以前の記事「羽田空港、イタリア発着便の就航が決定」の中で、まだイタリア発着便の詳細なダイヤについては決定していない、とお伝えしていました。2020年に入り、やっとアリタリア航空の2020年以降のダイヤや使用機材等が確定してきました。
この記事では、アリタリア航空の便について、ダイヤや使用機材・座席などを紹介していきたいと思います。
東京⇔ローマ便
運航ダイヤ
出発地 | 到着地 | 出発時間 | 到着時間 | 飛行時間 | 曜日 |
羽田 | ローマ | 13:35 | 19:30 | 12:55 | 毎日 |
成田 | ローマ | 09:55 | 15:55 | 13:00 | 日·水·金 |
ローマ | 羽田 | 16:10 | 11:30+1 | 12:20 | 毎日 |
ローマ | 成田 | 11:00 | 0620+1 | 12:20 | 火·木·土 |
注意
記事執筆時点の情報です。成田便については、週3便での運行は継続するとのこと。一部運休になる日付等もあるようです。また時間変更などは定期的に起きますので、予約の際は念のため、公式ホームページをご確認ください。
ローマ・フィウミチーノ空港の便における運航ダイヤです。
往路については、HND発が午前、NRT発が午後。個人的には、地理的にも心理的にも近い、羽田発の便を朝早い時間のものにしてもらえると嬉しかったなあ、と思います。成田は、朝早いとしんどいので(笑)
また、復路については、どちらの便も国際線としては、比較的早い時間の出発・到着となっていますね。
使用機材・機内座席レイアウト
B777-200
座席タイプ | 配列 |
ビジネス | 1-2-1(互い違い) |
プレミアムエコノミー | 2-4-2 |
エコノミー | 3-4-3 |
A330
座席タイプ | 配列 |
ビジネス | 1-2-1(互い違い) |
プレミアムエコノミー | 2-3-2 |
エコノミー | 2-4-2 |
B777とA330については、ボーイング社が開発したB777シリーズが最初に生まれ、その対抗馬としてエアバス社が開発したのがA330シリーズとなっています。羽田便はB777-200、成田便はA330です。
乗り心地自体に大きな違いはないと思いますが、やはりB777の方が座席数が多いため、自然と配列も厳しめになっています。A330は、エコノミークラスの窓側席が2人掛けになっているので、1人旅などでも比較的使いやすいですね。自分としては長距離路線は必ず通路側に座りたいので、こういった細かいところも重要です。
ビジネスクラスについてですが、こちらは、それぞれの座席が互い違いになっているため、プライバシーな空間も守られますし、トイレへもアクセスしやすい全席通路側となっています。JALやANAのようにフルフラットにはならないようですが、睡眠をとるには、十分な角度といえるかもしれません。
なぜ成田から撤退しなかったのか?
羽田便を飛ばせるのであれば、できることなら成田便を運休してしまいたいところ。しかし結局週3便を就航させています。恐らくその裏にあるのが、「成田縛り」と呼ばれる規制。羽田空港発着の便を持つ航空会社は、同じ便を必ず成田空港でも飛ばさないといけない、というルールがあるのです。
例外的に引っかからないこともありますが、基本的にはこのルールの遵守が必要なので、成田便を残したのではないでしょうか。ちなみに、これはコードシェア便の場合でもオッケーです。
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東京⇔ミラノ便
運航ダイヤ
出発地 | 到着地 | 出発時間 | 到着時間 | 飛行時間 | 曜日 |
成田 | ミラノ | 12:35 | 18:15 | 12:40 | 火・木・土・日 |
ミラノ | 成田 | 23:50 | 19:00+1 | 12:10 | 月・水・金・土 |
注意
記事執筆時点の情報です。成田便については、週3便での運行は継続するとのこと。一部運休になる日付等もあるようです。また時間変更などは定期的に起きますので、予約の際は念のため、公式ホームページをご確認ください。
ミラノ便については、週4便での運行は継続するとのこと。正直、復路便が深夜便になったのは驚きました。ヨーロッパから日本の深夜便だと、日本に到着するのが翌日の夜になってしまって、その後の行動もかなり制限されるので、正直あまり旨みはないですよね。
その点、ビジネス客は敬遠するかなと思いつつ、夜遅くギリギリまで、目いっぱいイタリアを楽しんでから帰りたい、観光客層にとっては、比較的良い選択肢になったと言えるかもしれません。
使用機材・機内座席レイアウト
A330
座席タイプ | 配列 |
ビジネス | 1-2-1(互い違い) |
プレミアムエコノミー | 2-3-2 |
エコノミー | 2-4-2 |
こちらは単機で東京一ミラノ間を往復するので、使用機材は往復ともに同じA330となります。 先述のローマ線で利用する機材と同じ配列なので、説明は割愛します。
ANAの便は?
ちなみに、アリタリアとコードシェアをしているANAについても、HND-MXPの往復便の就航が決定していますが、具体的なスケジュールなどについては、なんと、まだ未定です。
来年夏ダイヤからのスタートなのに、まだ分からないのは正直遅すぎるなとも思いつつ、色々な航空業界特有の事情があり、場合によっては5月ごろにまでずれ込む可能性もあるのだとか。その辺りについては、Aviation Wireさんの「「本当にパイロット問題だけなのか」羽田・成田が疑問抱く”ANAが飛べない理由”」の記事で詳細な解説がされているので、興味のある方はご覧ください。
アリタリアの評判
正直、アリタリアの機材はそれほど評判が良くなく、比較的小柄な方でないと窮屈に感じてしまうかもしれません(そうした詳細のロコミについては、TRIPADVISORや4TRAVEL等をご参照いただければと思います)。
但し、定時運航については、世界の航空会社の中でもかなり優秀で、毎月のランキングなどでもいつもトップ5、悪くてもトップ7くらいには入っています。「時間にルーズ」なイメージのイタリアにしては、少し意外な結果ですね。時間通りに動きたい人にとっては、アリタリアはファーストチョイスになりえると思います。
さいごに
羽田空港でのローマ便の就航がスタートし、イタリアの心理的距離もぐっと縮まりそうな予感。アリタリアは定期的に割引セールなども行っているので、タイミングが合えば10万円を切るような安い金額で、直行便の航空券を買えるかもしれません!
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