お得で美味しい時間。イタリアの夜はアペリティーボを楽しもう!

お得で美味しい時間。イタリアの夜はアペリティーボを楽しもう!

mina

学生時代のイタリア旅行を機に、イタリアの虜に。食べること、飲むこと、自然が大好き。なにより明るいイタリア人が大好きです。独学でイタリア語を学び、フィレンツェへ短期語学留学。現在も子育てしながらイタリア語学習継続中。

今回はイタリアの食文化である”Aperitivo(アペリティーヴォ)を皆さんにご紹介したいと思います。

聞いたことはあるけどよくわからない.....日本で言うハッピーアワーと同じ?と、思っている方多いのではないでしょうか?正直、私もよくわかっていませんでした。

わからないままイタリアへ行ってしまいましたが、、、そんな私でも楽しめたAperitivo!でも、Aperitivoのシステムや人気の飲み物など、少し知識があるだけでより一層楽しめます!

イタリアへ旅行を考えている方、是非Aperitivoでイタリアでの素敵なひと時をお過ごしください。

Aperitivoって何?

言葉の意味は『食前酒』です。日本ではあまり馴染みのない言葉ですよね。言葉だけ聞くと少し硬いイメージありませんか?ですが実際はとてもカジュアルです。

一般的にAperitivoとは仕事終わりに友達や仕事仲間とBar(バール)やCaffetteria(カフェテリア)で1杯飲みながら話す場のことを指します。また、Aperitivoの一番の特徴は、ドリンクを頼むと軽食がセットで付いてくるという点です。

何時から?値段は?

Aperitivoが始まる時間は18時以降が多いです。17時から始まるお店もあり、夕方から町は一気に賑やかな雰囲気に変わります。ほとんどのお店は入口近くに『Aperitivo 18:00~ 7€~』というような看板やメニューが出ているので分かりやすいです。

値段は訪れる街やお店によって異なります。観光客が多く訪れるお店や、ホテル内のAperitivoは割高です。その分、軽食が豪華な場合もあります。大体7から10€が相場ではないでしょうか?私の場合10€以上は軽食をしっかり確認してからお店に入ってました。

軽食って?何が食べられるの?

日本で言う”お通し”とは違い、大体のお店は食べ放題でビュッフェ方式です。好きなものを好きなだけ食べれるって海外へ行くと尚更幸せに感じませんか?ビュッフェ以外には、ワンプレートにプロシュートやオリーブの盛り合わせが出てくるお店もあります。

Aperitivo=食前酒』なので、用意されている軽食はオリーブ、チーズ、サラミや季節のフルーツが多いです。また、お店によってはパンやパスタやピザなどしっかりとお腹にたまる軽食が用意されている場合もあります。この食事がドリンク代に含まれているなんて驚きですよね。夜ご飯分もAperitivoで食べれるお店に行くときは、Aperitivoと夜ご飯Cena(チェーナ)を組み合わせてApericena(アペリチェーナ)と言います。

もっと詳しく

Aperitivoの始まりは北イタリアのトリノが発祥と言われています。ワインにハーブやスパイスを混ぜて作ったベルモットというリキュールの発祥の地であり、このリキュールが食前酒として売り出されたからです。トリノは美食の街としても有名です。だからなのか、トリノのAperitivoは品数が多く豪華だと聞きます。

イタリア人は何を飲む?

Aperitivoといえばこのドリンク

日本だと外で飲むならビールとイメージする方が多いと思いますが、イタリアは違います。街を歩いていると必ずと言っていいほど、テラス席でワイングラスに入っているお洒落なオレンジ色のドリンクを見かけると思います。

これは、Spritz(スプリッツ)というお酒です。氷の入ったワイングラスにほろ苦いリキュールのアペロール、スパークリングワインのプロセッコ、ソーダが少し入っています。オレンジやレモンのスライスが浮かんでいるお店もありお洒落なドリンクです。苦みが強くなく炭酸があるので飲みやすいです。

ミラノ生まれのリキュール

イタリアの代表的なリキュール”Campari"(カンパリ)で作るスプリッツもあります。苦みの強いほうが好きな方はこちらを試してみてください。暑い時期にイタリアへ行く方に是非おススメします!もちろん、ビールやワインなどもあるのでお好きなドリンクを選んでくださいね。

お酒が飲めなくても楽しめる

お酒が飲めなくてもAperitivoは楽しめます!!家族連れや若い学生さんも利用できるAperitivoは、お酒が飲めない・苦手な人でも楽しめるドリンクがあるんです。

有名なノンアルコール飲料だと、Crodino(クロディーノ)です。ほとんどのお店に置いてあります。味は、少し甘くてほのかに苦みもあります。色がスプリッツに似ているのでお酒を飲んでいる気分にもなり、子供が大人を真似て飲んでいたりします。

お店を変える必要なし?!

1杯じゃ物足りないと感じている方、安心してください。もちろん、おかわりできます。そして、なんと2杯目以降はドリンク料金だけ

ほとんどのお店では、軽食の追加料金なしで食事がまだまだ楽しめるなんて、太っ腹ですね。制限時間はないので、1杯飲み終わったからと言って出なければ行けない訳ではありません。追加で注文してそのまま飲み続ける人も多いですから、気に入ったお店ならゆっくり過ごしてください。

さいごに

いかがでしたでしょうか?Aperitivo面白そうですよね?

イタリアの素敵な街、風景を見ながらAperitivoで一息ついてください。海の見えるCaffetteriaや眺めの良い小高い場所にあるBarでのAperitivoは格別です。

お店の数だけいろいろな楽しみ方があるので、せっかくイタリアへ行くのならAperitivoを楽しんでみてはいかがしょうか?

ガイドブックやネットに載っていないようなローカルな素敵なお店に出会えるかもしれませんよ?

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学生時代のイタリア旅行を機に、イタリアの虜に。食べること、飲むこと、自然が大好き。なにより明るいイタリア人が大好きです。独学でイタリア語を学び、フィレンツェへ短期語学留学。現在も子育てしながらイタリア語学習継続中。

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