ミランは中国資本に買収される?
日本代表FW本田圭佑選手が所属する、イタリアの強豪クラブ、ACミランの会長を務めるシルヴィオ・ベルルスコーニ会長が、クラブを中国資本へ売却することを決め、交渉に入っているようです。
拡大するチャイナマネーとオイルマネー
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中国というと、サッカーの中心地からは離れたイメージを皆さんお持ちかと思います。ですが最近では、中国の莫大な資金力を活かし、中国リーグに超有名選手を呼んだり、逆に中国資本がヨーロッパのクラブを購入する動きが出てきています。それは、中東諸国が石油によって得たお金(オイルマネー)でクラブ買収・運営を行う流れとともに、サッカー界全体に一つの動きを起こしています。それにイタリア、ミラノの強豪、ACミランが巻き込まれた形でしょうか。
ご存知の通り、イタリアの景気は近年あまりよくありません。リーマンショック以降と比べると回復傾向にあることは事実ですが、決して十分ではない、つまりサッカークラブを運営する莫大な資金を提供するのは、一筋縄ではいかないことと言えます。
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