この夏はオンライン留学！水の都の語学学校 Istituto VENEZIA

ヴェネツィアでオンライン留学

人気のカフェや魚、花などの露店が並び、地元の人や学生で賑わうサンタマルゲリータ広場に、ツタの葉が茂るルネサンス時代の宮殿があります。今年22年目を迎える、イタリア語語学学校【 Istituto VENEZIA : イスティトゥートヴェネチア 】です。

夏には、毎週約100人近い留学生が通うこの学校は、現在はオンラインでコースを継続しています。日本にいながら、ヴェネツィアの語学学校でイタリア語を学べます。

Facebook from Istituto Venezia

どんな学校なの？

1．学校までの通学路

朝のヴェネツィアは穏やかで、8時半のサンマルコ広場は、観光客も疎らです。ゴンドリエーレが自慢のゴンドラを磨いているのを横目で見ながら、いくつもの橋を渡ります。

犬の散歩をしている人、マンマと一緒に学校へ向かう子供達と狭い道ですれ違い、歩き進みます。船の八百屋さんのには、新鮮な野菜や果物が並んでいます。

2．レッスンの様子

コース初日に、レベルチェックのための10分程度の会話テストがあり、その後、レベル別の最大12名までのグループに分かれてレッスンは行われます。

初心者クラスでもレッスン中はイタリア語のみですが、挨拶や自己紹介からスタートするため、イタリア語が全くの初めての方も、受講できます。

先生はみな熱心で、分かり易く、時には厳しく指導します。ホワイトボードにユニークな絵を描いて説明したり、文章をつくるために、すごろくを使ったり、楽しみながら学べるよう工夫を凝らしています。

世界各国から集う学生とともに学ぶ中で、異なる語源をもつ日本人は、どちらかというと聞き手になりがちです。

しかし先生はそんな態度を見逃しません。発言する機会を与えるため、「あなたはどう思う？」と意見を求めます。覚えた単語を駆使して話すうちに、自然と会話も上達します。イタリア語を学ぶための最適な環境が整っています。

3．ヴェネツィアならではの多彩なコース

イタリア語以外のコースも充実しています。その一部をご紹介します。

アート：ヴェネツィア人の画家、彫刻家、建築家の作品を取り上げ、その時代背景や特徴をわかりやすく解説します。ヴェネツィア美術の最大の特徴は、芸術で栄えた他の都市よりも、作品が生まれた場所にそのまま保存されていることです。カルパッチョ、ベッリーニ、ティツィアーノ、ヴェロネーゼなどの作品を存分に楽しめます。

Corso Arte - Istituto Venezia from Istituto Venezia on Vimeo.

料理：ヴェネツィアの歴史と文化に興味があって、料理もお好きですか？ひとつひとつのレシピの裏には、代々受け継がれてきた歴史と芸術が秘められています。どんな過程を経て料理が発展してきたかを、歴史、芸術、料理法の３つの視点から学びます。

「キャプテン」アンドレアはプロのシェフ。ギリシャとロンドンでヴェネツィア料理をひろめた後、ヴェネツィアに戻り、日々の暮らしの中に受け継がれてきた伝統料理と食材について教えています。アンナは料理を愛する、イタリア語とヴェネツィア史の先生です。

様々な角度から、各時代の ヴェネツィア社会と料理を結びつけ、特に人情味にあふれた語り口が人気です。

Lezioni di cucina di Istituto Venezia from Carrer Elisa on Vimeo.

ガラス教室：マエストロのMauro Vianelloさんのスタジオで、ヴェネチアングラスのアンティークな技法を学びながら、自分でガラスの作品を作ることができます。

今にも動き出しそうな海の生物は、ひとつひとつ彼の手から生み出されます。世界中に作品のファンがいる素晴らしいマエストロです。

（『lstituto Venezia』ホームーページより一部抜粋・編集）

4．放課後はヴェネツィアを満喫！充実の課外活動

午後には学校主催のさまざまな課外活動が用意されています。毎週月曜日にその週の予定リストが掲示板に貼り出され、気に入ったものを見つけて、リストに名前を書きます。美術館への入場や観劇などの一部を除き、ほとんどの活動は無料です。

ヴェネツィアを熟知した先生と一緒に、地域・文化に触れるとても貴重な体験です。観光で訪れただけでは見つけられない、新たなヴェネツィアの魅力を発見できます。

さいごに

イタリアは6月3日より、EU加盟国などからの観光客の受け入れを再開しました。 Istituto VENEZIA では、7月13日の学校再開に向けて準備を進めています。

1クラスの人数を6名までに減らし、マスク着用でレッスンを行う予定です。イタリア留学を検討している方は、オンライン留学で準備をしつつ、安心してまた行き来できる日を早く迎えられるよう願いましょう。

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