必ず訪れて欲しい!イタリアで最も有名な美術館・博物館10選

皆さまご存知の通り、イタリアは世界有数の文化を持った国であり、特にローマ帝国時代やルネサンス時代には、ヨーロッパの中心的な文化を花開かせてきました。

そんなイタリアには、イタリア、ヨーロッパ、そして世界中の歴史的な彫刻、絵画などを集めた美術館・博物館がたくさんあります。この記事では、まずは押さえて欲しい美術館・博物館を紹介いたします!

イタリアの必ず訪れるべき美術館・博物館6選

1.ヴァチカン博物館(ローマ・ヴァチカン)

ピエタ

ピエタ

ローマの内側のヴァチカン市国にある、ヴァチカン美術館(Musei Vaticani)。イタリアの中でも圧倒的な美術品を所持しており、そのほとんどは、ヴァチカンの歴代教皇のコレクションです。

ヴァチカン宮殿の面積の大半を占めているだけあって、その規模も世界最大級です。館内にはミケランジェロやラファエロなどといった世界的に名を知られている芸術からの作品が多数収蔵されており、ローマを代表する美術館となっています。

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最後の審判

全ての美術品を見ようとじっくりと回ると、かなりの時間を要します。オススメがあまりにも多すぎて紹介できないところではありますが、私が特に好きなのは「最後の審判」「キリストの変容」「ピエタ」でしょうか。

また、順路の最後に訪れる、システィーナ礼拝堂で見ることのできる「最後の審判」の壮大さは見る者を魅了してやみません。美術品以外には、美しい螺旋階段が有名です。

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スムーズに見学したいなら、事前に予約するのがオススメです!

【2020.03更新】ヴァチカン美術館の個人予約・チケット発行手順を徹底解説

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2.ボルゲーゼ美術館(ローマ)

ポポロ広場やピンチョの丘の近く、約80ヘクタールのボルゲーゼ公園の中にある美術館が、ボルゲーゼ美術館(Museo e Galleria Borghese)です。イタリア・ルネサンスおよびバロック美術を中心とした、ローマの名家・ボルゲーゼ家によって収集された美術品を鑑賞できます。

ベルニーニやミケランジェロ、カラヴァッジョなど、イタリアを代表する画家・建築家の作品を見てみましょう。

カラヴァッジョ『果物籠を持つ少年』ローマ、ボルゲーゼ美術館(1593)

一般公開が開始されたのは、1902年。美術館としての機能は約100年以上も歴史を持っています!1階は彫刻、2階は絵画がコレクションされています。

入館は原則として完全予約制で、時間別に予約を取るため、すぐに埋まってしまうのが特徴。なるべく早くスケジュールを確認した上で、ネットから予約しておくことを強くオススメします。

【2020.03更新】ボルゲーゼ美術館の予約・チケット発行手順を徹底解説

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ただ、その分人が多くなく、ゆっくりと鑑賞することができると思いますよ。

3.カピトリーノ美術館(ローマ)

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瀕死のガリア人

ローマのカピトリーノ美術館(Musei Capitolini)は、一般市民に公開された美術館としては、世界最古といわれる歴史を持っております。

ルネサンスの巨匠、ミケランジェロ自らが設計した美しい館には、古代彫刻の数々が並び、その数はヴァチカン美術館に並ぶほど。有名な彫刻としては「瀕死のガリア人」でしょう。まるで生身の人間を見ているかのような美しい曲線美には目を奪われます。

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また、歴代ローマ帝国の皇帝や政治家たちの胸像が並ぶさまは圧巻。カンピドリオ広場に位置しており、コロッセオ、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の大聖堂からも近くです。

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4.ウフィツィ美術館(フィレンツェ)

ヴィーナスの誕生

ヴィーナスの誕生

ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)は、近代式の美術館としてヨーロッパ最古といわれている美術館!フィレンツェ含むトスカーナ州にて栄華を誇った、あのメディチ家の歴代コレクションが約2500点収蔵されています。

世界に誇るルネサンス美術の至宝が集結し、華やかで躍動感にあふれた絵画などを楽しむことができます。

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有名な絵画も非常に多く、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」「春」、ラファエロの「ヒワの聖母」、ダ・ヴィンチの「受胎告知」、カラヴァッジョの「バッカス」などなどやはりルネサンス時代の巨匠を中心とした、素晴らしい絵画が並んでいます。

時々位置変更を行っているため、最新のガイドブックなどでチェックしながらまわるといいのではないでしょうか。また、こちらも事前の予約がオススメの美術館です!

