前回は駆け足チンクエテッレ巡りとポルトベーネレのご紹介をさせて頂きました。
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今回は、「ナポリを見てから・・・」とよく言われるナポリについて、地上も素敵ですが地下も素敵な所です!これを駆け足ですが、ご紹介いたします!どうぞ最後までお付き合いを。
ナポリってどんなところ?
イタリアは南北に長い国。よく言われるのが、北イタリアは真面目な方が多く、南イタリアは陽気な方が多いということです。その南の方にあるナポリというところですが、実際に行ってみると、確かに陽気であり、人懐っこい感じがする方が多いように思います。そしてとても温かい方も多いです。
そんな素敵なナポリにはどのように行くの?
ナポリにはローマ・テルミニ駅(Roma Termini)からだとフレッチャロッサ トレニタリア(FrecciaRossa Trenitalia)で一時間ほどで行くことが出来、少し駆け足になりますが日帰りも出来ます!
車窓からのどかな風景をボーっと眺めているとあっという間に到着です。
いよいよナポリの地下鉄へ!
さて、ナポリ中央駅(Napoli Centrale)に着き、外に出ると地下鉄の乗車券が売っているところが簡単に見つかります。そこで乗車券を購入。ナポリ中央駅から接続している地下鉄ガリバルディ(Garibaldi)駅より乗車しました。
ナポリの地下鉄は現代アートが沢山あるとのこと。是非是非見てみたい!ということで、
1.まずは地下鉄ガリバルディ駅へ
ナポリ中央駅から接続しているこのガリバルディ駅では、どんな芸術が待っているのでしょうか。楽しみで仕方がありません。
それでは、現代アートをご紹介します。実際の写真をどうぞ!
一瞬、本当に人がいるような感じがしますよね?実は、このお二人は写真です。鏡に実物大の写真を貼ってある状態です。
他にも色々な旅行者の写真が実物大で鏡に貼られており、一緒に並んで写真を撮ってみたり、
素敵なイタリア紳士とツーショットを撮ってみたり、面白い写真を撮ることが出来る場所です。あともう一つは、写真がないのが残念ですが、ガリバルディ駅のエスカレーター!乗り換えが何度もあり、大変長いです。
2.お次はダンテ(Dante)駅へ
さて、お次の駅では、どのような芸術が迎えてくれるのでしょうか!楽しみですね。
それでは、実際の写真をどうぞ!
ダンテ駅構内では、このような壁画を見つけました。宇宙っぽいですね。流れ星?のようなものが飛んでいる感じに見えました。一つ一つ、モザイクで丁寧に仕上げられています。そして、惑星のような円形のモザイクは立体的で半球体でした。
それともう一つ。
地下鉄のレール(?)と靴を使った芸術。どのような意味があるのか・・・この靴たちが鉄道作業員用の靴ではなく、パンプスや革靴など通勤の方が履くような感じの靴なので、地下鉄での通勤時の何かをイメージしたものなのでしょうか。色々と考えながら観ると、また楽しいですね。
3.次の駅は大本命!トレド(Toledo)駅
トレド駅はヨーロッパの地下鉄の中で一番きれいな地下鉄と言われています。ナポリの地下鉄は本当に芸術に力を入れていますね。
モザイク画
それでは、どうぞ!
インパクトがありますね。顔の部分から延びる赤い線。これもモザイクで、とても素晴らしい作品だと思います。
もう一つ。
エスカレーターに乗った際に目の前に見えました。モザイク壁画でナポリの地図が描かれており、そこに台車を押している人。どのような時代で、どのようなお仕事をされているのか・・・。やはりここにも赤い線が描かれていました。見るものを惹きつける魅力があります。
大本命のエスカレーター!
それと、もう一つ大本命!
トレド駅のエスカレーターです。実は、今回初めてナポリの地下鉄に行ったのですが、特にこの駅構内の第一印象は・・・
宇宙ですか?!?
でした。
色がブルーで深海か宇宙のような感じ。そして、写真左上の大穴からは地上の光が入ってくる設計になっているらしく、その高さ(地上から最深部まで)70M程だそうです!(ナポリのタクシー運転手さん情報)。しかし、ナポリのお店の方にお聞きしたら40M程だとか・・・さて、どちらが正しいのでしょうか???
高さのことは、まあ、置いておいて・・・本当に言葉にできないほどの美しさでした。
そして、エスカレーター!宇宙船の中にあるエスカレーターのように光が神々しい!近未来のような感じ!!
エスカレーターを見て思ったこと
大穴の真下で止まって壮大な宇宙を眺めてみたいけど、エスカレーターが動くからゆっくり見られない、ということ。地元の方はもう見慣れているのか上を見ない方ばかりでしたが、私は、見上げてばかりいました。その上、一面がモザイク壁画で、制作に一体どれくらいの時間がかかったのだろうと考えると、気が遠くなりそうでした。
そしてもう一つ、特筆すべきこと。それは、落書きがない!ことです。
ほぼイタリア名物となりつつある壁への落書きですが、この地下鉄構内には落書きがありません。なぜ落書きがないのか前出のタクシーの運転手さんにお聞きしましたが、やはり「本物の芸術だから」だそうで、「我々は、そういった大切なものには落書きはしない」と。それはそうですよね。ナポリの方々に認められる芸術。本当に素晴らしく、自慢したくなる気持ちもよく分かります。
まとめ
ナポリの地下鉄は、様々な芸術作品の集合場所です。地下鉄の各駅にそれぞれの芸術があり、一日では回れないかも知れません。ここでは、すべてをご紹介できませんでしたが、大宇宙かと思わせる場所から、実物大写真が鏡に貼ってありツーショットなどを撮って楽しめる場所まで、幅広く芸術をカバーしています。芸術に興味がある方も、ない方も楽しめる場所だと思います。
そんな芸術で溢れているナポリの地下鉄ですが、地上は美味しいもので溢れています。私としては、花より団子?芸術もいいけど美味しいものもね!ということで、次回はナポリの街中で見つけた美味しい物やイチオシのお店、素敵な風景をご紹介していきたいと思います。どうぞお楽しみに!
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