留学 長期滞在

私がローマに留学した軟弱な理由とイタリアの都市の選び方

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私がイタリアに到着して、ほぼ1ヶ月が過ぎようとしています。毎日やることが多く、気づいたらもうこんなに時間が経っていたのか、というのが正直な感想です。

私は留学先にローマを選択し、どうにかこうにか生活しております。本記事では、将来イタリアへの留学を検討している方に向け、ローマを選んだ理由とこの1か月を考えてみたいと思います。

留学した後の記事は?

この記事は、留学2カ月経過時点の体験談です。留学を終えた後の体験談は「【体験記】ローマ1年間の留学 辛かった&楽しかった&大切なことetc総まとめ!」の記事で読むことができます。

ローマ大学を選んだ理由

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まず最初に、なぜイタリアの中でローマを留学先に選んだのかをお話しましょう。

つぶしが利きそう

一言でいえば、「何をするにもつぶしが利く」ということです。私の大学では、3年次からの留学の場合、2年次の秋に留学先を決定し、選考に通らなければなりませんでした。

正直なところ、去年の自分は「自分が何をしたいのか」という問いに曖昧な回答しか出せずにいました。2年間で社会学系の入門書をちょこちょこ読み漁って宗教に対する興味が湧いたり、国際関係を勉強したくなったりとふわふわしていました。

「目的」が明確でなかった

お気づきの方もいると思いますが、本来、留学とは「目的」があってするものです。ある自分の興味関心の強い特定分野をさらに研究するため、その分野を勉強できるどこかの国・都市へ向かうもの。

ローマの街角(ポポロ広場へまっすぐに伸びる道)

ローマの街角(ポポロ広場へまっすぐに伸びる道)

しかしこの時の私は、ただただ「留学すること」を目的に据えていたため、いざ「なぜ留学するのか」を熟考したときに、曖昧な答えしか出せずにいました。

国際系の大学であり、周りの友人の多く(実際、イタリア語のクラス内で半分近くの人が1年留学をしています)が留学へ行く中で、自分も何となく留学するだろう、と思っていた節があるのは否めません。

勉強したいことは、今後変わるかもしれない

そしてまた、今から見るとだいぶ投げやりですが、「まだ決まっていないのなら、つぶしが利く場所を選ぼう」ということを考え、その結果ローマを選びました。

ローマ大学の大講義室

当時興味があった宗教学を学ぶのには、ヴァチカンを内接したローマは、イタリアの中では最適であることは言うまでもありません。ですが、もしこの宙ぶらりんな興味関心が留学までに変わってしまったとき、イタリアの首都ローマであれば、好きにしたいことを変えられる、という考えがありました。

例え3年次に別のやりたいことができても、イタリアの大学で最大、そしてヨーロッパの中では3本の指に入る規模のローマ大学であれば、それを叶えることができると感じたのです。

1年間の準備期間で、やりたいことが変わった

留学の決意をし、書類を申請してから1年間も間があると、自分が研究したい分野が変わる可能性は、いくらでもあると思います。

私も現在は、宗教学ではなく、観光学を勉強しています。ローマ大学には巨大な観光学部があり、基礎を身に着けるための明確な手順があります。

正面から見たローマ大学

正面から見たローマ大学

そして、ローマはあまりにも多すぎるほどの観光地を有しています。有名なものからマイナーなものまで、現地の人々でも知らないような場所がたくさんあると言われています。

ただ見るための観光ではなく、学ぶための観光を、この恵まれたローマという土地で学べていることには、感謝しています。

イタリア語の勉強

他にも気になるのは、イタリア語の勉強についてかもしれません。例えばローマ大学を例にとれば、留学生用のイタリア語の授業が週2コマ=4時間は保証されています。また、日本語イタリア語翻訳の授業が3つのレベルにわかれて開講されており、自分のレベルに合った授業を好きなだけ受講することができます。

よく、大学へ通うと「イタリア語で受ける授業」が多く、「イタリア語の授業」が少ないなんて話も聞きますが、ローマ大学ではあまりそのような印象は受けませんでした。

私は留学生用の授業2コマと翻訳の授業を2コマの、合計週8時間以上はイタリア語を学習することができています。

ちなみに、翻訳の授業は「どうせ日本語の勉強でしょ?」と思うかもしれませんが、レクチャーや質疑応答は全てイタリア語な上に、「この日本語をネイティブはこう訳すのか」という新たな気づきが大量にあります。

日本への興味関心が大きい都市

ローマに来て、何らかの形で日本に触れることができる機会が多いと考えました。実は今日までの1か月で、私が知り合った日本人はなんと2人しかいないのですが、それでもなお多いと考えています。

