【オタクへ】歴史や方言?みんな知らないイタリア語の世界を語るための特徴10つ

 2017/01/15

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ちょっとディープなイタリア語の世界

イタリア語の基本的なことはちょっと分かるけど、もう少し詳しいことが知りたい!と思う方へ。本記事ではそんなちょっとしたイタリア語オタクの皆さんの要望に応えるべく、イタリア語の歴史や方言などを様々な特徴から読み解いていきたいと思います。

1.ラテン語から派生した俗語

ラテン語

イタリア語がラテン語から派生したということは確かなようです。けれどそれはイタリアの学校で教えられるようなラテン語ではなく、俗語(話し言葉)でした。

そしてそれは共和国の時代に、ローマの一般市民、兵士や農民に話されているものに近かったのです。実際、クラッシックなラテン語と、彼らが使っていた言葉とでは、ニュアンスの違いが見て取れることが多いんだとか。

イメージとしては、クラッシックなラテン語が「太っている」と言うのに対し話し言葉では「デブ」と言うみたいなものでしょうか。

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2.イタリア語の原型はどこからは?

イタリア語の原型が文書として残っているのはいつ頃からでしょうか?公的なものとしては、960年の「カプアの証文」(Il Piaciuto Capuano)というのがそれにあたるようです。

全てイタリア語で書かれていたのではなく、ラテン語の文章の中に、話し言葉として少しのイタリア語が混ぜられるようにして登場したんだとか。

ですが、最古のイタリア語の記述は、コンモドゥスのカタコンベ(Catacombe di Commodilla、ローマのvia delle Sette Chieseにある)という、6~9世紀まで歴史を遡る壁に書かれています。

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壁には「秘密を大きな声で言わないように」と書かれており、おそらく、教会などにおける祈りの声をもう少し小さくするように、友人に求めたものだとされています。

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3.イタリア語の体系化をしたのはダンテ

話し言葉である俗語は、侵略者たちの言語(ロンバルド語やフランク語、ゴート語)などと混ざって派生し、そしてそれが発展してイタリア語になりました。

ダンテ

その体系化に大きく貢献したのは『神曲』などで知られるダンテ・アリギエーリです。彼は1303~1305年に彼の捧げた著作「De vulgari eloquentia」(俗語の話し方)を発表し、イタリア語を定義づけたとされています。

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