3.カピトリーノ美術館ーローマ

瀕死のガリア人
3つ目に紹介するのは、カピトリーノ美術館です。ルネサンスの巨匠、ミケランジェロ自らが設計した美しい館には、古代彫刻の数々が並び、その数はヴァチカン美術館に並ぶほど。有名な彫刻としては「瀕死のガリア人」でしょう。まるで生身の人間を見ているかのような美しい曲線美には目を奪われます。
また、歴代ローマ帝国の皇帝や政治家たちの胸像が並ぶさまは圧巻。
4.アカデミア美術館ーフィレンツェ
4つ目に紹介するのは、アカデミア美術館です。18世紀にロレーヌ家が美術学校に作品を寄贈したのがはじまりであるこの美術館は、芸術家を目指す若者たちの教材となる作品が様々に並んでいました。その中でも特に有名なのはミケランジェロの「ダヴィデ像」でしょうか。
フィレンツェ共和国のシンボルとして3年をかけてつくられた超大作は、410㎝と非常に大きいながらも、ミケランジェロの技術の高さをうかがい知ることができます。やはり彼と言えば「筋肉」ですが、その特徴もわかりやすいのがこのダヴィデです。ぜひ近くでゆっくり見てみましょう。また、ミケランジェロが完成させることができなかった遺作なども飾られています。