア(Davide Calabria)
  • 生年月日:1996年12月6日
  • 身長・体重:177cm・70㎏

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CB:ダヴィデ・ベッテッラ

インテルのユース育ちのCB。18/19シーズンにアタランタに700万ユーロ(約9億円)というかなりの移籍金で移籍した後、セリエBのペスカーラにレンタルに出されていますが、現在のところ、それほど出場機会は多くない様子。

身長は185cmとCBの中ではまずまずながら、エアバトルにはめっぽう強い選手。それは攻撃面でもいかんなく発揮されており、イタリア代表の各年代別でも1ゴール以上を挙げています。キャプテンシーにも溢れ、各年代別でチームを引っ張ってきました。

一方で、時々犯す致命的なポカミスと、ロングフィードの正確性が今後の課題と言えます。ラノッキアっぽさがあると感じるのは、私だけでしょうか(笑)

基本情報

  • 名前:ダヴィデ・ベッテッラ(Davide Bettella)
  • 生年月日:2000年4月7日
  • 身長:185㎝

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CB:アレッサンドロ・バストーニ

19/20シーズン、イタリア人CBの再注目選手として現れたバストーニ。最初はバックアッパーくらいかなと、正直思っていました。

しかしシーズンが始まると、アントニオ・コンテ監督にかなり重用され、アトレティコ・マドリ―から移籍してきたディエゴ・ゴディンをベンチに追いやる活躍を見せ、ステファン・デフライ、ミラン・シュクリニアルと3CBを形成。

出身はアタランタユースで、2017年にインテルに移籍した後、17/18シーズンはアタランタにレンタルバック、18/19シーズンはパルマにレンタル。パルマでは24試合に出場するなど活躍を認められ、インテルに戻ってきました。

190㎝の高身長、スピードも十分あり、センターバックとしての素質は十分。また何よりも左利きであることが稀で、組み立てへの参加や前線への追い越しなど、若さを活かしてパワフルに活躍しています。

基本情報

  • 名前:アレッサンドロ・バストーニ(Alessandro Bastoni)
  • 生年月日:1999年4月13日
  • 身長・体重:190cm・75kg

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LSB:ジュゼッペ・ペッツェッラ

15/16 にパレルモのトップチームに昇格し、2017年の夏に、ウディネーゼと契約。そして18/19シーズンの冬にジェノアにローン移籍してきました。既にセリエAでの試合経験も豊富な選手。

左サイドが主戦場で、3バックの際にはウイングバックとしてもプレーできますが、ウディネーゼではサイドバックを務めています。攻撃時のポジショニングがよく、サイド攻撃の起点になったり、連携から大外を突破したりが得意ですが、肝心のクロスの精度がやや低いのが惜しいところ。また守備面でもこれからの成長が期待されています。

サイドバックながら身長186cmと大柄で、過去には、インテルやナポリなどのビッククラブの注目を集めていました。代表においてもこのポジションは、慢性的な選手不足に陥っている感の否めない分、彼の急成長が待たれます。

基本情報

  • 名前:ジュゼッペ・ペッツェッラ(Giuseppe Pezzella)
  • 生年月日:1997年11月29日
  • 身長・体重:185cm・81㎏

CMF:サンドロ・トナーリ

まさしくイタリアのニュースターにふさわしい一人。ネクスト・ピルロの呼び声が高いのは、彼のプレースタイルのみならず、その容姿も少し若き日のピルロに似ていること、同じブレシアでキャリアをスタートさせたこともあるでしょう。

キックモーションのエレガントさ、冷静沈着な佇まい、正確なロングパスなど...、ボールの扱いがうまく、非常に視野も広い。

19/20はブレシアでプレー。来シーズンはインテルへの移籍が噂されていますが、それ以外にもユヴェントスや様々なクラブが獲得に乗り出していると言われており、プレーそのものだけでなく、どこでプレーするかにも注目が集まります。

長らくピルロのようなレジスタが生まれていないアッズーリだからこそ、より国民の期待も高いのではないでしょうか。

基本情報

  • 名前:サンドロ・トナーリ(Sandro Tonali)
  • 生年月日:2000年5月8日
  • 身長・体重:181cm・79㎏

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CMF:ニコロ・バレッラ

後述するザニオーロと同じ名前「ニコロ」を持つバレッラ。18/19シーズンまでは自身の出身地であるカリアリでプレーし、若くして完全にチームのバンディエラ的存在でした。19/20シーズンからはインテルに移籍。今シーズンはややケガが多く、まだまだ才能の全てを発揮しきれてはいません。

常に年代別代表に選出され続け、同年代の選手の中でも最も優れたMFとされてきました。172cmと小柄ながら、中盤ならどこでもプレー可能で、よく走りよく攻守に顔を出します。

