2度と行くもんか!ローマで出会った"超"ぼったくりレストランの卑劣な手口

2度と行くもんか!ローマで出会った"超"ぼったくりレストランの卑劣な手口

編集者Y

ヴェネツィア大学に留学。観光や芸術史などの授業をとったが、たぶん本当に頑張ったのは遊ぶこと。 主にヴェネツィアや旅行関係の記事を書きます。

イタリアの町を歩いているとレストランの店員からの客引きに必ずと言っていいほど出会います。ごはん時ともなると「Ciao!僕のレストランの料理は最高だよっ!」てな感じで話しかけてくる、彼らの言葉にも気合が入ってきます。

旅行中なら彼らの言葉を信じ、レストラン探しをするのも一種楽しみなもの。しかし、そんな彼らの中には特に観光客をターゲットにしたぼったくりのレストランが存在するのも確かです。

今回は僕がローマを両親と旅行していた時に40ユーロほどぼったくられてしまったレストランでの体験談を書いてみようと思います。

レストランの場所

まずはレストランの紹介。場所はナヴォーナ広場の中ほどのレストランが立ち並ぶ道を進んで中ほどにあるDa Bomboloneというレストランです。

後から調べてみるとGoogleやTripAdvisorでの評価も5つ星中ほぼ1と、最低評価を受けていました。

pessimoとは、最悪という意味です。

実はこのナヴォーナ広場の周辺というのは美味しいレストランやアペリティーヴォの多いゾーンであり、本来であればこのような悪徳レストランがあるはずがありません。

このような低レベルの店がいかに生き残っているかを考えると、どれだけ観光客からお金をふんだくっているのか...恐ろしくもなります。

手口1.めちゃくちゃ気さくに騙してくる

さて、早速どのようにして私たちがぼったくられたのかを書いていこうと思います。

6時ごろに夜ご飯を食べようと思っていた私たちは、当初行こうと思っていたレストランが7時営業開始だったため、急きょ他のレストランを探すことになりました。

なにはともあれ超きさく

そこで客引きあって入ったのがこのレストランだったのですが、お客さんが少なく暇だったのかワインを飲んでいた店主がめちゃくちゃいい人風に話しかけてきます。

「日本から来たの!すごいね」「イタリア語しゃべれるんだ!Bravo!!」とすごい上機嫌。あぁ、いいレストランだなぁと思ったところで彼が「君たちの素敵な旅行にピッタリのメニューがあるからぜひ食べてきなよ!みんなこれを食べていくんだ!」と言ってきます。内容も海鮮前菜に、好きなパスタ、海鮮のフリットと充実したもので魅力的でした。しかし、値段を聞いてからがひどかったんです笑

値段が法外で危険

ここまで聞いて頭によぎったのがメニュー外の料理で法外な金額を請求してくるタイプの詐欺でした。そこで値段を聞くと20ユーロだと。これだけ食べれてそんなわけはありません。そこで問いただすと前菜一人当たりが20ユーロ。つまり前菜だけで家族三人で7000円近くする計算です。さらに聞いていくとメニュー全体で30000円以上するものでした。

別メニューを頼むと不機嫌に

油断も隙もありません。それは高い!ほかの頼むからメニュー欲しいと言うと急に不機嫌に。じゃあいくらなら払えるんだ!と切れ気味になる始末です。雰囲気が悪くなる中何とかメニューをもらってサラダとパスタ、イカのフリット、ハウスワインを頼んで70ユーロ程度と、割高だが法外な値段まではいかないメニューを頼むことに成功しました。

ここで私は騙されなくてよかった...と気を抜いてしまいます...。

手口2.会計は店の奥で一人でやらせる

観光客だらけの店

さて料理が運ばれてきて、ふと周りを見渡すとアジア系の顔やイタリア語でない言語を話すお客さんばかり。おそらく外国人をターゲットに吹っ掛けようとしているレストランなのでしょう。

とにかく客全員に例の高額メニューを勧めていきます。さらにお客さんが会計するときに店の奥に連れていかれるのも不思議でした。このときもっと気を張っていれば...と今でも後悔します。

会計の謎はまさかの...

実際自分たちが会計するときもカードで払うために親が店の奥に行きました。そのときチップが欲しいと言われこちらが承諾すると40ユーロものチップを請求されていたというオチです。おそらく一人にさせることで揉める気を起こさせにくくするのと、外国語が堪能な人が周りにいる状況を避ける目的もあるでしょう。

会計の際に机でなく店の奥に行くというのも変な話だし、最初から変な店だということはわかっていたのだからもっと気を付けるべきだったと反省はしています...。

イタリアでの支払い方法

イタリアの場合、クレジットカード払いはテーブル席ではなくレジの近くで会計をしなければならないこともしばしばあります。ですが、奥まで連れていかれるというのは極めておかしなことです。

日本と違い、イタリアのクレジットカード端末機械は、店員が自分で値段を手動入力する仕組みになっていることが多いので、PINコードを入力する前に、レシートに書かれた値段と同じか十分に確認する必要があります。

結論

今になって思うことは、見知らぬ土地で食事をするときは下調べをしっかりして入る前に確認するべきだということ。

これをやっていればここまで評価の低い店にはさすがに入らなかったと思います。もう一つは、最初に法外なメニューを吹っ掛けられた時点で、この店から出てしまえばよかったということです。吹っ掛けてくるような店を少しでも信用するような隙を見せるべきではなかったと強く後悔しています。

皆さんは私を反面教師に少しでも怪しいと思ったら毅然と断るか、そのレストランから出るくらいの態度をとっちゃってください。


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