イタリアってどんな国?
超雑です(笑)イタリアの正式名称は、イタリア共和国。第二次世界大戦後の1946年に、選挙により王政が廃止され、共和国体制に移行しました。そんなイタリアの国旗や国歌にはどんな意味があるんでしょうか?一緒に見てみましょう!
国旗
イタリアは、左から緑・白・赤の3色(トリコローレ)になっています。この旗は、フランスの三色旗(トリコロール)が起源となっているんだとか。19世紀には、イタリア統一運動のシンボルとされていました。一般的な解釈では、緑はイタリアの豊かな国土、白は山脈地帯の雪、もしくは正義と平和、赤は愛国者の熱血を表しています。
3色について考えよう
ここでトリコローレを実際に体験してみましょう!
イタリアの都市部は非常に発展していますが、ひとたび都会を離れればそこには田舎の風景が広がっています。ワインや小麦の生産でも有名なイタリアは、実は緑が多いんですね。
首都ローマの象徴、コロッセオに雪がかぶっています!このような景色はなかなか見られるはしないでしょうが、イタリアは冬はとても寒く、ローマでもたまに雪が降ることがあります。
ミラノのドゥオーモも、一面雪景色。
残念ながら、愛国心を表す赤は探せませんでした(笑)申し訳ありません。
国歌
イタリアの国家はマメーリの賛歌、またはイタリアの兄弟、と呼ばれています。作詞はゴッフレード・マメーリ、作曲はミケーレ・ノヴァーロ、編曲はジュゼッペ・ヴェルディ。なんと1946年のイタリア共和国成立後、約60年間国家は法律によって定められてはいませんでしたが、2005年に法律でやっと国歌として定められました。
ちなみに、サッカーの試合の前に流れる国歌斉唱では、こんな感じになりますよ。
歌詞はこんな感じ
1番
Fratelli d'Italia,
l'Italia s'è desta,
dell'elmo di Scipio
s'è cinta la testa.
Dov'è la Vittoria?
Le porga la chioma,
ché schiava di Roma
Iddio la creò.
訳:イタリアの兄弟よ、イタリアは目覚めたのだ。スキピオ(古代ローマ帝国の将軍 ローマ帝国が強敵ハンニバルから攻められたとき、ローマを救った英雄)の兜をその頭にかぶり。どこに勝利の女神、ヴィクトリアはいるのだ?彼女に髪を捧げよ。なぜなら彼女は神がお造りになったローマのしもべなのだから。
コーラス(サビ)
Stringiamci a coorte,
siam pronti alla morte.
Siam pronti alla morte,
l'Italia chiamò.
Stringiamci a coorte,
siam pronti alla morte.
Siam pronti alla morte,
l'Italia chiamò!
訳:皆のもの、歩兵隊(ローマ帝国の軍隊)を組むのだ。我々は死ぬ覚悟ができている。我々は死ぬ覚悟ができている。イタリアが呼んでいる。(繰り返し)
2番
Noi fummo da secoli[1]
calpesti, derisi,
perché non siam popolo,
perché siam divisi.
Raccolgaci un'unica
bandiera, una speme:
di fonderci insieme
già l'ora suonò.
訳:我々は何世紀もの間、愚弄され、踏みにじられてきた。我々は一つの民族ではないからだ。我々はそれぞれ分裂していたからだ。ただ一つの旗、ただ一つの希望の下に集まろう。我らの統一の時が今まさに告げられたのだ。
イタリア国歌は、実は5番まであるのですが、そんなに長く説明しても仕方ないかなと思いますので、今回はこの辺で止めておきたいと思います。
さいごに
いかがだったでしょうか。国旗と国歌を知れば、もっとイタリアに詳しくなれるかも。YouTubeの音源を聞き込んで、覚えてみては?