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【決定版】元在住者が解説!はじめてのローマで絶対に訪れるべき観光地トップ10

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世界中から大量の観光客がやってくるローマ。イタリアの首都であることや、映画『ローマの休日』で様々なスポットが有名になったことから、やはり日本人からの人気も圧倒的な街です。しかしローマには超がつくほど有名な観光地が多すぎて、どれを見たらいいか、どのように見たらいいかに迷ってしまうこともあります。

そこでこの記事では、「初めてローマを訪れる方」を対象にして「訪れるべき観光地トップ10」を簡潔にご紹介します。また、せっかく在住していた私が書くのだから、是非他のサイトの類似記事よりもより実際に目で見た・経験したことを多く盛り込んで紹介していきたいと思います。

初めてローマを観光する人が絶対に訪れるべきスポット・トップ10

10位 真実の口

有数の観光スポットである真実の口(Bocca della Verità)が第10位なのがローマの凄さです。もともとはローマ帝国時代のマンホールの蓋として活用されていたこの大きな石板は、とっくに役目を終えていた1632年、テヴェレ川沿いのサンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁に飾られることとなりました。

「真実の口」という名前の由来は「貴賤の心がある者がその口に手を入れると手を食いちぎられてしまう」という伝説に基づいています。映画『ローマの休日』の中でグレゴリー・ペックが手を噛みちぎられたふりをしてオードリー・ヘップバーンを驚かせるシーンは有名ですよね?

いつ行っても長蛇の列ができている真実の口ですが、やっぱり口に手を入れて写真を撮るのは定番中の定番なので、絶対にトライしてみましょう。私はなるべく朝霞夕方に訪れて混雑を少しでも回避しようとしていました。

ちなみにこの真実の口、本当に壁に引っ付いているだけなので、私が初めて訪れた時は「あれ?意外に小さい」というのが率直な感想でした(笑)

9位 サンタンジェロ城

「聖天使の城」という神々しい名前を持つサンタンジェロ城(Castel Sant'Angelo)で、ローマ皇帝ハドリアヌスが自身の霊廟とするために建築し、次の皇帝アントニウス・ピウスの時代に完成しました。ハドリアヌスは、現代で言う「終活」をこの時代に行っていたわけです(笑)

霊廟として建てられたはずなのに、彼の死から約200年が経った頃からは軍事施設として活用され始め、403年には城壁の一部として組み込まれてしまいます。実際中に入ってみると要塞としての見張り屋や砲台、銃を撃つための穴などの戦闘に特化した設備が至る所に見られます。

それというのも、ヴァチカン市国のとても近くにあったこの城は、その後も歴代のローマ教皇によって要塞としてドンドン機能性を高め、堅牢でスキの無い建物に改築されていきます。囚人を捉えておくための牢獄もあったのですが、昔のまんまに保存されていて、何というか、とてもリアルでした。

ヴァチカン市国から直接行くのはではなく、城の目の前のサンタンジェロ橋を通るのがオススメ。ここからの景色を記憶に収めずに帰ってしまうのはとてももったいない!と個人的には思います。夕景・夜はまた雰囲気が大きく変わるため、写真撮影にもぴったりです。

8位 ナヴォーナ広場

ローマのガイドブックにはけっこう載っているはずなのに、なぜか他の観光地に比べて知名度が低くて悲しい!のが、ナヴォーナ広場(Piazza Navona)です。この広場には3つの噴水がありますが、特に有名なのは、バロック期の天才的な建築家ベルニーニ(Bernini)が手掛けた泉「4大河の噴水(Fontana dei Quattro Fiumi)」です。

17世紀中頃に世界で最も大きいと考えられていた4つの大河(ガンジス川、ドナウ川、ナイル川、ラプラタ川)を擬人化した彫刻たちが強烈な個性を放っています。ちなみにこの頃は、ヨーロッパ人にアマゾン川の存在が認知されておらず、代わりに現在のアルゼンチンを流れるラプラタ川が南米大陸最大と考えられていました。

