ライアンエアー特集記事
この記事を読んでいる方は、既にご存じかもしれませんが、ヨーロッパはめちゃくちゃLCCが多いです。その中でも圧倒的な安さと知名度を誇っているのが、ライアンエアー(Ryainair)です。ライアンエアーは、アイルランド・ダブリンを拠点にする格安航空会社で、ヨーロッパ各地に就航しています。
そして、イタリア国内にも就航都市を多く持っています。ローマ、ミラノ、フィレンツェ、トリノ、カターニャ、パレルモ、ベルガモ、ヴェネツィア、バーリなどなど、ヨーロッパ各地のみならず、イタリア国内便も非常に多いです。
この記事では、ライアンエアーを利用したいと検討している方向けに、予約・購入前の注意事項や、実際の方法についてご紹介させていただきます。
ライアンエアーの予約・購入前の注意事項
公式ホームページのみ
ライアンエアーを予約できるのは、公式ホームページのみです。旅行代理店や旅行予約サイトなどでの販売は原則的に行っていないため、こうした低価格を実現できています。ちなみに、航空券予約サイトのスカイスキャナーでもライアンエアーの便はたくさん表示されますが、結局のところ、ライアンエアーのホームページに遷移するようになっています。
ホームページから予約をするようにしましょう。
荷物のサイズ
ライアンエアーは、荷物のサイズについて、LCCの中でも特に厳しい航空会社として知られています。機内に持ち込む荷物については、チェックをして、オーバーしていた場合には搭乗口で追加料金を払わせるほど。
そのため、購入の前に、自分が持っていこうとしているリュックやスーツケースが、ライアンエアーの規定上、問題がないかどうか必ず確認しておいた方がいいでしょう。この辺りの詳細については、この記事の後半と、別の記事でも取り上げています。
続きを見る【利用者必見】LCC ライアンエアーの機内持込・受託手荷物について徹底解説
プランが多い
ライアンエアーは、あらゆるサービスが有料で提供されます。例えば、受託手荷物の大きさや個数、座席指定の有無、座席指定場所、搭乗方法などが、別料金で設定しています。
そのため、予約を進めていくと、色々なプランが表示されてきます。もちろん、安いに越したことはないのですが、お得なプランもあったりするので、使用用途に合わせて必要なものを選ぶように注意しましょう。
ライアンエアーの予約・購入方法
1.ホームページへアクセス
まずはライアンエアーの公式ホームページにアクセスしましょう!もし、他のLCCとも比較をして予約したい場合は、スカイスキャナーを経由してアクセスしてもよいと思います。
2.旅程・日付を選択
ページ上部にて、旅程や日付などを選んで進めていきます。LCCなので、特に往復割引などはありません。往復利用の場合は「Return trip」、片道利用の場合は「One way」を、選択しましょう。
今回は、2020年5月13日搭乗分、イタリア、ローマ・チャンピーノ空港(FCO)からスペイン、マドリード・バラハス空港(MAD)までの旅程を、購入する前提で進めてまいります。
「Passengers」で搭乗人数を選んでから「Search」をクリック!
