ライアンエアーを予約・利用する前に、絶対に忘れてはいけない10のこと

ライアンエアーを予約・利用する前に、絶対に忘れてはいけない10のこと

ゆうさん

学生時代にローマ・サピエンツァ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。今は日系企業で国際提供業務に従事する社会人3年目。イタリアで仕事をする機会を細々と狙っています。サザンオールスターズとサンドウィッチマンが大好き。

ライアンエアー特集記事

ヨーロッパを代表するLCCで、イタリア全土に就航しているライアンエアー(Ryanair)についてまとめました。それぞれの記事で詳しく解説しているので、是非読んでみてください。

第1回:予約手続きについての記事はこちら

第2回:チェックイン、当日の流れについての記事はこちら

第3回:利用時の注意点についての記事はこちら

第4回:特に注意が必要な手荷物についての記事はこちら

ライアンエアー(Ryainair)は、アイルランド・ダブリンを拠点にする格安航空会社。ヨーロッパでもっとも有名なLCCの1つで、ヨーロッパ各地に就航しています。

そして、イタリア国内にも就航都市を多く持っています。ローマ、ミラノ、フィレンツェ、トリノ、カターニャ、パレルモ、ベルガモ、ヴェネツィア、バーリなどなど、ヨーロッパ各地のみならず、イタリア国内便も非常に多いです。

この記事は、実際にライアンエアーの予約・利用を検討している方のために、その前に忘れないで欲しいことを10個にまとめてみました。

予約・利用する前に忘れてはいけない10のこと

1.代理サイトなどはないので、全て公式サイト経由で購入

ライアンエアーの航空券は、全て公式ホームページでのみ、予約・販売されています。そのため、公式以外の海外の怪しいサイトなどで、ライアンエアーの販売をしているサイトなどを見つけたら、念のために注意するようにしましょう。

ちなみに、航空券比較サイトとして世界的に有名なスカイスキャナーでは、ライアンエアーの便が表示されますが、実際に予約・購入しようとすると、ライアンエアーの公式ホームページに遷移するようになっています。なので結局は公式ですね。ヨーロッパのLCCは、ほとんど同様の販売スタイルをとっていると思います。

スカイスキャナーは世界中の航空会社をまとめて比較できる非常にオススメのサイトです。ライアンエアー以外のLCCも乗るかもしれない、という方にとっては、一発で比較・検討できるサイトなので、是非使ってみてはいかがでしょうか。

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2.搭乗券は必ず事前に用意する

ライアンエアー利用時には、電子もしくは紙の搭乗券(ボーディングパス)を用意してから空港に向かう必要があります。流れとしては、オンラインでチェックインを行い、搭乗券を印刷する、という形です。

厳密に言えば、当日空港でも印刷・受取はできますが、その場合、かなり高額な手数料を取られてしまいます。具体的には、以下の通りです。

チェックイン・搭乗券の受取

  • チェックインを当日の空港で行う場合:55ポンド(約8,000円)を現地通貨に換算した額を空港で支払い
  • チェックインをしたが搭乗券発行を忘れた場合:20ポンド(約2,900円)を現地通貨に換算した額を空港で支払い

これ、めちゃくちゃ高いと思いませんか?ライアンエアーの場合、航空券自体は3,000円くらいで済む場合も多いのに、チェックインや発券だけでこれだけ手数料を取るとは...。せっかくLCCで旅行をする意味がなくなってしまいますので、必ず搭乗券をゲットしてから空港に向かうようにしましょう。

ちなみに現在は、オンライン搭乗券を入手することができるので、QRコードをiPhoneなどの端末に保存しておくだけでオッケーです。それほど難しい手順ではありませんので、やってみてくださいね。

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3.サブ空港の利用がメイン

ライアンエアーが利用する空港は、基本的にはサブ空港を多く使う傾向にあります。イタリアを例にとると、ミラノなら、マルペンサ空港ではなく、リナーテ空港やベルガモ空港ローマなら、フィウミチーノ空港よりもチャンピーノ空港。ヴェネツィアなら、サン・マルコ空港よりトレヴィーゾ空港、などです。

ちなみに、イタリアはサブの空港でも市街地までの距離は、あまり変わらない、許容範囲ということも多く、そもそも主要都市以外のなら大体都市に1つしか空港がありません。

しかし、ヨーロッパの別の国の場合、かなり遠いところに空港があって、結果的に「もう少し値段が高くてもいいから、近くの空港にすればよかった」と思うことが時々ありました。例えば、ドイツ・フランクフルトなどはその典型だったので、もし利用される場合はご注意ください(笑)

そのため、予約する前に必ず、利用する空港の位置情報とアクセス方法などを確認しておく必要があります。特に早朝や深夜の便は、出発前/到着後の交通手段がほぼ無いことも多いのです。

安いから!と言ってすぐに飛びつくと、痛い目に遭ってしまいます。

4.搭乗ゲートがかなり遠いことも

ライアンエアーの搭乗ゲートは、空港の端にあることもしばしば。これは、空港の利用料を下げるという目的のためです。サブ空港であれば、そもそも空港自体が非常に小さいので、そんなことを気にする必要はありませんが、大きい空港を利用する際は、こういったことがよく起こります。

例えばローマのフィウミチーノ空港やロンドンのガトウィック空港、マドリードのバラハス空港などは、そういった空港の例かもしれません。ライアンエアーに乗るときの鉄則は、念のため早めに空港に着いておく、ことだと言えると思います。

5.とにかく手荷物制限が厳しい

 

