北の絶景・トヴェル湖
今回の写真ギャラリーで紹介するのは、日本人にはほぼ誰にも知られていないであろう秘境・トヴェル湖です。あまりにもマイナーな場所なので、まずは写真を見ながらどんな場所か一緒に追いかけていきましょう!
秋の極寒トレンティーノ・トヴェル湖
秋の鮮やかな湖
トヴェル湖はイタリア北部トレンティーノ=アルト・アディジェ自治州に属している湖です。周囲を囲む山には、世界遺産であるドロミーティを接し、本当に雄大な自然を感じられる場所です。
通常の季節に訪れるても良いのですが、秋の紅葉の時期は、より一層美しく見えます!
湖のほとりをしばらく歩いたところから見える景色。遊歩道を歩くと見える紅葉、接する山が次々に変わるので、色々な場所から写真を撮るといいでしょう!
木枝の間から見えるトヴェル湖と山。イタリアでは赤い紅葉に出会える場所は珍しいので、こんなに赤と黄色のグラデーションがみられる場所はなかなかありません!
雄大な山と湖
穏やかな水面や森に注目しがちですが、冬の雄大なドロミーティには大注目です。白い雪と曇り空、エメラルドグリーンの水面が一層絶景らしさを増します。
トヴェル湖へは、近郊の町であるトレントから車で山道を40分ほど。くねくねの道をかなり進むので、箱根の山みたいな感じです。
冬直前のドロミーティと湖。写真からでも寒さが伝わってきますね。この日の寒さは当然0度を下回っていました。ここからの景色はとても好きです。
トヴェル湖入り口付近の、橋の上から撮影した一枚。この日は少し風があったので、水面が揺れてしまっていますね。この辺りは湖の水を触りやすい場所です。冷たすぎて次第に湖が凍り始めるので、あまりオススメはしません笑
赤い湖
トヴェル湖の不思議として語られているのは、夏や冬に水面の色が変わることです。特に夏は赤色に変わることが知られていて、見たことがないような場所に変貌します。
まだなぜ変化するのか、ハッキリとした理由は分かっていないとのことです。とっても不思議です!
鏡張りのトヴェル湖
秋で、なおかつ風が無ければ、この鮮やかな山並みを鏡張りとして完璧に収めることができます!どっちが上か下かわからなくなるほどの絶景は、見たら一生忘れられません。
本当に美しすぎて、寒くて凍えそうですが、ずっとここにいたいなと感じました。エメラルドグリーンの湖が林の色とマッチしていますね。
遊歩道の入り口あたりから撮れる一枚。昼間だったのですが、ここは逆光になってしまってなかなか写真が撮りにくかったです。代わりに水面を撮影してみました。透明でした。
これは遊歩道の奥まで進んだところからの一枚。
極寒の秋・冬、綺麗な氷
寒い寒いトヴェル湖では色んな氷に出会えちゃいます。完全に凍り始めた水面の上に、球形のキレイな氷が!
こちらは落ち葉が凍って、氷の玉の中に入っています。驚いて思わず写真を撮ってしまいました。
鋭いつらら。いたるところに伸びていました。ちなみに、右の欠けているつららは、友達が折って鼻に入れていました笑 冷たくて痛かったようです。
秋の小道
遊歩道も含め、秋の歩道は雪がいっぱいです。スタッドレスタイヤなどがないとやや危険な場所もあるので、注意しましょうね。
林と雪。
極寒の絶景
いかがでしたか?秋のトヴェル湖はとにかく寒いですが、とにかく美しい景色が広がっています。もう主要都市を廻り尽くしてしまった人にとっては、「死ぬまでに行きたい絶景」に含めてもいいような場所でした。