3.便情報を確認・航空券タイプを選択
次のページで、便を選択します。チャンピーノのからマドリードまでは、この時期1日3便就航があるようです。今回は朝の便(FR9673)を選びました。便をクリックすると、航空券のタイプが表示されます。普通の航空会社だと、例えば変更ができるタイプ、荷物が多いタイプなどありますが、ライアンエアーはどんな感じでしょうか。
表示されている4つをまとめておきました。
Value | Regular | Plus | Flexi Plus | |
機内持込手荷物 | 1.小サイズ(※座席下に入るサイズ) | 1.小サイズ 2.中サイズ(※10㎏以内) | 1.小サイズ | 1.小サイズ 2.中サイズ |
受託手荷物 | ー | ー | 1つ・20㎏まで | ー |
座席 | 当日指定 | 事前指定可 | 事前指定可 | 事前指定可(バルク席) |
空港でのチェックイン | 要 | 要 | 不要 | 不要 |
保安検査・搭乗 | ー | ー | ー | 優先レーン |
変更 | ー | ー | ー | 可能 |
取消 | ー | ー | ー | ー |
こうみると、4つの種類でけっこう特徴が違うことがお分かりいただけると思います。Flexi Plusは、全てのサービスがついていますが、ここまで高いと、正直フルサービスキャリアとあまり変わらなくなってしまいます。
利用予定のバッグやケースによって変わりますが、今のライアンエアーは、Valueプランで対応できるサイズだと、余裕でオーバーしてしまいます。そのため、必要であれば、RegularかPlusくらいは、つけてもいいかもしれません。
ちなみに、私が利用する際は、いつも「Value」を選んで、あとのページで荷物だけを必要に応じて追加していました。この記事でも「Value」で進めていきます。
4.ログイン・搭乗者情報登録
これらの選択が終わると、ログインを求める画面にやってきます。私は、イタリア留学中にめちゃくちゃライアンエアーを使っていたので、会員になっています。
自分の予約を一括で管理・確認できるので非常にラクでした。特に料金はかかりませんし、FacebookやGoogleのアカウントと紐づけておくことができるので、もし複数回利用するつもりなら、登録しておくとラクでしょう。
ほとんど使わないよ、という方は、このボタンは無視して、下の「Passengers」と書かれたところから、搭乗者の名前などを入力して次に進みましょう。
5.座席指定
次のページで、有料座席指定が可能です。席の種類によって金額が変わっており、高い座席だと15ユーロくらい追加でかかります。ヨーロッパ内の移動、さらにはイタリア国内の移動の場合、所要時間が2時間以内なんてこともザラなので、私は座席指定サービスを使ったことはありません(笑)
もし指定する場合には、シートマップをクリックして選びましょう。必要ない方は、どこもクリックせず、「Choose random allocation」を選んでください。ポチポチいじっていると、勝手にその席が指定されてしまうこともあるので注意です。
6.手荷物選択
あなたがどのタイプの手荷物を持っていくかを選び、必要に応じて追加で料金を支払うことになります。機内持込手荷物と受託手荷物とのそれぞれを選ぶことができます。それぞれ細かい規則が決まっていますが、その辺りについては別記事にて取り上げます。
特に機内持込手荷物の規制がかなり細かいので注意が必要です。サイズがオーバーしていると、当日空港で罰金を払う必要もあるため、なるべく安全策を取るようにしてくださいね。
私が最後に利用した際は、日本からイタリアまで大量のお土産を持ってきていたため、大きなスーツケースを使っていました。そのため、「Check in Bags」を選びました。この記事では、左の10㎏以内の持込を選ぶことにして、進めていきましょう。詳細は、以下の記事でも取り上げています。
続きを見る【利用者必見】LCC ライアンエアーの機内持込・受託手荷物について徹底解説
7.その他サービスの選択
このページは基本的には無視して、右下の「Continue」で次に進むのが正解です。保安検査場の優先レーンや、旅行保険、レンタカー、機内食などの案内になっています。
機内食なんかは、安い場合もあるので、もし小腹が空きそう、という方は、事前に指定しておいてもいいかもしれませんね(笑)私はいつも何も選ばずに次のページに行っています。
8.旅程の確認
最後に、旅程の確認です。ライアンエアーは、いろんなものを追加予約してもらおうと、とにかくたくさんのサービスを紹介してきます。ページが見づらいので、うっかりしていると間違えて選択してしまいそうです。おそらくこの辺りも一種の戦略として行っているのではないでしょうか。
特に何も必要ないという方は、右上の買い物カゴをクリックして、「Check Out」をクリックすると決済のページに進めます。このページで、今回購入する便の旅程に間違いがないかどうか、しっかり確認しておきましょう。購入した後の変更・取消は、ほぼすべてのプランで不可となっています。
9.決済・購入
最後にこのページで皆さんのクレジットカード情報を入力すれば、購入手続きは完了です。予約番号が表示されますので、忘れないように控えておきましょう。また、登録したメールアドレスに航空券の情報が載ったメールが届くはずです。
予約・購入の手続きはコレで完璧!
ライアンエアーのホームページは、色々なサービスを紹介しているページ以外は、比較的シンプルな設計で、かつページ遷移などもスムーズなので、使いやすいと言えるのではないでしょうか。