【イタリア留学】シエナ外国人大学の留学に関するあれこれ徹底解説

【イタリア留学】シエナ外国人大学の留学に関するあれこれ徹底解説

ゆうさん

学生時代にローマ・サピエンツァ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。今は日系企業で国際提供業務に従事する社会人3年目。イタリアで仕事をする機会を細々と狙っています。サザンオールスターズとサンドウィッチマンが大好き。

イタリアには通常の大学以外に「外国人大学」と呼ばれる大学があるのをご存知ですか?それはウンブリア州の州都であるペルージャとトスカーナ州のシエナにあるのです。

もちろん、これらの大学に私たち日本人も通うことができ、通常の大学より言語の手厚いサポートが受けられるなんてことも。今回はシエナ外国人大学の語学コースに通うケースについて、手続きなどを紹介していきます!

シエナ外国人大学の留学解説

0.外国人大学とは?

そもそも外国人大学とは、イタリア語やその他の言語教育(イタリア人が外国語や文化を学ぶ)に力を入れている国立の教育機関のことです。

設けられているコースとしては

  • 大学正規コース(corsi di laurea triennale)
  • マスターコース(corsi di laurea magistrale)
  • 外国人のための語学コース(イタリア語・文化コースcorsi di lingua e cultura italiana)

などがあります。

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イメージとしては、語学コースは大学と語学学校の掛け合わせのような感じ。語学レベルによってはイタリアの文化についてのコースにも通うことができます。

さまざまな国から、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が通っています。語学コースの学生は、決して母国で学生をしているとは限らず、母国でイタリア語の先生をしている人がレベルアップのために通うことはよくあること。

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日本からも毎年多くの学生・社会人が学びに来ます。ペルージャ外国人大学とシエナ外国人大学、微妙に学費に差があったりしますのでぜひご自分でもホームページはチェックしてみてくださいね!

1.「行きたい!」

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語学コースは大学のホームページ内の"corsi di lingua e cultura italiana"というところに詳しい情報が載っています。ちなみに管轄はcentro linguisticoというところ、日本語だと語学教育センターといったところでしょうか(強引に翻訳)。

まず「行きたい!」と思ったらページ下にある申込書"modulo di iscrizione"をクリックしてダウンロード・印刷しましょう。心配な人は直接メールを書いて送ってみるのもありです。

申込書には通いたい月にチェックを付けていきます。通常コースは1~3月、4~6月、という3か月単位で進んでいきます。途中からでも入れるのでご心配なく。

そのほか必要事項を記入します。

2.必要な書類

申込書のほかに、

  • 学費を振り込んだ際の領収書(la ricevuta del pagamento)
  • パスポートのコピー(la fotocopia di un documento di identita)
  • 高等学校の修了証(卒業証明書)(il diploma della scuola superiore、英語もしくはイタリア語)(もしくは高校以上の最終学歴のもの)

必要な書類はスキャンして電子ファイル化しメールで送ることができます。住所も載っていますし郵便でもかまいませんが、いつ届くのかわからないですし、断然メールのほうが早いですし確実です。

がんばってスキャンしましょう。そろったら申込書にあるメールアドレスに添付して送ります。

3.卒業証明書について

母校に書類の作成をお願いしましょう。英語かイタリア語、という指定なので英語で。

クラスが上級レベルだと(C1,C2)、diplomaというのを要求することができます。修了証のことです!無事コースを終えた場合に受け取ることができますが、これがほしい場合高等学校の修了証(卒業証明書)はイタリア語に翻訳され大使館に認証されたものでなければなりません。

この場合の手続きを、順を追って説明していきます。

母校に証明書の申請

母校の高校に卒業証明書と成績証明書を要求する。どうせ翻訳されるので日本語でかまいません。1週間くらいかかるのでお早めに。母校のハンコがあるか確認してください。英語版だとない場合があります。

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外務省認証

外務省で認証を受ける。(公印証明。ハンコを押してもらいます)(ここまではおそらく共通!)

書類翻訳の依頼

大使館指定の翻訳者さんリストから、翻訳者さんに連絡を取る。

翻訳者さんに書類を送り、翻訳してもらう。やり慣れた方がほとんどなので指示に従う。翻訳者さんは翻訳した後に大使館に出向き、書類の認定を受けます。

そして最後に、翻訳者さんからできあがった書類を受け取れば完成です。

4.パスポートのコピーについて

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パスポートも、コピーの書類を有効にするために認証を受けなければなりません。上と同様に外務省で認証を受けます(アポスティーユ)。

5.学費について

ビザ申請のためには学費が全額振り込まれていなければならないので、全額振り込んでしまったほうが無難です。半額ずつなどわけて振り込むことも可能ですが、ビザ申請を考えるとあまりお勧めできません。

6.入学許可証について

すべての書類を送ると、入学許可証をいただけます。入学許可証の確認が送られてくるので、登録した月などの確認をしましょう。

また、これはビザ申請に必要で、なおかつ学費を全額支払ったことが明記されていなければならないので、「書いてください」とお願いしましょう。

入学許可証は、大使館あてに届くようです。家には来ませんでした。ビザ申請の際には確認で送られてきたコピーを印刷して持っていきました。大使館の人が大使館に届いたものと確認していました。

7.寮について

寮に入りたい方は、入学許可証を作成してもらったら寮を管理しているセクションにメールを出しましょう。
自分でアパートを探すことも可能です。

さいごに

いかがでしたか?イタリアの大学入学のための手続きは、手こずることもありますが、しっかりと準備して早めに臨めば問題ありません。外国人大学入学のための手続きのやり方の、参考になれば幸いです。

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