イタリアを代表する人気ラッパー!
イタリアの若者が何を聴いているかということを考えると、日本よりもラップを聴く人の割合がかなり高いです。イタリア語だけでなく英語の曲もよく聴くイタリア人にとっては、エミネムなどが圧倒的人気を誇っていますが、イタリア人ラッパーも負けてはいません。
今回はイタリアで人気を誇る若手ラッパー・Fedez(フェデズ)について紹介します!
Fedezのプロフィール・人生
Fedezは1989年生まれ、ミラノ出身のラッパーです。本名はFederico Leonardo Lucia。
最初の転機は2011年に
2007年頃から音楽活動を始めたFedezはEP盤 Pat-a-Cake、2010年にもEP盤 Diss-Agioなどを発表しましたが、彼にとっての転機となるのは、初アルバムであるPenisola che non c'èが発表された2011年でしょう。
そして同年の2枚目のアルバムIl mio primo disco da vendutoには、イタリア・ラップ界を引っ張るGué Pequeno, Entics, Marracash, J-Ax, Jake La Furia e i Two Fingerzなど、多くのラッパーがフィーチャリングなどで参加したことで一躍注目を浴びることになります。
その後も共同合作の曲などを発表しながら次第に力をつけていきます。
2度目の転機は2014年に
Fedezにとっての更なる転機は2014年に訪れます。それはイタリアの人気番組であるX-Factorという音楽オーディション番組への出演です。この番組内で熾烈なオーディションを勝ち抜いた彼は、同年12月に最終選考を突破し、見事ソニーミュージックとの契約を得ることになります。2014年はFedezにとっては本当に重要な年だったと言えるでしょう。
翌年2015年にはPop-Hoolistaというアルバムを発表し10万枚を売り上げました。同年夏にはそれを引っ下げての全国ライブを開催!人気はドンドン伸び、イタリアを代表するラッパーへと成長しました。
ラップだけどラップじゃない!
そんなFedezですが、楽曲の曲調はどのような感じなのでしょうか。一言で言うと、「ラップだけど、ラップじゃない。」でしょうか。
コテコテのラップを想像していたのですが、実際に聴いてみるとラップのみならず、ポップらしさ(=ヒップホップ)や一部ロックのような印象も受け、一言でこう!というのが説明しにくいところです。
なんというか独特のリズム感を持っていて、聴いている人を飽きさせない才能のようなものを感じました。実際私は日本のラップは一曲たりとも聴かないのですがFedezのラップが、もともと好きだったロックとの架け橋になってくれたような気がします。
全身のタトゥー
Fedezといえば最も目を引くのが全身に入れられたタトゥーです。さすがにここまでやってしまうとちょっと...というほどに鍛え上げられた上半身全体にタトゥーが入っています。
最近はJ-AXと活動中
そんなFedezですがフィーチャリングなどをきっかけにして同じラッパーのJ-AXと親交を深め、2016年以降はJ-AX&Fedezとして活動しています。
2016年に出した彼らの初楽曲Vorrei ma non postoはイタリア全体で一大ブームを生みました。
その後も楽曲発表を続け、2017年春夏には全国ライブComunisti col Rolexを予定しています。
恋人
現在(2017年1月)Fedezはイタリアの人気ブロガーChiara Ferragniと交際しています。
彼女のブログThe Blond Saladは、超人気ブログで、年間で10億円もの収入を得ているほど。2016年にはヘアケア商品会社のパンテーンのグローバル・アンバサダーにもなっています。
交際は2016年に始まったばかりなので、これからの2人にも注目が集まっています。
次回は楽曲編!
いかがでしたか?次回の記事では、そんなFedezのオススメ楽曲を10つ紹介する記事を掲載しています。
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