日焼けはステータス?!海に入らないけど海が好きなイタリア人

日焼けはステータス?!海に入らないけど海が好きなイタリア人

mina

学生時代のイタリア旅行を機に、イタリアの虜に。食べること、飲むこと、自然が大好き。なにより明るいイタリア人が大好きです。独学でイタリア語を学び、フィレンツェへ短期語学留学。現在も子育てしながらイタリア語学習継続中。

海に囲まれた国、イタリア。リゾートのイメージがあまりないかもしれませんが、透き通ったキレイな海が多く、夏になるとビーチは人でぎっしり。

実はイタリア人は大の海好き。今回はイタリアの人気ビーチの紹介日本とは違う?!イタリア人のビーチでの過ごし方をご紹介します。

イタリア人と海

バカンス前になると、イタリア人の会話は『今年はどこのビーチに行くか』でもちきりです。日本と違いイタリア人の夏休みは長い!2週間じゃ足りず、有休を合わせて約1ヶ月取る人もいます。日本では1週間取るのも難しいのに、羨ましいですね。8月に旅行でイタリアへ行く人は良く調べてから行かないと、行きたかったお店の休みと被ってしまいますよ。 

こんなに長い夏のバカンスは、ホテルではなくビーチ近くのアパートを借りて過ごす人も多いです。また、毎年ホテルに泊まるよりも経済的と考え、別荘を持っている家庭も多いです。長いバカンスだからと言って海外旅行やいろいろな場所を訪れるよりか、イタリア人の多くは、”ゆっくり過ごす=バカンス”という考えです。

人気のビーチ

人気のビーチはとっても多いので、今回は比較的行きやすく、観光地があり旅行者に人気の場所をピックアップしました。

アマルフィ(Amalfi)

世界一美しい海岸線が世界遺産のアマルフィ。断崖沿いから見下ろす景色は息を吞む美しさです。多くのイタリア人もヴァカンスで訪れるアマルフィは、ナポリの下、ソレント半島にあります。

岩場に挟まれた小さめのビーチが多く、お気に入りのスポットを見つけるのも楽しいです。美味しい魚料理を食べながらビーチで過ごすのもいいですよ。

ヴィアレッジョ(Viareggio)

トスカーナ州にあるヴィアレッジョ。カーニバルで有名な街です。フィレンツェやピサへ訪れる方には近いビーチで、若者や家族に人気のある場所です。ここは、レストランや買い物できるお店がたくさん並んでいる、ヴィアレッジョのメイン通り海岸通り(Viale Lungomare)が有名です。

ビーチと同じくらい長く、約3キロあります。海岸通りは、歩いているだけでも楽しく過ごせます。観覧車があったり、釣りが出来たりと楽しめるスポットが多い為、人気のビーチです。

サルデーニャ島(Sardegna)

海好きの人なら知っている有名な場所。地中海に浮かぶサルデーニャ島は海外のセレブに人気の高級リゾート地。海の透明度が高く、静かにゆったり過ごせる場所ばかりです。とにかく、海がきれいです。リゾートホテルが多く、ゆっくり滞在しながら海と山の手付かずの自然を両方味わえる環境は、あまりないですよ?

空港は3つあり、船でも行くことができるので比較的アクセスしやすく、島内はバスで回れます。

イタリア流?!海での過ごし方

海に入らない?!

ビーチにはたくさん人がいるのに、海で泳いでいる人がいない。。。なんて光景はイタリアでは当たり前に見ます。泳いでいるのは子供か学生。大半の人は、砂浜で日焼け。海に来たから日焼けしたのではなく、日焼けをしに海に行くのです。日本人とは正反対の感覚ですね。

キレイな日焼けした肌は、十分にバカンスを楽しんだ証のようなもの。サンオイルを塗って、焼きむらができないように体の向きを変えながら本格的な日焼けを楽しむ。それがイタリア人のビーチでの過ごし方です。

必需品

バスタオル

パラソルや、浮き輪など海に持っていくものはたくさんありますが、イタリア人特有なのがバスタオル。何に使うのかというと、レジャーシートのように砂浜に敷きます。上記でイタリア人は日焼けが好きだと書きましたが、そこと繋がりがあります。まず、暑くならない。レジャーシートは太陽の熱で暑くなっていきますが、バスタオルなら暑さを防げます。また、岩場も多いイタリアのビーチ。砂ではなく砂利の場所もバスタオルだと痛くならずに寝ていられますし、濡れた体を拭けたりと使い勝手がいいです。レジャーシートより良いのかも?!

ちなみに、大人2人が横になれるくらい大きいサイズのバスタオルです。女性の場合、買い物やレストラン行く時に水着だと行きずらいですが、イタリア女性は少し薄手のバスタオルをワンピースの様に体に巻きつけます。見た目は素敵なワンピースで、イタリアのビーチでは当たり前の光景です。

ビーチサンダルNG?!

いけないという訳ではもちろんありませんが、おすすめは簡単に脱げないサンダル。理由は、日本の様な砂浜のビーチが少なく砂利が多い点と、岩場があるから。浅瀬の砂利は裸足だと痛くて歩きずらく、流されやすいです。また、岩場の方が海が透き通って見えて穴場だったりします。歩きやすく、脱げにくいサンダルがおすすめです。

さいごに

 世界遺産が多いイタリアですから旅行の目的は観光だけになってしまいがちです。ですが、少し足を延ばせば素敵な自然に出会えます。これもイタリアの魅力のひとつです。ビーチでリラックスした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?


【ブックレビュー】タイトルで衝撃→読んで納得『イタリア人と日本人、どっちがバカ?』

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