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【オリーブオイル】Made in Italy、崩壊 日本に輸出される偽物オイルの正体と、その見分け方

投稿日:2016-11-11 更新日:

イタリアブランドの崩壊

これまでMade in Italyの崩壊と題して、イタリアブランドの疑惑について紹介してきました。

そして今回は、次第に日本でも人気が上昇し、今や知らない人はいないであろう、オリーブオイルの偽装疑惑について取り上げていきたいと思います。

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オリーブオイルに忍び寄る影

日本でも人気なオリーブオイル。美容・健康への効果は絶大で、多くの健康志向の人々が愛用しています。またイタリアでは、常にオリーブオイルをたっぷり使って料理しています(私も毎日それを食べています)。

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ですがその反面、偽物のエキストラバージンオイルが世界中に多く流通していることが、問題として明るみに出ています。

疑惑はアメリカから

以前から疑惑が無かったわけではないこの問題は、2016年になると特に活発に議論されるようになったようです。そして、それはアメリカのドキュメンタリー番組がきっかけでした。

その番組内では、イタリア産ではないオリーブオイルが、イタリア産と偽装され、各地のスーパーなどで販売されている、という事実が報道されました。

マフィアがオリーブオイルを販売

そしてこの問題にも、またマフィアが一枚かんでいるようです。そしてその偽装をするのはアグロマフィア(Agromafia)という、農業関係のプロジェクトに関係するマフィアなのだとか。

オリーブオイルの中でもエキストラバージンオイルは、新鮮で高級、希少価値も高いためよく売れます。そのため、そこにマフィアが目をつけたということです。

本来のオリーブオイルの基準とは?

実は、国際オリーブ協会(IOC)という団体は、オリーブオイルの品質基準をきっちりと設けています。それは

1.果実をそのまま搾ったバージン・オリーブオイル
2.品質がいまひとつのオイルを精製した精製オリーブオイル
3.上記1と2をブレンドしたオリーブオイル

が基本です。

この中にも様々に細分化された基準が存在しています。そしてエキストラバージンオイルは、バージンオリーブオイルの中では最高級のものでなければならないのです。

アメリカの基準は?

アメリカには、バージンオリーブオイルという表示分類がないのです。つまり、オリーブオイルにおける明確で細分化された品質水準の保証がないため、このような偽装が横行してしまいます。

日本は?

遠いアメリカの話とのんびり構えている場合ではありません。実はアメリカ同様、日本にもこのような基準はありません。そのためもし市販品をテストした場合、同じような結果になる可能性があるのです。

実は日本の基準には、オリーブ油と精製オリーブ油の2種類しか分類がありません。加えてそれぞれの区別は精密な調査をしなければわからないレベルなのです。その結果、アメリカ同様、日本も偽装エクストラヴァージンオイルが横行している可能性があります。

【次ページ】名誉回復へイタリアも黙っていない

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  • この記事を書いた人

編集者Y

1年間ローマに留学。マンマの家にホームステイをし、真のイタリア文化を身をもって体験。 観光学を専攻するために大学に通いつつも、大半の時間をローマっ子たちとの交流に費やす。 好きな街はタオルミーナとコモ。

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