また、この彫刻はあまりにもリアルなことから、この噴水が建築された頃には「ラプラタ川の像が勝手に動いて、目の前にある教会の鐘を直していた」という言い伝えができたほどです。ちなみに彼ら4人の足元には、ライオンやヘビ、イルカなど7種類の動物の彫刻もありますが、そちらも目を見張るほどリアル。噴水全てをじっくり観察するなら、30分以上はかかると思います。

また昼間は画家や大道芸人、夜はダンサーなど、様々なアーティストの活動拠点としても活用されており、いつ行っても非常に活気溢れる広場です。ベンチも多く用意されているので、じっくり腰を下ろして人間観察、なんてのも良いかもしれません。ちなみに私もナヴォーナ広場に行ってはベンチでボケーっとしてました(笑)

7位 ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂

遺跡に溢れるローマにあって、ひときわ強烈な存在感を放つのが白亜の建築物ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂(Monumento Nazionale a Vittorio Emanuele II)です。このやたらと長いヴィットーリオ・エマヌエーレ2世というのは、19世紀半ばまでバラバラだった領土をイタリア王国として1つの国に統一した初代の王様であり、王国の父とかイタリア統一の象徴として今日まで愛されています。

名前が長いので、この建物自体はヴィットリアーノ(Vittoriano)と呼ばれます。ちなみに、ミラノにあるヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアも、同じ人のことを指しています。1911年に建築されたモニュメントなのですが、とにかく壮大で立派!正面のヴェネツィア広場から見上げるとその様子が分かりますが、イタリアにとってこの国王がいかに重要な意味を持ってきたかがよくわかります。

彫刻を見ながら階段を上っていくと、ヴェネツィア広場やその先にあるコルソ通りまでの街並みを一望することができます。個人的に、こんな建物があることはそこまで知らなかったので、初めて見た時は本当に驚きましたし、かなり気に入りました。

ちなみに中はヴィットーリオ・エマヌエーレ2世が生きた19世紀中頃の武器庫として開放されています。さらに建物の裏手に回るとエレベーターがあり、記念堂の屋上まで行くことができますよ!屋上からの景色は圧巻なので、時間がある方は是非。

6位 パンテオン

ローマ帝国の建築技術の高さをまざまざと見せつけられるのがこのパンテオン(Pantheon)です。「全ての神のための神殿」という意味を持つこのパンテオンは、紀元前25年に初代皇帝アウグストゥスの側近であったアグリッパを中心として建設されました。しかしこのパンテオンは火事によって焼失してしまったため、現在私たちが見ることができるのは紀元118-128年に皇帝ハドリアヌスによって再建築されたもの。

外見だけでもとにかく荘厳ですが、一番の驚きは中に入ってから。なんとドーム型をした天井に9mほどの大きい穴が開いているのです。幾つものアーチを少しずつくっつけることでこうしたカーブを生むことに成功しています。2000年も前からこうした技術を持った職人がいたというのだから驚くばかりです。本当に中の様子には惚れ惚れしてしまうというか、上を見上げて口をぽっかりと開けてしまいそうです。

綺麗な写真を収めるのには、多少技量が必要かもしれませんが、晴れた日に根気強く挑戦してみてください。穴から光が差し込んで、まるで天使が降りてきたかのような美しさです。

ラファエロの墓

昔はローマ帝国の全ての神を祀っていましたが、今は聖母マリア信仰のためのキリスト教の教会となっています。しかし観光客があまりにも多いので、普段祈りを捧げる人はそれほど多くありません。ちなみにここには、ルネサンス期の画家として有名なラファエロ、前述のヴィットーリオ・エマヌエーレ2世、そして彼の息子のウンベルト1世の墓がおさめられています。

5位 フォロ・ロマーノ

コロッセオの傍にあるThe 遺跡ゾーンがあります。そこがフォロ・ロマーノ(Foro Romano)です。フォロ・ロマーノは、ローマ帝国時代には政治・経済・宗教の中心として栄えていて、現代版の国会議事堂である元老院や、大きな市場、重要な意味を持つたくさんの神殿がありました。そんな場所だったからこの地域には、カエサルやアウグストゥスといった、ローマ帝国の歴史に非常に重要な人物が住んでいました。

しかし写真などを見ると、正直、ボロボロな遺跡だなという印象があります。とても昔は栄華を極めた場所には見えないですよね?しかしこれは、5世紀末にローマ帝国が崩壊した際に、異民族によってその多くが破壊されてしまったからなんです!

