日本ではなかなか出会わない人々
イタリアの街中では、日本で見かけない様々なことをする人がたくさんいます。
失業率が高く、観光が産業として最重要視されるイタリアでは、道端などでの観光客相手の商売がさかんです。本記事では、そのうちの一部をみなさんに紹介したいと思います。
注意すべき人・ちょっと面白い人10人
1.バラ売り
観光地や広場などでよく見かけ、大抵は中東やバングラデシュからの移民です。
イタリアでは、恋人にバラを渡すことが習慣となっており、そのためカップルで歩いているとバラを渡してきます。最初は無料などと言って、後からお金をとる人もいるので、注意が必要です。
2.楽器奏者
観光地や地下鉄の通路でよく見かけるのが、楽器奏者の方々。これをしている方には様々な人がいて、生活に困っているから行う人だけでなく、老後の余暇に演奏する人も見たことがあります。
彼らは観光地などでアコーディオンやヴァイオリンなどを演奏し、場をロマンチックに仕立ててくれます。もし気に入ったら、お金をあげてみてもいいかもしれません。
また、地下鉄A線Spagnaの通路には、昼間いつ通っても家族連れがいます。お父さんがアコーディオンを弾き、お母さんがコップを持ってチップをお願いし、子どもはずっとお母さんの腕の中で寝ています。通るたびにとても心配になる光景です。
3.浮いてるおじさん
どこからどう見ても浮いているおじさんがいます。ターバンのような神秘的な衣装をまとい、右手のポールだけで身体を支えているようです。
実際はそのポールが手の下、お尻まで伸びているような形になっていると予想しています。本当に仙人なのかもしれませんが笑
4.顔なし
スーツと帽子を身につけていますが、顔の部分が透明で、帽子が浮いています。服を着た透明人間のような風貌です。1人だけでなく3.4人組で芸をしていることもあります。
5.動くベビーカー
これはややホラーです。無人のベビーカーが置いてあり、近くと突然ガタガタと動き出します。中には赤ちゃんのフリをした人の顔が入っていて、面白い以前にちょっと怖いです。
6.署名活動
「英語は話せるか」などと聞いてきて、アフリカの子供たちのために署名をしてくれ、と執拗に尋ねてきます。
そして、署名が終わると金銭を求める場合が多いです。個人的にはこのような悪徳詐欺師と、善意で行動している人とが半々くらいで見分けにくいです。
イタリア人曰く「する必要はない」とのことでした。
7.車の窓ふき
中心地をやや離れた郊外の大通りなどで見かけます。窓拭きのモップのようなものを持ち、赤信号になると各車に近づいて窓拭きを持ちかけます。
大抵の人は無視していますが、中には掃除を頼む人もいます。
8.叫ぶおばさん
地下鉄に乗り込んで来たかと思うと、突如として自分の貧しさの話、宗教的な話などを大声で叫びます。小銭を求める場合もありますが、もらえないと、なんてこったみたいなことを言って別の車両へ行きます。
そしてまた戻って来て叫び、何駅かすると降りて行きます。個人的にはこのおばさんが一番目を合わせたくない人物です。
9.物売り
The まがいもの みたいなものを売っている人たちです。
売られているものはあまりにも様々ですが、充電コード、充電器、セルカ棒、スライム状のおもちゃ(叩きつけると音がする)、木製の小物入れ、光る物体、スカーフ、カバン、キーホルダーなどです。
10.画家
画家にも色々な種類がありますが、彼らの絵はどれもキレイで、道端に並んでいるにはとてももったいないクオリティのものばかりです。
他には、スプレーを使ったアートを描く人や、床に直接絵を描く人、などがいます。
さいごに
いかがだったでしょうか。ローマで毎日街を歩いていると、本当に様々な仕事があるんだなということをひしひしと感じます。