寿司屋もローマには多い

ローマには寿司屋もたくさん

日本に興味がある人が多い

それは、日本語を勉強している人の数が多いことです。

他のイタリアの中心都市と同様、ローマでも多くの学生が日本語を勉強しています。私の通うローマ大学では、約500人の学生が日本語を専攻しています。

ローマ大学の東洋学部 日本語に関する授業はここで行われます。

ローマ大学の東洋学部 日本語に関する授業はここで行われます。

そのため、日本語の授業に足を運ぶと、多くの日本人好きなイタリア人と出会うことができます。これは私にとっては大きな収穫で、何といってもどんどん友達ができます。

日本語の授業の日は、毎日違う友達とお昼を食べたり、おしゃべりをしたりと楽しい時間を過ごせるのです。

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友達が容易につくれる

日本語を勉強している友達が多くできると、お互いの言語を一緒に勉強したり、流行りの音楽や料理を追えたりと、楽しいことがいっぱいです。

もちろん、ローマだけがこうと言うつもりは全くありません。ですが少なくとも、ローマには日本人がイタリア語を勉強する上での十分な環境が揃っていると感じます。

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友人の中でもよく遊ぶ2人

偶然日本人とあまり出会うことがなかった私は、否が応でも行動はイタリア人と一緒。会話はほぼイタリア語でしているので、大学の枠を超えて成長できていると感じます。

都市選びのポイント

雰囲気・フィーリングは大事

次には、留学の際にどのように都市を選んだらいいかについて考えてみたいと思います。最も簡単な方法は「雰囲気」で決めることです。

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晴れた日のカラカラ浴場

なんだか適当な気もしますが、もしあなたがイタリアを訪れたことがあるのなら、街の雰囲気を見て・感じて、選んでほしいと思います。

私は、高校の時と大学の時の2度イタリアを訪れたことがありました。1度目は単なる旅行としてローマを、そして2度目は旅行かつ留学先を決める目的でミラノ・フィレンツェ・ボローニャ・ヴェネツィアを訪れました。

観光と留学は違う

1度目はあまりにも昔なので割愛しますが、2度目のイタリア旅行で感じたことがありました。それは「この街キレイだけど、留学とは違うな」「この街絶対また来たいけど、なんとなく留学する雰囲気じゃないな」というものです。

その結果、2度目の旅行では訪れなかったローマを選択することになるのです。

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ナヴォーナ広場

雑だと思われるかもしれませんが、1年生活するのですから、自分のフィーリングは大切にすべきでしょう。留学は観光ではありません。

単なる目玉スポットや観光の意識、治安面の不安ばかりにつられると、逆に後悔することもあるかもしれません。

治安問題

イタリアは治安が悪い

ご存知の通り、イタリアは日本に比べれば圧倒的に治安が悪いです。スリや万引きなんてどこでもよく聞きます。特にローマやナポリなどの南部の場合、危険度がさらに増すということで敬遠される人も多いかもしれません。

ローマは落書きだらけ。その最たるものが地下鉄でしょう。

ローマは落書きだらけ。その最たるものが地下鉄でしょう。

ですが、イタリア内ならそれほど変わりはないように思います。どこに行っても油断せず、日本とは違うという意識を持てれば、次第に生活していく中での緊張は解けてくるはずです。

どこが危険か、なんて分からない

夜は交通渋滞

夜は交通渋滞

さらに昨今では、テロの危険性も増しており、イタリアのどこでテロが起こるかは分かりません。首都ローマかもしれないし、北部最大の都市ミラノかもしれないし、ヴェネツィアかもしれない...

今現在では「どこを選んだから危険だ・安全だ」とは一概に言い切れないと考えています。

さいごに

もし他都市へ留学されている・されていた方などに不快感を与えましたら、お詫び申し上げます。あくまで私の視点から、ローマで留学することについて考えてみたつもりです。

もちろん、私もまだまだ留学初心者。これからいくらでも考えは変わるかもしれません。ですが、少なくとも今のところ、自分の直観を信じて選んだローマで、何も後悔はしていません。

一生に一度あるかないかの留学。色々なことに考えを巡らせながら、留学について思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

留学した後の記事は?

この記事は、留学2カ月経過時点の体験談です。留学を終えた後の体験談は「【体験記】ローマ1年間の留学 辛かった&楽しかった&大切なことetc総まとめ!」の記事で読むことができます。

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  • この記事を書いた人

ゆうさん

『BUONO!ITALIA』の代表をしています。 ローマ・ラ・サピエンツァ大学に1年間留学。シチリア出身マンマが牛耳る大家族にホームステイし、様々な側面に触れる。イタリア語はCILS C1レベル。 現在は、イタリアの国民性と中小企業経営について卒論研究中。主な執筆記事は、社会問題、旅行、カルチョ、ポップ・ミュージックなど。

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