ライアンエアーに関する話の中で、必ずと言って挙がるのが、この手荷物制限についてです。ライアンエアーは、ヨーロッパのLCCの中でも特にこの手荷物に厳しい・うるさい会社として有名です。

また、もしこの制限をオーバーしていることが当日の空港で分かった場合、追加料金を搭乗ゲートで取られてしまうこともあります。この追加料金が本当に取られるのかについては、様々なサイトでも色々なことが書かれていますが、私としては本当だと思っています。

手荷物については、別の記事で詳しく取り上げる予定なので、そちらの記事をお読みください。いずれにせよ、ライアンエアー利用時は、何よりも手荷物にお気を付けください

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6.座席は窮屈だけと許容範囲

ライアンエアーの飛行機は、ボーイング社のB737-8という機材で、3-3の配列になっています。通路幅もかなり狭いのですが、座席の幅やシートピッチ(間隔)もけっこう狭いので、乗っているとやや窮屈な感じがします。

特に、私は身長が185㎝とやや高いので、普通に座っていると膝が前の椅子にぶつかってちょっと嫌な感じがします。身体の大きい方はやはり同じように、少し狭そうにして座っている印象があります。

ただ、ヨーロッパ内路線なので、飛行機に乗っている時間自体は1-4時間ほどと比較的短く、我慢ならない!というワケでは全然ありません。通路側の席だったら通路に軽く脚を傾けておくこともできます。そして、寝ていれば窮屈さも忘れられます。

ヨーロッパのLCCの場合、座席については正直五十歩百歩だと思うので、ライアンエアーでも十分です。

7.吹きさらしの中で搭乗を待つ

なぜか分かりませんが、ライアンエアーは、搭乗ゲートを通ってから、実際に座席に座るまでにかなり時間がかかります。もう少し効率よく案内すれば、定時運航率も高まるのではとも思うのですが、結局は待たされます。

そして、空港によるのですが、搭乗できるまでの間、長い列を作って外で待つ必要があります。もちろん、ボーディングブリッジを使っている空港であれば、そんな必要はありませんが、ライアンの場合、サブ空港を使っていたり、遠く離れた搭乗ゲートに駐機したりしているので、外で待たなければならないことがかなり多かったです。

エンジンのついた機体のそばにいると風がめちゃくちゃ強く、冬だととても寒かったです。また、一度だけ小雨が降っていた時があったのですが、強風と相まって正直まあまあしんどかったです。こればかりは、事前にどうしようもない、運のようなものだと思います。

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8.意外と定時運航率が高い

留学中も合わせると、ライアンエアーにはかれこれ10回以上は乗りました。ローマからはパリ、リスボン、カリャリ、バーリ、マドリード、そのほかにもフランクフルト、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、プラハ、ブダペストなどなど。

色々と使ったものの、ライアンエアーの定時運航率については、それほど不満に感じたことはありません。最大で1時間弱遅れたこともありますが、大体は10-15分程度。そうなると「これだけ安いし、まぁいいか」という気になってきます。

これに関して、少し古いのですが、具体的な統計があります。2015年以降、ライアンエアーの定時運航率(出発予定時刻からプラス15分以内に出発した割合)は、常に90%前後。正直、LCCの中では、かなり頑張っているのではないかと思います。ちなみにそのことが記載されたライアンエアーのページでは、ヨーロッパのLCCの雄・イージージェットと比較しても自社が優秀なことをこれ見よがしに書いています(笑)

9.すべての機内サービスが有料

これは当然と言えば当然なので、サラッと取り上げます。機内で提供されるドリンクとフードは全て有料です。事前にチェックイン時などに注文しておくこともできますが、私としては、LCCに乗ってまでわざわざ機内食を食べる気持ちにならないため、使ったことはありません。

搭乗前に、ミネラルウォーターと小腹が空いた時用のお菓子くらいだけ準備しておきます。ヨーロッパ内は比較的フライトが短いので、これで十分乗り切れると思います。もちろん、空腹やのどの渇きが限界という際は、無理をせずに注文した方がいいと思います(笑)近くの人が食べていたラザニアみたいな機内食を見たことがありますが、けっこう美味しそうでしたよ。

10.値段相応であることを理解して利用する

ここまで色々と説明してきましたが、正直、全てにおいてこの項目を意識しておけば、有象無象の不満も消えるのではないでしょうか(笑)ヨーロッパ内を2-3,000円で移動できるのであれば、サービスの制約も頷けますし、若干の悪さも呑み込めます。

ギリギリのサイズオーバーで追加料金を払わされている人の顔を見ると、すごいイライラしているのですが、そもそもこれだけ安いなら、まぁ、ルール守らないと元も子もないのでは?と思ってしまいます。

いずれにせよ、航空会社の第一の使命である、安全に目的地まで就航すること、だけを達成してくれていれば、それほど文句はないです!

さいごに

ヨーロッパでも最も有名なLCCのライアンエアーを取り上げました。いかがだったでしょうか?ヨーロッパ旅行の際、利用する機会がある方は、是非このサイトの記事を参考にして、検討いただければ嬉しいです!

ライアンエアー特集記事

ヨーロッパを代表するLCCで、イタリア全土に就航しているライアンエアー(Ryanair)についてまとめました。それぞれの記事で詳しく解説しているので、是非読んでみてください。

第1回:予約手続きについての記事はこちら

第2回:チェックイン、当日の流れについての記事はこちら

第3回:利用時の注意点についての記事はこちら

第4回:特に注意が必要な手荷物についての記事はこちら

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