もしその全てが保存されて残っていたら、と思わずにはいられませんが、それでも遺跡の中をゆっくりと歩くだけで、ここで生活をしていた多くのローマ人の息遣いを感じることができると思います。

ちなみにこのフォロ・ロマーノ、何となく歩くだけでも十分楽しいのですが、逆に何となくだと「あの建物なに?」状態を繰り返しまくって楽しさが半減してしまいます。なので、定番のガイドブック片手に散策したり、事前に少しだけでも予習するのがオススメ。

4位 スペイン広場

こちらは真実の口ほどではありませんが、やはり『ローマの休日』で一大観光地の仲間入りを果たしたスペイン広場(Piazza Spagna)。この階段でオードリー・ヘップバーンがアイスクリームを食べていたのをマネして、誰もがここでアイスを食べて写真を撮ろうとした結果、階段周辺はゴミだらけに。今では食べ物を持っているだけで「ここは飲食禁止です!」とパトロールに注意されるようになってしまいました(笑)

スペインの名前の由来は、この近くにスペイン大使館があったことから。ちなみにこの階段自体は、2本の鐘楼が特徴的なトリニタ・ディ・モンティ教会に向かうための階段として、フランス人外交官によって作られたものです。モンティ教会内はフランス語の記載しかないことからも、この教会がフランス教会の管轄であることが分かります。ローマにいながらスペインやフランスが登場するのもちょっと面白いですね。

スペイン広場の前は、イタリアのみならず世界中の超高級ブランドのテナントが立ち並んでいて、どこに入るにも背筋が伸びてしまいます。もし買い物をする予定がある場合は、すこしオシャレな格好をして観光すると良いと思います。

晴れた日の日中は、階段を撮っているのか人を撮っているのか分からないほど観光客でごった返します。綺麗な写真を撮りたいのであれば、朝や夕方、もしくは夜に訪れると、比較的人が少ないでしょう。

3位 トレヴィの泉

「コインを投げる場所」として有名なのはトレヴィの泉(Fontana di Trevi)。ここは本当に観光客が多くて、座る場所を確保するだけで一苦労。特に晴れた日はいつも混んでいるので、頑張って席を探して、せっせとコインを投げましょう。

このトレヴィの泉は、もともとは初代ローマ皇帝アウグストゥスの命で誕生した人口の泉でしたが、18世紀にローマ教皇クレメンス12世の指示を受け、イタリアを代表するバロック時代の建築家二コラ・サルヴィ(Nicola Salvi)によって改築されて今日のような巨大な姿に生まれ変わりました。

中央にいる筋肉ムキムキの大男は海の神ネプチューンで、貝の上に乗っています。その下にいるのは2頭の暴れ馬で、操られまいと必死に抵抗しています。馬の表情や脚の筋肉の動きなど細かい部分を近くで見れば、その躍動っぷりを一層感じ取れます。

ではトレヴィの泉でのコインについて解説いたしましょう。まずは投げ方から。右手でコインを持ち、左肩の上を通して後ろに投げるようにします。次に枚数について。1枚だと「またローマに戻ってこれる」、2枚だと「恋人とローマに来れる」、3枚だと「恋人と別れられる」という言い伝えがあります(笑)もちろん、迷信めいたお話ですが、やっぱり投げてみると楽しいものですよ。

2位 ヴァチカン市国

世界で一番小さな国、という謳い文句とともにヴァチカン市国(Vaticano)はよく知られています。実際に歩いてみるとほんとに小さくて、一周しても3,40分くらいの国です。ヴァチカンは、キリスト教カトリックの総本山で、毎年クリスマスには多くのカトリック教徒の皆さんがやってきて、サン・ピエトロ大聖堂で祈りを捧げます。

