L'Italiano [イタリア語] 文化

留学経験者直伝!イタリア語学習に役立つ参考書徹底解説(初・中級編)

投稿日:2016-08-13 更新日:

参考書探しでお困りのあなたに

イタリア語の勉強を始めようとしていても、どの参考書を使ったらいいか困っている方が多くいると思います。特に、英語の教材量に比べればイタリア語は圧倒的に教材が少なく、いいものを探し出すのにも一苦労。

そこで今回は、実際に使ってみて良かった、イタリア語の参考書をまとめてみました。イタリア語を勉強してみたい!はじめたばかり!の人にも安心な教材を紹介していますので、是非アマゾンのページでもチェックしてみてください。

レベルが高めな中・上級編はこちら

1.文法書

超初級

まずは「イタリア語の勉強をしてみたいけど、何をしたらいいか分からない!」「簡単なことからやってみたい」という方にオススメな、イタリア語の簡単なところから勉強することができる本をピックアップしていきます。

ニューエクスプレス イタリア語

あらゆる言語で参考書を出版するニューエクスプレスのイタリア語版です。会話とその訳が中心に構成されており、旅行でも使えるかもしれない言葉も多いです。やさしい練習問題もついているので、やったことをすぐ確認できるのもいいですね。

ただ、やはりこれ一冊だけではボキャブラリー量的にはかなり乏しいので、「基礎の基礎でとりあえず触れてみたい!」人にはうってつけかもしれません。

はじめてのイタリア語

1998年出版・新書サイズの本ですが、イタリア語を勉強するための基礎は十分に詰まっています。ニューエクスプレスよりはちょっと堅い雰囲気はありますが、それでも文法の基礎には定評があります。文章は口語体で書かれているので、講義感覚で読み進めることができます。昔イタリア語を勉強した人の復習などにも最適な一冊かもしれません。

初級~中級(全範囲)

こちらは、「最初からイタリア語をしっかり勉強したい!」や「初級を終えてもっとやってみたい」と思っている方向けの本です。難易度的にはどれも高くありませんが、全文法事項を説明しているので、やや時間がかかるかもしれません。

イタリア語のABC

文法を徹底的に習得したい人にオススメ。文法事項に関しての説明が詳しく、例文が非常に多いのが特徴的。訳を見て対応させるというよりは、たくさんの文法に触れてケースバイケースで対応する力をつけられる本とでも言えるかもしれません。

特に、イタリア語の難所でもある過去時制(大過去・前過去・遠過去など)についての解説はバリエーションが豊富。コミュニケーションだけでなく、新聞や本などアカデミックなレベルのイタリア語を身につけるにもってこいの参考書です。1周すれば、かなりイタリア語は読めるようになるのではないでしょうか。

発音に関しても、閉口音と開口音のEや、母音の発音の際の舌の位置が述べられているので、長音の方法も独学である程度までは習得できるはずです。

ただし、例文がほぼ単文形式なので、会話の中で覚えるのが得意な方(ニューエクスプレスのような参考書が得意な方)には少し不向きかもしれません。練習問題は豊富な解説量と比較すれば貧弱な印象を受けますし、それほど役に立つかと言われると微妙かも(個人的な意見です)。私としては、この1冊をメインの文法書として据え、会話や文法問題の問題集を併用するのが一番効率的な学習方法なのではないかと感じます。

ゼロから始めるイタリア語

初級から中級に移るのに十分な文法事項の説明がありながら、会話にも重点が置かれた優秀かつちょっと不思議な参考書。その不思議さは、参考書自体がオペラ『カヴァッレリーア・ルスティカーナ』の物語に沿って進んでいくことに由来します。

シチリア島を舞台にした怪しい男女の三角関係だとか、そんなことを扱う参考書は他にはないでしょう(笑)ちょっと別角度からイタリア語を攻めてみたいなんて人にオススメ。

2.問題集

初・中級

しっかり身につくイタリア語トレーニングブック

イタリア語のABCのような、詳しい解説がついた文法書と併用するのがオススメ。この参考書自体、説明は少なくシンプルですが、他の問題集にはない圧倒的な問題量で、イタリア語を書きながら練習することができます。

また、レベル別に章が分かれており、まずは簡単な文法(人称代名詞・動詞・近過去など)をおさえ、その後に難しい文法(仮定法・遠過去・接続法など)のように順を追って習得していくことができます。また、単語レベルもそれほど高くないので、「単語は分からないけど文法をとにかくやりたい!」という人のニーズにも応えられるように思います。

3.単語

文章や例文の中で単語を覚えるのも非常に重要ですが、さらに語彙力を増やす上で是非活用したいのが単語帳。

初級

これなら覚えられる!イタリア語単語帳

イタリア語の単語帳と言われれば、まずはこれでしょう。とにかく初心者に適切な難易度。覚えやすいように配置された大きくて分かりやすい単語リスト、さらに豊富な例文などなど、さすがイタリア語講座を開くNHKの出版社だけあります。CDの音声も、是非聞きっぱなしにしながら学習しておきたいものです。

ただこれ一冊だけを使っていても、語彙力としてはそれほど向上できるかは怪しいところ。あくまでも初心者向け・勉強したことない人の最初のステップと考えておくべきかもしれません。中級レベルまで勉強していく方は、この単語帳の内容であれば、例文や読解の中だけでも知識として定着させることができてしまうと思います。

逆に中級レベルまで力を育てるために、例文に出てくる単語・熟語・構文をしっかりと頭に入れるような気持ちで臨めば、語彙力以上の活用ができるはずです。

初・中級

話すイタリア語の単語力

個人的には、現在出版されているイタリア語の単語帳の中では最も優秀だと思います。なにより、様々な用途かつ様々なレベルの人に使うことができます。身体の部位や基本的な動詞、名詞、形容詞からはじまり、テーマごとに単語を分けているのが魅力。天気や政治、スポーツ、レストランなど、細かく全71章構成です。

この分類に分けて勉強できるという意味で、それぞれの単語を関連付けたり、何か自分が興味のある分野と引きつけて覚えられるのはとても良いです。さらに日常生活に使われる単語が豊富なので、留学前に購入してみてもアリでしょう。

  • 目次では、それぞれの項目に分かれている

CDもついているため、発音も安心。ただ欠点は、その日常会話というテーマ。会話向けな分、読み物や新聞記事などに出てくる単語が載っていないなんてこともよくあります。物足りなく感じる人もいるかもしれませんが、全体的には非常によくできていると言えます。

【次ページ】会話・リスニング練習・検定対策の教材

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  • この記事を書いた人

編集者Y

1年間ローマに留学。マンマの家にホームステイをし、真のイタリア文化を身をもって体験。
観光学を専攻するために大学に通いつつも、大半の時間をローマっ子たちとの交流に費やす。
好きな街はタオルミーナとコモ。

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