【セリエA2017-18】苦難を乗り越え...セリエB優勝の雄スパルを徹底解説

 2017/06/20

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セリエA昇格チームをピックアップ

ユヴェントスの史上最長6連覇で幕を閉じた2016-17シーズンのセリエA。今シーズンの各クラブの戦いも終了し、セリエAの試合がない時期は、代表戦や、移籍市場、プレシーズンマッチなど、また見逃せない時期でもあります。

本記事では、来シーズンをセリエAで戦うセリエBからの昇格組の中でも、昨シーズンセリエBで優勝を収めセリエAに昇格した、スパル(SPAL)というチームについてお話をしていきたいと思います。

セリエB優勝のSPALとは?

何と言っても昨シーズンのセリエBサプライズは、スパル(SPAL)が優勝し、昇格を決めたことでしょうか。エミリア・ロマーニャ州のフェラーラに本拠地を構えるSPALは正式名称をSocietà Polisportiva Ars et Labor 2013といい、1907年に創立された、非常に歴史のあるクラブです。クラブ創設110年の歴史を持ちながら、セリエAに昇格したのは49年ぶりのことです。

愛称は白と水色のユニフォームからBiancoazzurri(白と水色)と呼ばれます。

偶然私がフェラーラに訪れた際に、フェラーラ駅から中心街へ向かう途中でスタジアムの横を通りました。スタジアムというと、ミラノのサンシーロやローマのスタジオオリンピコのように、郊外にどかんと構えられたものをイメージしますが、SPALのパオロ・マッツァスタジアムは本当に街中にぽつんと小さいスタジアムがある感じ。この時はまさかセリエBで優勝することになろうとは思ってもみませんでした。

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創設110年の歴史と、再建の道のり

さてこのスパルですが、先ほど49年ぶりのセリエAと書いた通り、セリエAに復活するまでには長い長い道のりがありました。2005年、2012年には経営破綻に陥り再建を余儀なくされるなどクラブは困難に陥り、そのたびに降格を経験することに。2012年の破綻の際には、クラブ史上初のセリエD(5部相当)を経験するなど、21世紀に入ってからは特に苦しい状況だったといえるでしょう。

ですがその中で、たった2013-14シーズンからのたった4シーズンで49年ぶりのセリエA復活を果たしたのは、まさに驚異的といえるでしょう。

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契機は監督交代と2015-16シーズン

21世紀に入ってからは、いつの間にかセリエAどころかセリエBすらも遠のいていたスパル。そんな彼らの契機となったのは2014-15シーズンでした。その年から、フィオレンティーナでプリマヴェーラ(下部組織)の監督をしていたレオナルド・セーンプリチが監督を務め、経営再建後のチーム改革を担うことに。そしてこのシーズンにチームを4位に導きました。

さらに、2015-16シーズンにはそのセリエCで躍進、優勝を果たし、チームはセリエB昇格を決定しました(そのシーズンのセリエCでのゴール集はこちらの動画から)。

セリエBでも快進撃

ご存知の通りスパルの勢いは止まりません。2016-17シーズンには、42試合で22勝12分8敗という好成績で勝ち点78を獲得し、セリエBで優勝しました。

開幕戦こそベネヴェントに敗れたものの、その後は勝利と引き分けを順調に続けて徐々に勝ち点を積み重ね、後半戦には3位まで浮上、35節以降はヴェローナやフロジノーネを振り切り首位に立ち続け、最終的には優勝するまでに至りました。

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