イタリアのワインについてご紹介するシリーズ、今回は白ワインに使われている白ブドウです。
イタリアの定番白ワイン5品種
1.トレッビアーノ
イタリア全国で広く生産されており、イタリアにおいて最も多く生産されている白ぶどう種がトレッビアーノ(Trebbiano)です。また、赤ワイン白ワイン問わず、混醸に多く使われているため、各地でも生産されています(例:トスカーナのキヤンティ)
派生品種もあわせて白ブドウ栽培面積第1位。どちらかと言うとカジュアルなワインに多く使われます。
トレッビアーノ・ロマニョーロ種の ワインは、金色がかった黄色で、ブドウや果実の香りがする辛口で繊細な味わいです。そのほかでは、ヴェルモットやウイスキーの原料となったり、バルサミコ酢の原料としても使われています。
トレッビアーノ・ジャッロ種は、薄い黄色でワイン香があり、わずかに甘みを感じるワインになる。
2.モスカート
モスカート(Moscato)は、トレッビアーノと同じく、イタリア全土で栽培されています。このブドウから作られるワインの数は、イタリア内で最も多いようです。
そのため様々な種類(モスカート・ビアンコ、ジャッロ、ローザ)がありますが、各種ともマスカットやバラのような香りをもっています。そして、ジャッロやローザのほとんどは甘口ワインにされていますよ。
3.コルテーゼ
北部のピエモンテ州での生産が多いコルテーゼ(Cortese)。このぶどう種からは、ピエモンテ州の白ワインである「ガヴィ」に使われる主要品種です。
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4.ガルガーネガ
ガルガーネガ(Garganega)は、北部のヴェネト州での生産が多いブドウ品種です。このぶどう種からは、ヴェネト州の庶民的白ワイン、「ソアーヴェ」が生産されています。
黄色がかった麦わら色のワインになりますが、緑がかったものもあるようです。アルコール分が少なく、新鮮でアロマがあり、アーモンドやチェリーの香りを持つソフトな味わいのワインとなりました。
5.グレーラ
グレーラ(Glera)は、かつてプロセッコと呼ばれていた品種で、ヴェネット州において微発泡ワインのプロセッコの主要品種となります。
プロセッコという名前が世界各地のスパークリングワインで使われ始めてしまったため、差別化を図るために名称を変更したようです。
さいごに
いかがでしたか?白ワインに使われるブドウの種類はたくさんありますので、是非勉強してみてくださいね!