おなかが気になるあなたへ。太りにくいピザがついに登場

おなかが気になるあなたへ。太りにくいピザがついに登場

ゆうさん

学生時代にローマ・サピエンツァ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。今は日系企業で国際提供業務に従事する社会人3年目。イタリアで仕事をする機会を細々と狙っています。サザンオールスターズとサンドウィッチマンが大好き。

小麦粉いらずのピザ?!

今回の記事は、イタリア最大の報道機関の1つ、Rai Newsから、「小麦に代わる代替物」についての記事です!小麦アレルギーや、グルテンが気になる世界中の人々にとって朗報かもしれません。

本題に入る前に、グルテンについてチェックしておきましょう。

グルテンとは?

グルテン (gluten) は、小麦、大麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の1つです。小麦粉を水とともにこねるとグルテンが作られて生地に粘りを出すことができます。この仕組みによって、パンやピザには粘り気が出るというわけですね。

しかしグルテンがつくる成分には、血糖値をあげたり、食欲を増進するものも含まれており、取りすぎは禁物と言われています。

そのため最近では、グルテンフリーダイエットなど、小麦の摂取を控えるダイエットも流行しているとか。

以下、原文訳 いくつか省略・編集があります。ご容赦ください。(原文記事はこちら

グルテンフリーのパンやパスタをつくる技術、特許取得

(foto da Rai News)

研究によって、小麦のもつたんぱく質と非常によく似たたんぱく質を、トウモロコシから取り出すことに成功した。これによってパスタやパン、グルテンフリーの食べ物が、小麦粉のときと同じ味、同じ香り、同じかたさで楽しめるようになる。

インスピレーションはプラスチック

この発見は、2人のイタリア人科学者、ヴィルナ・チェルネ教授とオンブレッタ・ポレンギ教授の研究の成果である。そして彼らは、2016年度欧州発明大賞(補足:ちょっと変わった名前ですね。笑)を受賞することを望んでいる。

もともとは“工業”の分野における発見であった、生分解性プラスチック(微生物によって無害なものに自然に分解される包装)の研究からアイデアを得たようだ。

実は彼らの研究は、すでにヨーロッパ特許庁によって、認められているのである。

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学生時代にローマ・サピエンツァ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。今は日系企業で国際提供業務に従事する社会人3年目。イタリアで仕事をする機会を細々と狙っています。サザンオールスターズとサンドウィッチマンが大好き。

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