【2020.03更新】ウフィツィ美術館の予約・チケット発行手順を徹底解説

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5.アカデミア美術館(フィレンツェ)

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次に紹介するのは、アカデミア美術館(La Galleria dell'Accademia a Firenze)です。18世紀にロレーヌ家が美術学校に作品を寄贈したのがはじまりであるこの美術館は、芸術家を目指す若者たちの教材となる作品が様々に並んでいました。その中でも特に有名なのはミケランジェロの「ダヴィデ像」でしょうか。

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フィレンツェ共和国のシンボルとして3年をかけてつくられた超大作は、410㎝と非常に大きいながらも、ミケランジェロの技術の高さをうかがい知ることができます。

やはり彼と言えば「筋肉」ですが、その特徴もわかりやすいのがこのダヴィデです。ぜひ近くでゆっくり見てみましょう。また、ミケランジェロが完成させることができなかった遺作なども飾られています。

6.国立考古学博物館(ナポリ)

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6つ目に紹介するのは、国立考古学博物館(Museo Archeologico Nazionale di Napoli)です。世界でも有数の古代美術博物館として知られるここは、近郊のポンペイや、エルコラーノなどで発見された、火山灰に埋もれていた彫刻やモザイク画、石棺などが飾られています。

当時の住居だけではなく、様々な身の回りの品まで見ることができるため、ポンペイなどの遺跡見学の前に訪れれば、きっと実際に遺跡を訪れたときにイメージが湧きやすくなるのではないでしょうか。

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調度品などが説明付きで手際良く並べられていて、実際に遺跡を訪れる前にみておくと、遺跡の見学がより深いものになると思います。ちなみに2016年7月まで、ポンペイの壁画が日本にも来日していますよ!

7.アカデミア美術館(ヴェネツィア)

 
 
 
 
 
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フィレンツェの美術館と全く同じ名前ですが、ヴェネツィアのアカデミア(Gallerie dell'Accademia)も、街、ひいては北イタリアを代表するような美術館として知られています。

14世紀から18世紀までのベネチア派絵画を中心にコレクションしています。鮮やかな色使いと油彩によって独特の魅力を放っているベネチア派絵画ですから、どれも見ていてうならされます。

有名どころだと、ジョヴァンニ・ベリーニの「洗礼者ヨハネと聖母子」「双樹の聖母」、ティツィアーノの「聖母マリアの神殿奉献」「洗礼者ヨハネ」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「ウィトゥルウィウス的人体図」などが収蔵されています。

8.ペギー・グッゲンハイム・コレクション(ヴェネツィア)

 
 
 
 
 
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歴史が深いイタリアとだけあって、美術館の多くはルネサンス期やバロック期などの作品をコレクションしています。一方、このペギー・グッゲンハイム・コレクション (Peggy Guggenheim Collection)は、ニューヨークの富豪・グッゲンハイム家のペギー・グッゲンハイムの収集品を展示するため、1949年設立されました。

現在は、ソロモン・R・グッゲンハイム財団が運営しています。

 
 
 
 
 
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キュビズム、シュールレアリズムなどのモダンアートを楽しむことができ、ピカソ、ミロ、シャガールらの作品もとても多いことから、是非訪れてみて欲しい美術館です。

カナル・グランデ沿いに建っており、もとともはペギーの邸宅だったそうです。

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9.エジプト博物館(トリノ)

 
 
 
 
 
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イタリアの文化を楽しむ、という観点からは外れてしまうかもしれませんが、トリノのエジプト博物館(Museo Egizio)は、イタリアの中でも有数の博物館ですので、紹介させていただきます。

これだけの規模の古代エジプト作品があるのは、エジプト・カイロ博物館に次いで2番目というのだから驚きです。アスワン・ハイダムの神殿、古代王国ピラミッド時代の大量のミイラ、非常に保存状態の良い「死者の書」、様々な彫刻など、歴史ファンであれば大興奮の時間を過ごすことができるでしょう。

この博物館は荷物を預けることができるロッカーがあるのですが、そこに荷物を預ける際、たまたま日本語を勉強しているイタリア人の男の子に会ったのをよく覚えています。今もいるかは分かりませんが(笑)

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10.ブレラ絵画館(ミラノ)

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最後に紹介するのが、ブレラ絵画館(Pinacoteca di Brera)です。北イタリアにおけるルネサンスの総本山とも言えるこの美術館は、15~18世紀を中心とした、ロンバルディア派(ミラノなどがある地方)やヴェネツィア派の代表的な絵画を500点以上集めています。

展示室の順路も工夫されていて、イタリア絵画史に対して理解が深まるように配置されているんだとか。マンテーニャの「死せるキリスト」は、そのイエスの死のリアルさが、まるで目の前にいるように感じられるほど。

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さいごに

いかがだったでしょうか。本当はもっと紹介したい所ではありますが、今回はここまで。これからも美術館や絵画関連の更新をドンドンしていくので、お楽しみに!

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ゆうさん

『BUONO!ITALIA』代表をしています。 1年間ローマ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。卒論では、『1980年代以降のイタリア中小企業論』について考えました。社会人1年目。サイトSNSはこちら↓より。

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