サン・ピエトロの名前の由来は、キリストの12使徒の1人であるペトロ。彼が殉教した場所に建てられたのがサン・ピエトロで、もともとはもっと小さな教会でした。その後紆余曲折様々な歴史を経て、歴代教皇がこの場所で権威をふるいました。ヴァチカンの名前は、この地域一帯が、ヴァチカヌスの丘という場所だったことに由来しています。テルミニ駅やコロッセオなどから歩くとかなり距離があります。

イタリアとヴァチカンを隔てる国境はなく、自由に出入りすることができる分、別の国に入った実感は全然ありません(笑)広場をぐるっと囲うようにしてヴァチカンを守る聖人たちに圧倒され、聖堂の中に入ればその荘厳さと輝かしさに圧倒されてしまいます。

ピエタ

私に限ってかもしれませんが、ここに入ると「すごーい!」という言葉を発することはなく、ただただこの特有の空気感を感じ取るために、心なしか静かになってしまいます。聖堂を入って右手すぐにあるミケランジェロ作『ピエタ』も、日の光に照らされると一層神々しさを増します。

ヴァチカン美術館・アテナの学堂

サン・ピエトロ大聖堂には、併設されたヴァチカン美術館があり、歴代ローマ教皇のコレクションが所狭しと収められています。こちらは予約なしだと2,3時間待つこともあるため、予約必須です。予約については「ヴァチカン美術館の個人予約・チケット発行手順を徹底解説」の記事で解説していますので、参考にしてください。

1位 コロッセオ

やはり1位をコロッセオにしないわけにはいきませんでした(笑)1年留学しても、そのくらい好きだったのがコロッセオ(Colosseo)です。とは言ってもコロッセオの内部よりも、やはり外から見たフォルムや毎回「お~」と思ってしまうほどのその圧倒的なインパクトにやられてしまいます。

このコロッセオは紀元前80年に建築された円形闘技場で、様々な見世物やグラディエーター(剣闘士)による決闘などが開催され、ローマ市民達を多いに盛り上げた場所です。この中では本当に多くの人間や動物の血が流れたと聞くと非常にむごたらしい想像ができますが、例えそうした建物であっても今日までその形をほとんど変えずに残っていることには驚きしかありませんね。

ちなみに、コロッセオといえば、一部だけ欠けたフォルムが有名ですが、どうしてそのような形になったのでしょうか?実はこれは地震による崩落でも異民族の破壊でもなく、なんとヴァチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂を建てるための石材に使われてしまったからなんです!コロッセオやフォロ・ロマーノがある地域は、近代になるまではただの遺跡の山として誰も見向きもしない場所だったので、「こんな昔の闘技場の建物なんて崩しても誰も困らないや」と思ったのでしょうか...(笑)

コロッセオは、観客席の部分は入ることができ、中の様子を一望できます。グラウンドの部分は岩がむき出しになっています。ちょっと生々しさを感じるのもまたコロッセオの良さです。ちなみに夏はオペラフェスティバルなどが開かれることもあります。

入るためには長蛇の列に並ぶ必要があるため、なるべく事前に入場券を購入しましょう。コロッセオ、フォロ・ロマーノに入れる入場券については「コロッセオの個人予約の方法・チケット発行手順を徹底解説」の記事で解説しています。

さいごに

いかがでしたか?ちなみに「ローマの観光地トップ10」とはいえど、この10つ以外にも素晴らしくて大好きでまた行きたいなと思う場所はほんとにいっぱいあるので、10つを選ぶのが本当に大変でした(笑)

他にどんな観光地があるのか、気になる方は是非BUONO!ITALIAの他の記事を読みながら探してみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

ゆうさん

『BUONO!ITALIA』の代表をしています。 ローマ・ラ・サピエンツァ大学に1年間留学。シチリア出身マンマが牛耳る大家族にホームステイし、様々な側面に触れる。イタリア語はCILS C1レベル。 現在は、イタリアの国民性と中小企業経営について卒論研究中。主な執筆記事は、社会問題、旅行、カルチョ、ポップ・ミュージックなど。

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