【くだらなすぎ注意】ローマのバスで出会える迷惑な行為&人物ランキングトップ10

【くだらなすぎ注意】ローマのバスで出会える迷惑な行為&人物ランキングトップ10

ゆうさん

学生時代にローマ・サピエンツァ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。今は日系企業で国際提供業務に従事する社会人3年目。イタリアで仕事をする機会を細々と狙っています。サザンオールスターズとサンドウィッチマンが大好き。

ローマの面白くておかしなバス事情

ローマ全体を網目のようにして通るバス。地下鉄が2.3本しかないローマ特性上、交通の中心を担っているのはバスです。しかしそんなバスでも遅延したり渋滞したりの嵐でなかなか利用していても不満はたまるもの。

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ですが本記事ではそんな不満を飛び越えた、バスの中で出会える迷惑行為や変な人、事件なんかについてまとめてみました。迷惑度・危険度・レア度それぞれ5点満点の計15点でランキング付けしてあるので、楽しみながら読んでみてください。同率の場合は迷惑度が高い方が上位です。

10位 音楽を聴く(7点)

迷惑度:2
危険度:3
レア度:2

中心部なんかはあまり見かけませんが、ちょっと郊外に出てみると、運転手さんは大体イヤフォンなんかつけています。最初は電話とかがかかってきた時のためや、バス同士の連絡などのためにつけておいてるのかなとか思ったのですが、フンフンノリノリで鼻歌を歌ってるのを聞いて確信しました。

こいつ音楽聴いてるわ。

もちろん正式な意図もあるのかもしれませんが、バレなければ用途は自由。さすがイタリアとでもいうべきかもしれません。

9位 バスに路線の表示がない(7点)

迷惑度:3
危険度:1
レア度:3

生活に慣れてくればいいものの、ジワジワと迷惑をかけてくるのが「バスに路線表示がない」です。イタリアのバスは、停まってもらうときに手を出さないといけないのですが、自分の乗るべきバスかそうでないバスかは番号を見て判断します。

ですがそのバスの番号が、電光掲示板の故障で表示されていなくて、かわりに運転手席の近くに小さく手書きで紙に書かれた「723」なんてバスの表示があったりするもの。

そうなったらバス停で待っている全員で視力検査大会のスタートで、遠くにいるバスを見ながらやれ「アレは表示がない」だの「下の方に何か文字が書いてある」だの「俺は読めないからお前読んでくれ」だの、お決まりのシチュエーションが訪れます。

8位 運転手が電話をする(8点)

迷惑度:2
危険度:3
レア度:3

仕事もマンマや家族には勝てません。前述の通り常に耳にイヤフォンをセットしている運転手さん達は、電話もお手の物。イヤフォンについているマイクを駆使しながら、まるで家にいるんじゃないかというような大声で電話し始めます。

前の方にいると何を話しているか丸聞こえです。ケンカの時はなおタチが悪いです。一応パロラッチャなんかを口にしているのは見たことがないのですが、それでもさすがの対応といったところでしょうか。

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もっとも、乗客とおしゃべりすることが多い運転手にとって、電話自体したところでそれほど運転に支障が出るとは思いませんが...。

7位 バスがヒドく揺れる(8点)

迷惑度:4
危険度:2
レア度:2

ローマのバスはとにかくガラクタ揃いです。よくもここまでガラクタを揃えたなと思います。最近では、電子掲示板があるバスが登場し「このバスはローマで新しくできた400台のバスのうちの一台です」なんて楽しげに書いてありますが、ちょっと郊外に出れば縦揺れで酔っちゃいそうなレベルのバスがわんさかいます。トラクターレベルです。

そんなバスにおいて、運転手が安全運転してくれればいいのですが、これまた飛ばす人もいるんです。私の住んでいる住宅街は大通りがカーブが多いのですが、人が少ない時間なんかはこれでもかというくらい飛ばします。オンボロバスによる縦揺れに加えて運転手さんの引き起こす強烈な横揺れが相待って、ぼーっとしてると本当に座席からズレ落ちそうになります。冗談じゃありません。本当です。おかげさまでだいぶ酔いにも強くなったと思います。

同率5位 音楽をブチ流す(9点)

