【ローマ】願掛け&縁結び！観光のついでにパワースポット巡りはいかが？

コロッセオをはじめとする壮大な遺跡、一度では回りきれないほど多くの観光スポット、カルボナーラ、スペイン広場でショッピング…。ガイドブック通りの観光も楽しいですが、今回紹介するのは、一味変わったローマの歩き方。

世界中の人々を魅了し続ける「永遠の都」には、願いを叶えてくれると言われている場所もあるんです。この記事では、願掛けや縁結びの地として知られるスポットを５つ紹介します。ローマに行ったことのない方も、ローマ上級者の方も必見です！

ローマの願掛け&縁結びスポット

1．偉大なパワーを感じたいなら…パンテオン

いつも多くの観光客で賑わうパンテオン。その歴史をローマ時代にまで遡ることのできる神殿で、パンテオンの名は「すべての神々の」という意味だそう。

典型的な古代ローマ建築を思わせる外観も魅力的ですが、パンテオン内部の美しさには圧倒されます！入り口から円形の本堂へ入ると、画家ラファエッロやかつてのイタリア国王ウンベルト1世、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世らの墓、そして彫刻や絵画がぐるりと囲みます。

そして天井を見上げると、クーポラの中央に丸い窓が！

 

 

 

 

 

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Danilo Tribiniさん(@danilotribiniph)がシェアした投稿 - 2018年11月月16日午前12時22分PST

「悪魔が逃げた際にできた穴」とも言われたこの天窓には外からの光が差し込み、なんとも神秘的な空間を作り出します。この美しさゆえ、パンテオンはローマのパワースポットとされているんです。

ナヴォーナ広場から徒歩6分ほどの距離にあり、無料で入れるのも嬉しいところ。観光に疲れたらパンテオンを訪れて、神々の偉大なパワーを感じてリフレッシュしてみては？

【スポット情報】

2．ローマへの再訪を願って…トレビの泉

ローマで絶対に見逃せないスポットのひとつ、トレビの泉。この泉にコインを投げ入れる、というおまじないは有名ですが、コインの枚数によってその意味が変わるのをご存知でしょうか？

願い事に応じたコインの枚数は以下の通り。

• コイン1枚…ローマへの再訪が叶う
• コイン2枚…愛する人と一生一緒にいられる
• コイン3枚…恋人・結婚相手との別れが叶う

また、コイン3枚を同時に投げ入れる際には、1枚目のコインがローマへの再訪、2枚目のコインが新しい恋、3枚目が結婚を叶える、という説もあります。

コインの投げ方にも、ただコインを投げ入れればいいというものから、泉に背を向け、右手で左肩の上から投げる、と細かな指示があるものまで諸説あり。願い事を叶えるのは簡単ではなさそうですね。

コインのおまじないの他にも、泉の右側にある水飲み場の水、通称L’acqua dell’amore—「愛の水」をカップルで飲むと永遠に別れないという言い伝えも。

眺めるだけでも美しい定番観光地・トレビの泉。訪れた際には、ぜひおまじないも試してみてくださいね。

3．忘れられない恋がある？…ルクレツィアの像

ヴェネツィア広場のすぐ近く、サン・マルコ教会の前にひっそりと建っている、こちらの女性像。何も知らなければそのまま通り過ぎてしまいそうですが、実はこの像の胸を触ると恋の痛みを忘れさせてくれる、という言い伝えがあるのです。

彼女の名前はルクレツィア。この像はローマに6体あるstatue parlanti—「話す像」のうちの1体で、唯一の女性像。16世紀頃の民衆によって、権力者の悪口や風刺を書いた紙が貼られたことから「話す像」と呼ばれているようです。

像は高さが3メートル近くありますが、その胸に触れるのは小柄な方でも難しくありません。忘れられない恋がある方は、古くから民衆の声に耳を傾けてきたルクレツィアの力を借りてみてはいかがでしょうか。

4．映画さながらに愛を誓おう…ミルヴィオ橋

メトロA線Flaminio駅前からトラムの2番Mancini方面行きに乗り、Pinturicchioで降車後、歩くこと約8分。周りに特に目立った観光スポットは何もありませんが、美しい橋が見えてきます。

テヴェレ川に架かるこのミルヴィオ橋は、歴史を紀元前115年にも遡ることのできる古い橋。彫刻で華やかに装飾されているとはいえ、一見普通の橋。それでも、ローマの若者をはじめとして、この場所を訪れる人々は世界中から後を絶ちません。

この橋の人気ぶりは、実は2007年の映画「Ho voglia di te」の影響。同名の小説を原作としたこの映画には、このミルヴィオ橋で愛を誓う、というシーンがあります。

愛の誓いの手順は以下の通り。

1. 南京錠に名前を書く
2. 鍵をかける
3. 川に背を向け、鍵を投げ入れる

映画と同じように愛を誓おうと、世界中のカップルがミルヴィオ橋の街灯に南京錠をかけた結果、街灯が折れてしまい、一時は南京錠をかけることが禁止されました。

その間も愛を誓おうとするカップルは絶えず、ネット上の世界でミルヴィオ橋に鍵をかけるウェブサイトが作られたほど。そんな人気ぶりに、当時のローマ市長が新しく柱を作り、現在では再び多くの愛の鍵がかけられています。

「私とあなたはおとぎ話の中の二人」という意味の落書き。読むだけで照れてしまいそう。

橋からの眺めも美しいので、ゆっくりとお散歩してみるのもオススメです。

5．天使が見守る愛の橋…サンタンジェロ橋

最後にご紹介するのは、映画『ローマの休日』にも登場するスポット。

サンタンジェロ城からまっすぐ伸び、テヴェレ川に架かるサンタンジェロ橋。「天使」の名を冠し、かつてのローマ法王の依頼でベッリーニが制作した天使像が飾られた華やかさが印象的です。

ここでもミルヴィオ橋と同様、橋の欄干に南京錠をかけて愛を誓う恋人たちの姿が多く見られます。ヴァチカン市国、サン・ピエトロ大聖堂からも近く、観光の途中に立ち寄りやすいロケーションが魅力。鍵はかけたいけれど、ミルヴィオ橋に行く時間はない！という方にオススメの橋です。

大切な人と訪れるなら、日没後がおすすめ。光り輝くサンタンジェロ城とゆったりと流れるテヴェレ川を眺めながら橋を渡れば、忘れられない1日の終わりになるでしょう。

おわりに

よく知られた観光地からマイナーなスポットまで、ローマのパワースポットを紹介しました。イタリア旅行の定番となっているローマ観光ですが、次に訪れた際にはぜひ、願い事をしながら美しき「永遠の都」を歩いてみてくださいね。

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