永遠の都ローマには、毎年多くの観光客がやってきます。この記事を読んでいる方の中にもローマに訪れたことのある方もいるのではないでしょうか?せっかくの海外、ましてやファッションの国であるイタリアに行くなら、オシャレしたい!と考える方も多いでしょう。
オシャレするのはとっても素敵ですが、足元、つまり靴には気を使っていますか?ローマは世界一歩きにくい街と言っても過言ではないほど、足を破壊してくる街。靴選びを慎重にしないと後悔することになる5つの理由をご紹介いたします。
ローマが足を破壊する5つの理由
一日市内観光をしていたら、20kmも歩いてしまったこともある街ローマ。何十人もの観光案内をしてきた私が、その恐怖をまとめました。
1.歩道が細くて足の置き場がない
ローマは歩道らしい歩道が多くありません。少ないとはいいませんが、人の多さや圧倒的な交通量を考えれば、やはりその歩道幅は合っているとは言えないでしょう。
また観光地付近の広い歩幅の場所には大抵、ストリートパフォーマンスをしていたり、移民の方々が露店を開いていたりお土産を持ちながら練り歩いていたり、と思い通りに歩けないことが多いのです。
どこが歩道で車道か分かりにくい場所が多い上に交通量が多いため、後ろから走ってくるバスやバイクなどに対して時々怖さを感じます(特に私は身体が大きいので)。
2.サン・ピエトリーノが足を破壊する
皆さんはサン・ピエトリーノと聞いて、何かピンとくるでしょうか?
名称はあまり有名ではありませんが、イタリアを訪れたことのある方なら必ずこの上を歩いたことがあるであろう、この独特なイタリア式石畳のことをサン・ピエトリーノ(San Pietrino)と呼ぶのです。
16世紀にローマ教皇により「重量のある馬車が通っても耐えうる強い舗装を」と発案され、その後中央イタリアを中心として広がっていくことになります。
この小さな石、一見するとしっかり舗装できていそうですが、老朽化などの影響で石同士の間に隙間ができ、その隙間につまずいたり、ヒールがひっかかったりと、観光客のみならずローマ人を困らせる典型になっています。
オシャレをして颯爽と歩きたいローマですが、足元に不慣れなものを履くと後悔する代表例です。
3.道路の舗装がめちゃくちゃで足が疲弊
サン・ピエトリーノだけでなく、ローマの舗装は最悪過ぎます。首都として一体どうなんだ、と思うほどです。ローマの舗装はあまりにもバラバラで、歩いているだけで疲れてしまいます。
例えばサン・ピエトリーノを歩いていると突然コンクリートの道になり、しばらくしたら舗装がしっかりされていない土ぼこりのあがるような道に、今度はアスファルトに...といった形です。
様々な舗装路を歩くと、思っている以上に足に負担がかかって疲れます。ローマの都市計画の中で、いかに適当に補修工事が繰り返されてきたかの現れといえるのではないでしょうか。
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4.人が多過ぎるて足にストレス
首都だからこその悩みといえる部分もあるかもしれませんが、ローマは人が多過ぎます。朝の電車も道端も、いつでもどこでも人が多くて、歩くだけでも足にストレスがかかります。人の間を縫いながら長い距離を歩いているとけっこう疲れるものです。
もし疲れた時は、カフェが飲めるバールなどに入って、リラックスしてみてはいかがでしょうか。
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5.アップダウン、階段
ローマは想像以上にアップダウンのある場所です。それもそのはず、ローマには7つの丘の街と呼ばれ、ローマの市街地全体にはゆるやかな斜面の丘が至る所にあります。
歩いているうちにいつの間にか足が疲れているのはその辺りが理由だと思うのです。また、各観光地が広く階段も多いので、足のケアには注意が必要ですよ。
さいごに
いかがでしたか?ローマのみならず、イタリアを歩く際には、ヒールなどではなく、履き慣れたスニーカーなどを強くオススメします。足が痛くなってしまうと常に辛く、冗談ではなく旅行の楽しさが半減してしまいます。
まだスニーカーをお持ちでない方は、旅行前に購入するようにすると良いでしょう。
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