現地在住者が教える!ローマで観光するなら覚えておきたい5つのこと

現地在住者が教える!ローマで観光するなら覚えておきたい5つのこと

ゆうさん

学生時代にローマ・サピエンツァ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。今は日系企業で国際提供業務に従事する社会人3年目。イタリアで仕事をする機会を細々と狙っています。サザンオールスターズとサンドウィッチマンが大好き。

ローマ観光の心構え

イタリア旅行の際には、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?特に難しいルールや規則なんかはもちろんありませんが、ローマでの観光を楽しむために最低限知っておいた方がいいことにはどんなことがあるのでしょうか。

本記事では、イタリア・ローマを楽しむための心構えを、現地ローマで留学中の私の視点から紹介していきたいと思います。

ローマで観光するなら覚えておきたい5つのこと

1.トイレはなるべくホテルで

トイレ

旅の楽しさにも関わることなので、一番最初にしました。実はローマ、街中になかなか公衆トイレがありません。

日本はどこにでもトイレがあるためイメージがつきにくいかもしれませんが、例えば駅などでもトイレが有料だったり、またトイレ自体が無いことが非常に多くあります。ちなみに、ローマの中心テルミニ駅も有料トイレしか確認できませんでした。

トイレ

イタリア人は最悪の場合、裏路地の物陰に隠れて用を足すこともあるようですが、観光客の私たちにとっては至難の技。なるべくホテルでトイレに行くことをオススメします。

どうしてもトイレに行きたくなってしまったときは、近くのバーなどでトイレを貸してもらえないか頼みましょう。だいたいの場合は貸してくれます。

バーガーキング

また、マクドナルドやバーガーキングなどのファストフード店にはトイレがあり、多くの人が、ハンバーガーを食べるためではなく用を足すためにやってきます。

イタリアのトイレはめちゃくちゃ狭くて座れなかったり、鍵が壊れていたりと、かなり難ありなので注意です。私はバーガーキングのトイレの鍵が開かなくなり、店員の助けを呼ぶハメになりました。

2.信号は無視して良い

信号

日本人はどこでも基本的に信号はしっかり守りますが、イタリアに来たら守る必要はありません。しばしば「なぜ日本人は車が通っていないのに渡らないんだ?!」と聞かれるくらいです。

また、イタリアは全体的に人用の信号が少なく、反対側に行くためには非常に遠くまで歩かなければならないことも。

信号

また、イタリアは基本的に人優先なので、たいていの場合車が止まってくれるので安心です。時折、猛スピードで走るバイクや車も見かけますのでご注意を。

もしあなたが渡りたいところに信号が無ければ、自分の勘で渡ってみてください。2.3日もすれば慣れますが、日本に帰ったら同じことをしないように!

3.カバンは常に目の届くところに

これはよくホストマザーに言われることなのですが、ポケットに貴重品を入れてしまうとスリに遭うリスクが高まります。特に日本人はポケットに様々なものを入れることが多いので、スマホやサイフはなるべくカバンにしまっておきましょう。

泥棒

また、「イタリアは南部(ローマ・ナポリなど)は危険で、北部(トリノ・ミラノ・ヴェネツィアなど)は安全だ」などという話をよく聞きますが、あくまでも多少の差です。トリノでスリに遭った話も聞いたことがあるので、イタリアの場合どこにいても注意が必要でしょう。

泥棒

4.過度な心配は無用

様々な本やサイトに、イタリアでスリに遭った、ひったくられた、などなど、多くの不安をあおる内容が記されているので、イタリア旅行にかなり不安を感じている方もいるかもしれません。

ですが、「日本とは違う」ということを頭に入れておけば問題ありません。カバンは目の届くところに置く、体に触れるようにしておく等、様々に得た情報を活用して対策してください。

せっかく旅行に来たのに、常に気を張り詰めていると疲れてしまいます。最低限のルールを守れば、不安を感じずにイタリア・ローマ旅行を楽しめるはずです。

5.バスやトラムは遅れて当然

「イタリア人は時間にアバウト」なんてことを良く聞きますが、必ずしも個人のせいではないようです。というのもイタリアのバスやトラム(路面電車)は、待てど暮らせどなかなか来ません。

バス停

イタリアは全体的に交通渋滞が多く、バスなどが時間通りに走ることはできないのです。ローマの場合、そもそも時刻表などなく、「5:45-22:30の間に運行」と書いてあるだけです。

1本逃してしまうと20分くらい待たされるなんてこともザラなので、根気強く待つことをオススメします。

バス停

そのため、近場の場合は、バスを待っているよりも歩いてしまった方が早く着くような気がします。私は、自分が歩くかそれともバスを待つかの判断をするためのアプリMuoversi Romaを使ってバスやトラムの時間を把握しています。後々別の記事で紹介予定なのでしばらくお待ちください。

ローマ旅行を楽しもう!

いかがだったでしょうか。ここに記したことは、守らなければならないこと、というよりも、よりよく楽しむためのポイント5つです。

日本にいるのとは何から何まで違うと感じるかもしれませんが、そんな経験もすべて思い出になるはず。皆さんもローマ旅行の際は、楽しいローマライフを送ってくださいね!

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学生時代にローマ・サピエンツァ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。今は日系企業で国際提供業務に従事する社会人3年目。イタリアで仕事をする機会を細々と狙っています。サザンオールスターズとサンドウィッチマンが大好き。

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