絶景だけじゃない!「死にゆく町」チヴィタ・ディ・バニョレージョの観光地解説

絶景だけじゃない!「死にゆく町」チヴィタ・ディ・バニョレージョの観光地解説

ゆうさん

学生時代にローマ・サピエンツァ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。今は日系企業で国際提供業務に従事する社会人3年目。イタリアで仕事をする機会を細々と狙っています。サザンオールスターズとサンドウィッチマンが大好き。

絶景写真だけじゃない!チヴィタの観光地

有数の秘境といえる場所にあるチヴィタですが、それでも年間30万人が足を運ぶ一大観光地となっているというから驚きです。

あまりにも、例の写真が有名でインパクトが強いために、チヴィタ内部の観光地が忘れられてしまうほど。それでも、いくつかの観光地がありますので、一緒にチェックしてみましょう!

チヴィタの観光地

3つの主要な教会

1.サン・ドナート教会

最も最古の教会はサン・ドナート教会(Chiesa di San Donato)で、起源600年に建てられたとされているから驚きです。

ローマ帝国の歴史的建造物の前にはやや霞んでしまうように見えますが、それでもチヴィタという、地震や地質の隆起活動が盛んに起こる場所で、このような教会を維持するというのは、非常に難しいことなはずです。

2.サンタゴスティーノ教会

続いて2つ目の教会はサンタゴスティーノ教会(Chiesa di Sant'Agostino)です。

数世紀に渡って、当初のロマネスク様式から中世らしいゴシック様式に改修されたという過去をもっています。

3.サン・ボナヴェントゥーラ教会

 

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3つ目の重要な教会はサン・ボナヴェントゥーラ教会(Chiesa di San Bonaventura da Bagnoregio)です。チヴィタの教会の中では最も有名で、人々の信仰の場所になっていました。

ちなみにサン・ボナヴェントゥーラは、チヴィタ生まれの司祭かつ神学者であったとされています。

博物館

教会などは宗教的な観光地ですが、もう少し世俗的なものもここで紹介しましょう。

1.地質博物館

正式名称は「地質や土砂崩れに関する博物館」というやや物騒な名前の博物館です。

チヴィタの歴史編でも解説しました通り、この場所は自然的にも非常に厳しい環境にあり、地震、土砂崩れ、風化や侵食などに晒され続けてきました。これらの困難に市民はどのように立ち向かってきたのかを学べる場所です。

2.タルッフィ美術館

町にもう一つあるタルッフィ博物館(Museo Taruffi)は、どちらかといえば近代的なもの。それぞれの時代ごとの自動車やバイクなどが展示されています。

展望台

書くまでもなく誰もが訪れる場所だとは思いますが、一応。全方位を森に囲まれている様子を360度に渡って見渡すことができます。粘土質凝灰岩でできたカランキ渓谷の眺めもここから確認できるはずです。

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ゆうさん

学生時代にローマ・サピエンツァ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。今は日系企業で国際提供業務に従事する社会人3年目。イタリアで仕事をする機会を細々と狙っています。サザンオールスターズとサンドウィッチマンが大好き。

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