イタリア人がイグノーベル賞を受賞した研究5選!月面なら人は水面を走れるらしい

イタリア人がイグノーベル賞を受賞した研究5選!月面なら人は水面を走れるらしい

ゆうさん

学生時代にローマ・サピエンツァ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。今は日系企業で国際提供業務に従事する社会人3年目。イタリアで仕事をする機会を細々と狙っています。サザンオールスターズとサンドウィッチマンが大好き。

イタリア人のイグノーベル賞受賞者は?

毎年発表され、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究に対して与えられるノーベル賞のパロディー」である、イグノーベル賞。日本人も毎年のように様々な賞を受賞し、私たちに「こんな研究があるのか」と驚きと笑いを与えてくれます。

そして、そんなイグノーベル賞において、イタリア人はどのような賞を受賞しているのか、ということをご紹介いたします。2017年最新版や、物議をかもしたものまで、5つをピックアップいたします。

イタリア人が受賞したイグノーベル賞5選

1.双子は、写真を見てどちらが自分か判別できない

受賞年:2017
受賞名:認識学
受賞者:マッテオ・マルティーニ(Matteo Martini)、イラリア・ブファラーリ(Ilaria Bufalari)など、ローマ大学を主体とするチーム

認識学という学問自体あまり聞いたことがないのですが、双子は双子を見分けられないことに関する実証実験です。多くの一卵性双生児は写真に写った双子のどちらが自分か、パッとみただけでは視覚的には見分けることができないということを証明しました。

これに関しては私も思うところがあります。私がローマ留学中にホームステイしていた家庭には、5人の子どもがおり、そのうち2人は一卵性双生児なのですが、彼らは自分がどちらか見分けられていませんでした。

親戚が集まると毎回その話で盛り上がるのですが、大抵間違えていました(笑)ちなみに見分けられたのは、彼らのお母さんだけでした。マンマはさすがですね。

2.売春や密輸もGDPに含めよう!

受賞年:2014
受賞名:経済学
受賞者:イタリア国立統計研究所(ISTAT)

国立統計所という、公的機関が打ち出した研究内容にしては、あまりにも突拍子もなく、馬鹿げています。

売春や密輸、ドラッグなどの密売などの、全ての違法な金融取引から発生する収益をGDPに加算し、国民経済を改善、EUの基準を満たそうという動きを先導したことに対してのレポートです。

リーマンショック以降の様々な危機により、EU諸国が財政赤字をEUの基準値である対GDP比3.0%に抑えることができなくなる可能性を危惧し、新たな可能性としてこの衝撃案がもたらされました。

かなり物議をかもした内容でしたが、2014年9月以降、このような巨大な地下経済をGDPに加算し、財政赤字のGDP比率を減らす措置を欧州統計担当局のユーロスタット(Eurostat)も推奨し、2014年9月より地下経済を加算したGDP算出基準が加盟各国に義務付けられることに。

3.月面なら、人は水の上を走れる

受賞年:2013
受賞名:物理学
受賞者:アルベルト・ミネッティ(Alberto Minetti)、ジェルマーナ・カッペリーニ(Germana Cappellini)

ありもしないことに対して、想像もつかない仮説を立てて可能性を探ってしまうのがイグノーベル賞の醍醐味ですが、これもその一つ。もし仮に月面に池があったと仮定した場合、人間はその表面を走って渡ることは、物理的に可能かもしれないということを発見しました。

もちろん実際に実証することは不可能ですが、何百年か先の未来には、この先行研究が活かされる時がくるかもしれません。

4.部長は、ランダムに選ぼう

受賞年:2010
受賞名:経営学
受賞者:アレッサンドロ・プルチーノ(Alessandro Pluchino)などカターニア大学研究チーム

出世競争はどの世界にもつきもの。そして、誰が出世するかということは、実力だけでなく人間関係などによって左右されることが多いようです。ですがカターニア大学の研究チームはその流れに「待った」をかけました。

彼らは、課長や、部長、役員などに昇進させる人物を、無作為(ランダム)に選んだ方が、組織はより効率的に機能するということを、数学的に証明しました。

もちろん、数学的になので、例えばこれを100社で実施した場合、これまでのやり方で選ぶよりは、100社の平均として、全体的に上手くいく、という意味にはなりますが、突拍子がないながらも非常に興味深い結果です。

5.ポテチは、味よりも音

受賞年:2008
受賞名:栄養学
受賞者:トレント大学のマッシミリアーノ・ザンピーニ(Massimiliano Zanpini)とオックスフォード大学のチャールズ・スペンス

最近量の減少や値上げなどに揺れている日本のポテトチップス業界ですが、味のクオリティや量よりも、最も大切なのはポテチのあの「音」かもしれません。

彼らが研究により示したのは、ポテチのサクサクという音の重要性です。コンピュータによって修正したポテチの音をヘッドフォンで流すことによって、ポテチを実際に食べている人は、自分が今噛んでいるポテチが、実際よりも新鮮で、カリッとしているように感じてしまう、ということを実証しました。

もし身の回りに湿ってしまったポテチがあったら、是非ポテチの音源を探してきて、それを聞きながら食べてみましょう。新しい世界に出会えるはずです。

さいごに

いかがでしたか?日本に負けずイタリアでも毎年興味深い研究が受賞しているようですね。1991年から始まったイグノーベル賞、日本のみならず、イタリアの研究も気にしてみましょう!

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