イタリアのクラフトビール・ソララマを飲み比べ

イタリアのクラフトビール・ソララマを飲み比べ

ゆうさん

学生時代にローマ・サピエンツァ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。今は日系企業で国際提供業務に従事する社会人3年目。イタリアで仕事をする機会を細々と狙っています。サザンオールスターズとサンドウィッチマンが大好き。

イタリアとクラフトビール

イタリアと言えば各地域特産のワインやリキュールが有名ですが、近年若者を中心に広がりつつあるビール、そしてクラフトビールの流れを忘れてはいけません。

最初のブームは1996-99年の20世紀末と言われており、徐々にビール醸造所が増えました。ワイン大国であるイタリアならではの、ワイン樽で仕上げたビールや、ブドウの搾りかすを原料にしたビールなど、どれもこれもオリジナリティに溢れています。食文化が豊かなイタリアならではのこだわりの強いクラフトビールを手軽に飲みやすくなりました。

アペリティーボ」と呼ばれる食前酒文化が広がる北部・中部イタリアでは、徐々にビールも市民権を得ています。個性が強すぎて食事と合わせづらいこともあるクラフトビールですが、おつまみとの相性は抜群。

近年はローマやフィレンツェでも、クラフトビール専門店が増えており、若者がスタンディングで楽しんでいる姿をよく見かけました。家でワインばかり飲んでいる両親や祖父母を横目に「若者はビールでしょ!」と外でビールをたしなむ友人が大変多かったです。

ピエモンテのクラフトビール「ソララマ」

今回飲み比べをする「ソララマ」は1999年創業と、イタリアの中ではかなり老舗のビールメーカーです。スイスとの国境近く、山間にぽつんと佇む小さな村、ロンバルディア州キアヴェンナ(Chiavenna)で誕生し、2004年にはさらに美味しい水を求めてピエモンテ州のスーザ渓谷のヴァイエ(Vaie)に本拠地を移転。

以後この「ソララマ」ブランドはイタリアでも確固たる地位を築きつつあり、国内のみならず海外のコンペでも賞を受賞しています。

ソララマの3つのこだわり

①高品質の山の水

山が多いピエモンテ州...ビール工場があるヴァイエ(Vaie)という村は、スーザ谷の麓にあり、村の水道は直接泉から引いているほどで、ミネラルウォーターとしてボトリングされていたほど。

この高品質の水は、ビールの全てを支えています。

②創業1999年の伝統

20世紀末のイタリアのイタリアクラフトビールブームとともに誕生した「ソララマ」。当時のビール醸造所は国内で数える程度で、彼らもとても小さな醸造所からスタートしましたが、今では国内生産量トップ15のメーカーに数えられています。

③飲みやすさ

「ソララマ」のビールは、「香り」「飲みやすさ」「消化の良さ」が特徴的であり、ビール愛好家の玄人だけでなく、初めてクラフトビールを飲む人にも喜ばれています。この飲みやすさは、やはりミネラルが豊富でまろやかな水のおかげでもあります。

飲み比べセットの中身紹介

さぁ、お待ちかね!この飲み比べセットを開封していきますよ。今回は家族からのクリスマスプレゼントということもあってか、化粧箱に梱包され、とってもかわいい姿でビール3本が入っています。

開けた瞬間の印象...

ゆうさん

かわいい!!けどイタリアっぽくない?

イタリアのビールというより、どちらかといえばイギリスやベルギーのビールを連想させるようなラベルです。しかし!オオカミのイラストがかわいく、ちゃんと3本が緑・赤・白のトリコローレになっております。

化粧箱から取り出してみるとこんな感じ。瓶に室内が反射してしまうので、撮影がちょっと大変だった(笑)

なるほど...。ラベルの色ごとに味も違うみたいだな...。赤がIPA、緑がシングルホップ、白がカルフォルニアと。それぞれどんな味なんだろうか。

今回この飲み比べセットを購入した「Via Italia」さんのページでは、この3種類をそれぞれ以下のように紹介しています。またそれぞれに私が飲んだ時の印象もご紹介していますので、ご参考までに!

赤:IPA(アメリカンスタイル/IPAスタイル)

イギリス産のモルトと、アメリカ産とニュージーランド産のホップをふんだんに使用した苦味と香りのハーモニーが特徴。白くて繊細で持続性のある泡と程よい苦味のIPAです。

ゆうさん

日本のビールに通じる部分もある、適度な苦みとキリっと感が私を惹きつけます。一杯目のビールにふさわしく「泡を楽しむ」ことができるのも赤の特徴なのではないでしょうか。

またずっしり感が少ないため、一層ミネラル豊富な水の美味しさを味わうことができるビールです。

緑:シングルホップ(アメリカンペールエールスタイル)

トロピカルフルーツや柑橘類を連想させるホップ「シムコ―」のシングルホップ。ドライホッピング手法を用いることで、これらの特徴を際立たせています。バランスがよく辛口のミディアムボディ。

ゆうさん

3種類のビールの中で最も飲みやすく、比較的食事にも合わせやすいのが緑のシングルホップだと思います。

飲む前の香りはありませんが、口に入れるとほのかに苦みがひろがりつつも、グレープフルーツのような苦み・甘み、そしてフレッシュさが合わさったような、独特な味わいを感じます。

白:カリフォルニア(カリフォルニアスタイル/IPAスタイル)

通常よりやや高めの温度でラガー酵母を用いて発酵させ、ホップを多用したビール。シトラホップの柑橘系やトロピカルフルーツの香りと、ラガー酵母によるパンのような香りも感じられます。強い苦味と軽いモルトの香りを感じる後を引く辛口ビールです。

ゆうさん

この白がすごかった!飲み口にズガーンと入ってくる、強い麦の香りと苦い味わい。口に含めて舌で味わうと、さらにその苦みが広がりますが、その中に微かに優しい香りがあるのが分かります。これはグビグビのみタイプではなく、じっくりと味わうビールな感じです。

...と、こんな感じで、三者三様、味わいはけっこう違いました。

ソララマを購入できるのはVia Italia!

この「ソララマ」、3本飲み比べセットが2.980円と、自分へのご褒美にビール好きのご家族・ご友人へのプレゼントにピッタリの価格設定です。

私も人からプレゼントしてもらったクチですが、いやぁ本当にいい経験になりました。これからも色々なビールを開拓したくなる、初心者にはぴったりな楽しいセット!

興味がある方は、ぜひぜひトライして、感想をお聞かせください!

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学生時代にローマ・サピエンツァ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。今は日系企業で国際提供業務に従事する社会人3年目。イタリアで仕事をする機会を細々と狙っています。サザンオールスターズとサンドウィッチマンが大好き。

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