迷惑度:4
危険度:2
レア度:3

ブチ流すという表現が合っていると思ったのは、単純にうるさいからです。クソガキ黙れって感じです。

イタリアでは電車やバス内でも、イヤフォンなしでビデオを見たりすることは結構普通なのですが、たまにいる中高生のグループなんかは、バスの後ろの方で大音量で音楽をかけ流しながら騒いでいます。もうガンガンです。人の少ない時間帯を狙っているのでしょうか。ラッシュ時にはあまり見かけないのが、子どもらしいと言えば子どもらしいのかもしれませんが...。

同率5位 酔っ払いが騒ぐ(9点)

迷惑度:4
危険度:2
レア度:3

酔っ払いというからには夜遅くからかと思いきや、彼らは既に夕方から登場し始めます。

しかも1人じゃなくて集団なのが厄介です。だいたい3.4人くらいでバスの真ん中あたりに陣取り、大声で年甲斐もなく騒ぎます。若者たちと違うのは、人に絡みにいくこと。若い女の人からおじいさんにまで話しかけていきます。彼らが大騒ぎして降りた後のバスは、話しかけられた人同士が顔を見合わせて苦笑い。

4位 運転手がスマホをいじる(10点)

イメージ画像です

迷惑度:2
危険度:4
レア度:4

音楽やスマホの上位互換でしょうか。前提として、バスの信号待ち中にスマホをいじる運転手は非常に多いです。私は普段バスの右前の席に座っているので、ほとんどの場合運転手席が見えるのですが、約20%の人がいじってます(登下校調べ)。

そしてこの前提を踏まえた上で、中には運転中もスキを見てスマホをチラ見したり、メールを返したりする人がいます!2度遭遇したのですが、1度は真っ直ぐ道が多く、私としてもまぁ仕方ないという認識でした。ですが2度目はチャンピーノ空港に向かうバスの中でした。というのもチャンピーノ空港は郊外にあり、そこへ至るまでの道もやや狭い上にカーブが多いのです。よくこの道でスマホいじれるなと感心しつつ、感心より心配すべきことに気づきました。

3位 運転手が路線を間違える(10点)

迷惑度:5
危険度:1
レア度:4

1年間の留学生活で一度だけ遭遇しました。それは朝大学に向かおうと家の近くのバス停で待っていた時のこと。ボーッとしているとバスがやってきたので番号を見ると、明らかに見たことのない路線の番号が。もちろんバス停を通り過ぎて猛スピードでダッシュしていくバス。

バス停にいる人たちも「あれはなんだ」「間違えたんじゃないか」なんて話していると、時間もたたないうちに反対車線を猛スピードで通り過ぎていきました。後になって調べて見たところ、本来は同じゾーンでもちょっと別の場所を通るべきバスだったことが判明。

こんなバスに乗ってしまった日には、1日の不運は全てこの出来事に持っていかれるレベルです。

2位 運転手がバス停に停まらない(11点)

迷惑度:5
危険度:1
レア度:5

超迷惑です。イジメレベルの迷惑度です。中心部でバス停間が近い時であればまぁ許せるにせよ、郊外でやられるとダメージを食らうことがあります。バスのボタンの音に気づいていなかったのでしょうか。

またバスが無視して去ってしまう停まらないもあります。特に深夜は注意です。友人のアレッサンドロは、夜に仕事が終わってバスを待っていたところ、乗るべきバスが来たので手を挙げたのに、ガン無視して去ってしまったのだとか。深夜帯はバスが1時間に1本しかないため、彼は12月の寒空の下1時間待ったんだとか...。

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1位 ガラスを割られる(15点)

迷惑度:5
危険度:5
レア度:5

以前に別に記事で紹介しました。薬物中毒らしい不良少年たちが、バスに乗っている間もフラフラしながらドアをこじ開けたりガラスを叩いたり...。そして最後に降りた瞬間、窓を非常用の金具でぶち破って逃げて行きました。

もうとにかくビビりました。まだ留学して1ヶ月とかだったので、「月に1回はこんなことが起こるのか」とビクビクしていたのですが、幸いその後は何事もなくバスライフを過ごしています。

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さいごに

なんだか揚げ足取りのような記事になってしまって申し訳ありません(笑)ですがこんなたった少しのバスの移動時間でも1年間も積み重ねると色々なことが起きるんだなあとなんだか感慨深くなってしまいました。

皆さんもイタリア、さらにはローマでバスに乗る時は、バスの運転手さんの様子やバスの中の様子までチェックしてみては?

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