第1回・第2回の記事はこちら!
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花の都フィレンツェを歩く②~チェントロ(中心街)~
チェントロ(中心街)から東へ
「花の都フィレンツェを歩く」第3回は、チェントロ(中心街)から東を目指していきましょう。
今回の見どころは
サンタ・クローチェ教会
ミケランジェロ広場
この2つです。
今回も最後には素晴らしい景色を堪能できます。
それではAndiamo!(行きましょう!)
ヴェッキオ宮から散歩スタート!
シニョリーア広場から散歩を始めていきましょう。
広場の中心にから見て、ヴェッキオ宮の左壁に沿ってグレーチ通り(Via d.Greci)が続いています。
この道をまっすぐ進めばサンタ・クローチェ教会のある広場にたどり着きます。
サンタ・クローチェ教会(Basilica di Santa Croce)
グレーチ通りを抜ければ、すぐにこの教会が見えてきます。
この教会は13世紀末に建造が開始され、約50年の歳月を経て現在とほぼ同じ大きさになりました。
前回巡ったドミニコ派のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会とは、チェントロを挟んで対になる位置にあります。
この教会はフランチェスコ派で、博物館にはアッシジのフランチェスコの修道衣の一部も保存されています。
教会内部にはフィレンツェに縁のある276の墓が収められています。
ミケランジェロ、マキャヴェッリ、ガリレオ・ガリレイ、ダ・ヴィンチ…数々の有名人たちが眠っています。
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アルノ川を越えて
次はミケランジェロ広場を目指しましょう。
広場はチェントロ側からアルノ川を渡った先の小高い丘の上にあります。
サンタ・クローチェ教会を背に、グレーチ通りの入口まで戻ると、左側にベンチ通り(Via de Benc)があります。
ここを直進するとアルノ川にかかるグラツィエ橋に出るので、これを渡ります。
この橋からヴェッキオ橋を写真に収めるのもグッドです。
橋を渡った後は、川沿いの道のセッリストーリ川岸通り(Lungarno Serritori)を直進します。
よく目立つ背の高い聖ニッコロの塔のところまで、アルノ川の眺めを楽しみながら歩きましょう。
ミケランジェロ広場(Piazzale Michelangelo)
聖ニッコロの塔にたどり着いたら、坂と階段を通って交互に丘を登っていきます。
広場までジグザグに登っていく階段なので、ジョットの鐘楼やドゥオーモのクーポラへの階段を経験された方にとっては朝飯前かもしれません。
広場から見るフィレンツェの景色は、これもまた筆舌に尽くしがたいものがあります。
ドゥオーモ、ジョットの鐘楼、ヴェッキオ宮、ヴェッキオ橋、サンタ・クローチェ教会…
フィレンツェを代表する建築物を一度に臨むことのできるポイントとして、街外れながら多くの観光客で賑わっています。
ミケランジェロ広場へのバス運行
「時間がなくて広場まで歩いてはいけない」という方には、バスをお勧めします。
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の東側、12番のりばから約10~13分間隔でバスが運行しています。
13番のりばからも広場へ向かうバスに乗車できますが、少々遠回りになるため、注意が必要です。
終わりに
今回は、サンタ・クローチェ教会とアルノ川を越えた先のミケランジェロ広場まで足を伸ばしてみました。筆者はドゥオーモよりもサンタ・クローチェ教会の内部のほうがちょっぴりお気に入りだったりします。
より厳かな雰囲気が漂っていますし、観光客も少なめなので静かに見学ができます。フィレンツェに滞在してちょっとお時間のある方、今回紹介したコースを試してみてはいかがでしょうか。
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