パス・シュートは正確ながら、持ち前のスタミナで守備もこなせる貴重な存在。ガッゼッタ紙は彼を、「スティーヴン・ジェラード」と評していました。

基本情報

  • 名前:ニコロ・バレッラ(Nicolò Barella)
  • 生年月日:1997年2月7日
  • 身長・体重:172cm・68kg

CMF:ニコロ・ザニオーロ

セリエAファン以外からもどんどん注目を集めているASローマのスター。アタッキングサードでは、彼一人で違いを創ることができます。

昔は短髪でしたが、最近は少し髪を伸ばしている様子。生まれはトスカーナ州北部のマッサ(Massa)という町ですが、幼少期は父の故郷であるジェノヴァで2年間プレーしていました。その後は4年間フィオレンティーナでプレーし、インテルに行ったものの、トップチームでの出場機会はないまま、18年夏にローマに移籍。

21歳とは思えない、落ち着き払ったドリブルや前線でのボール捌きは一見の価値あり。なかなかボールを失わず、中盤のペッレグリーニやCFのジェコとの連携もかなり良い模様。

また身長も190cmと、トップ下にしては非常に高いです。最近はかなりボディバランスも向上しており、手のつけられない選手になりつつあります。

基本情報

  • 名前:ニコロ・ザニオーロ(Nicolò Zaniolo)
  • 生年月日:1999年7月2日
  • 身長・体重:190cm 79kg

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RWG:フェデリコ・キエーザ

父に元イタリア代表でフィオレンティーナやパルマなどでプレーしたエンリコを持ついわゆる2世プレイヤー。イタリア北部・リグーリア州のジェノヴァ生まれです。現チームキャプテンのペッツェッラが離脱中は、キャプテンを担うこともあり、非常に若いチームをまとめ上げています。

フィオレンティーナのユース時代は、左ウイングとして、中央に切り込むドリブルやシュートを得意としていましたが、現在のクラブでの主戦場は右サイド。上半身を巧みに使った緩急鋭い勢いあるドリブルが特徴的。また、ファイティングスピリットもかなり強いようで、18/19シーズン・第25節・インテル戦で繰り返し主審に抗議する姿には、圧倒されました。守備にも奔走できるタイプの選手です。

最近のイタリア代表はサイドには、ベルナルデスキ、ポリターノやインシーニェ、さらにはケアンがおり、競争は激しいと予想できますが、それでも確実に輝ける選手だと思います。

基本情報

  • 名前:フェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)
  • 生年月日:1997年10月25日
  • 身長・体重:175cm・70kg

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CF:パトリック・クトローネ

ミラノが州都のロンバルディア州のコモ出身。ACミランユースからの生粋のミラニスタでしたが、18/19シーズン新加入のピオンテクにポジションを奪われる格好で、イングランド・プレミアリーグのウルバーハンプトンへ移籍。

ウルブスでは24試合3ゴールの結果でしたが、ホームシックに陥ったと噂され、レンタルという形で母国イタリアのフィオレンティーナに移籍。12試合2ゴールと、あまり目立った活躍はできていませんが、本当に頑張って欲しい選手の1人です。

ペナルティエリア内では無類の強さを発揮するストライカータイプ。一対一やワンタッチでのシュート、ヘディングなど、ゴール前でとにかく結果を出そうというスピリットに溢れています。

その姿勢は攻撃時のみならず、前線からのチェイシングに参加する様子からも窺えます。

基本情報

  • 名前:パトリック・クトローネ(Patrick Cutrone)
  • 生年月日:1998年1月3日
  • 身長・体重:183cm・79kg

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LWG:モイゼ・ケアン

この記事ではイタリア語での発音に基づいてモイゼ・ケアンとしています。

イタリアとコートジボワールの国籍を持つ19歳のFW。両親はコートジボワール人で、ピエモンテ州ヴェルチェッリ(Vercelli)という人口約4万人の小さな町出身。ユヴェントスにいましたが、19/20シーズンにプレミアリーグのエヴァ―トンに完全移籍。

5大リーグにおける21世紀生まれ初の得点者として注目を集めました。プレーはとにかく速くて強くて上手い。ユヴェントス時代は彼が出ると何かしら結果を残していた気がします。

しかし、鳴り物入りで加入したエヴァ―トンでは、リシャリルソン、カルバート・ルインなどに阻まれてスタメン出場がなかなかできず、26試合1ゴールと、ほとんど結果を出せていません。

基本情報

  • 名前:モイゼ・ケアン(Moise Kean)
  • 生年月日:2000年2月28日
  • 身長・体重:182cm・72㎏

さいごに

今後こうした選手たちが、将来のイタリアを担って、素晴らしい時代を築き上げてくれることを楽しみにしています。

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  • この記事を書いた人

ゆうさん

『BUONO!ITALIA』代表をしています。 1年間ローマ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。卒論では、『1980年代以降のイタリア中小企業論』について考えました。社会人1年目。サイトSNSはこちら↓より。

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