ヴェネツィアでの生活を振り返る
ヴェネツィアでの留学生活もあっという間に2か月が経とうとし、どうにかこうにか楽しい日々を過ごさせていただいてます。ここでいったん一区切りということで、留学先にヴェネツィアを選んだ理由、2か月間留学してみての感想などを少し報告してみようと思います。
これから先、イタリアへの留学を検討している方に、ヴェネツィア留学の雰囲気を少しだけでもお伝えできたらなぁ!と思います。もちろん、まだ2か月しかいない時点での感想ですが(笑)
留学した後の記事は?
この記事は、留学2カ月経過時点の体験談です。留学を終えた後の体験談は「【体験記】ヴェネツィア1年間の留学 辛かった&楽しかった&大切なことetc総まとめ!」の記事で読むことができます。
ヴェネツィアを選んだ理由
私は2年生の夏休みに大学のショートビジット制度を使ってヴェネツィア大学のサマースクールで2週間勉強していました。
なのでヴェネツィアの雰囲気などは、この留学の前にある程度はつかめていて、その時にヴェネツィアの良さを知りヴェネツィア大学に留学することを決めました。
ヴェネツィアの良さ
景色
なんといっても、景色の良さはイタリアの都市の中でも最高クラスでしょう。朝起きてトイレから見える一面の海や、登下校中に見える運河、そして夕暮れの景色を見ていると、本当に留学来てよかったぁと思います。
登下校や買い物に行くための船(ヴァポレットと呼ばれる公共の交通機関)に乗る、わくわく感を感じられるのもおそらくヴェネツィアだけかもしれません。
日本語学科の存在
最高レベルの日本語教育
ヴェネツィア大学は、東洋の言語教育がとても盛んな大学です。そのため、日本語・中国語・韓国語などを勉強している学生がちょっと驚くほどいます。
特に、日本語教育に関してはイタリアで一番だと自負しているらしく(日本語の先生曰く)、住んでいる寮の中だけでも5人以上は日本語を勉強しているイタリア人がいます。
友達づくりが楽
これはつまり日本に興味のあるイタリア人がとても多いということで、友達を作るのが簡単だということです!これは引っ込み思案な私にとって最高の条件でした。
また、日本語の授業も大量にあるのでそこで友達を作ることもできました。自由会話の授業はイタリア人と日本語・イタリア語・英語で話して、仲良くなった人と授業後に遊びに行ったりする感じです。
生徒の数も多い分、イベントも多くて楽しいです。日本語の文法の授業などもイタリア語で行われているものを選んで受ければ、日伊作文の練習などができてとてもためになります。
大学のサポートがましな気がする
手続きが楽
留学するにあたっての手続きの煩雑さ・思い通りに進まない感は誰もが感じるものなんだろうと思いますが、少なくとも私は、他の大学の話を聞く限り、ヴェネツィア大学の手続きは簡単なほうだと感じました。
入学許可証の申請や、授業の登録などやらなければならないことをメールで教えてくれたりリマインダーを送ってくれたりと、イタリアの大学なのに!と思うほど丁寧な時は多かったです。
バディー制度がある
また、現地ではバディー制度を利用すればpermesso di soggiorno(滞在許可証)などの面倒くさい手続きも、バディーのイタリア人が一緒にやってくれるので安心です。
しかも日本人ならたぶん日本語を勉強している(話せる)イタリア人がついてくれるので、イタリアの横柄な役人たちを相手にするのにとても心強いと思います。ただ、ヴェネツィア大学は日本で行う留学手続きの開始時期や締め切りの時期がほかの大学よりも早いので注意が必要でした。
英語の授業も充実
ヴェネツィアには、いわゆるイタリア人が通うヴェネツィア大学とVenice International University(VIU)という留学生向けの学校の2つがあります。
このVIUの授業は英語で開講されているのでイタリア語が全くできなくても大丈夫で、ヴェネツィア大学Ca' Foscari に留学している人なら授業をとることができます。
イタリア語の授業ももちろんこのVIUでもとることができるのでイタリア語を全く知らない状態で留学に来ても大丈夫です。
治安がいい
ヴェネツィアは観光客が夜遅くまで町に大勢いたり、自動車や自転車の街中での使用が禁止されていたりと、治安を悪くさせる方々には不都合な街なのか、治安はいいです。
また物乞いの人々や、明らかに違法な偽物バッグなんかを売っている人の数も他の都市よりも少ないと思います。ただしスリなどはちゃんといますので、この治安の良さにボーっとしているとやられるので常に警戒しておくことは大切です。
ヴェネツィアの悪いところ
物価の高さ
ヴェネツィアは観光都市かつ、品物を船で街中まで運ぶ輸送費がかかるため物価は他の町に比べて高いです。特にリアルト橋周辺やサン・マルコ広場周辺などの観光スポットのカフェなどは、観光客向けの価格設定になっているため、気分はディズニーランドの中です。
ジェラート食べたいのに高くて我慢したりして嫌になります。なので観光客向けのお店とそうでない店を見分けて買わないと、同じものでも値段が倍以上違うなんてこともざらなので注意が必要です。
今のところ学生よく集まる広場の周辺なんかは比較的良心的な価格設定だとか、あの店は安いとかの情報をかき集めて生きています(笑)
狭い
ヴェネツィアはとにかく小さい街なので、どこに行こうと小さい路地と運河があります(笑)
なので大きな公園なんかはほとんど見当たらないし、樹をはやすスペースもないのかほとんど生えてない気がします。どこに行っても石畳と運河という感じ。なので他の町に行って芝生とかの自然のにおいを嗅ぐとなつかしさがこみ上げてきます。
また、観光客が多いので観光スポットの周りの細い路地なんかは思うように歩けない事態が頻繁に起こります。授業に遅刻しそうなときなんかはほんとにイライラ。「これかわいぃー」とか言ってないでさっさと歩いてほしいです。
おわりに
いかがでしょうか。なんだかヴェネツィアの良いところのほうが多めに書いちゃった気がしますが、そこはご愛敬で(笑)少しでもヴェネツィアの情報が伝えられていたらうれしいです!
留学した後の記事は?
この記事は、留学2カ月経過時点の体験談です。留学を終えた後の体験談は「【体験記】ヴェネツィア1年間の留学 辛かった&楽しかった&大切なことetc総まとめ!」の記事で読むことができます。