ミニチュア・イタリアのテーマパーク「Italia in Miniatura」

ミニチュア・イタリアのテーマパーク「Italia in Miniatura」

Kanba

イタリアの海沿いの小さな町に住んでいます。イタリアの大学を卒業後、日本の企業のために働いています。天気が良い週末は砂浜で筋トレしたり、庭でオーガニック野菜を作ったりしています。主に穀物・野菜・果物・ナッツ類を食べて暮らしています。

イタリアを模型で再現 「Italia in Miniatura」とは

エミリア・ロマーニャ州の都市リミニにあるテーマパーク

海岸沿いにビーチが長く続くエミリア・ロマーニャ州の都市リミニ。夏のバカンス地としてシーズン中はイタリア国内外から数多くの観光客が訪れます。

海水浴をしたり、海岸沿いの遊歩道を散歩したり、リミニの歴史地区を訪れたりと夏の休暇をリミニで楽しむようですが、特に子ども連れの観光客は、ミニチュア・イタリアのテーマパークとして有名な「Italia in Miniatura(イタリア・イン・ミニアトゥーラ)」を訪問しているということです。

「Italia in Miniatura」園内の様子

「Italia in Miniatura」へは、リミニ駅前のバスターミナルから8番のバス(片道1.30ユーロ/約160円)に乗ると行くことができます。乗り換えの必要もなくこのテーマパークの正面にバスの乗降場所があります。リミニ駅前のバスターミナルから30分ほどでここに到着できるようです。

また、園内に駐車場も完備されていますので、車で訪れる家族連れの観光客も多いということです。

模型で作られた270箇所以上のイタリアの観光名所

「Italia in Miniatura」園内には模型で作られた270箇所以上ものイタリア半島の各地にある記念碑、宮殿、モニュメント、広場、列車などが置かれており、まるで巨人になったような気分でミニ・イタリアを楽しめます。

「Italia in Miniatura」の紹介動画 / Youtube

ここでは、園内で見学できるイタリア各地の模型をいくつかご紹介します。

エミリア・ロマーニャ州

  • アウグストゥスの凱旋門とビーチ(リミニ)
  • テオドリック廟(ラベンナ)
  • ファルネーゼ家のアレッサンドロとラヌッチョ1世の騎馬像(ピアチェンツァ)
  • エステンセ城(フェラーラ)
  • マッジョーレ広場、斜塔(ボローニャ)など

リミニのビーチ

ヴェネト州

  • ブラ広場とアレーナ(ヴェローナ)
  • ヴェネツィアの街並み(ヴェネツィア)
  • シニョーリ広場(ヴィチェンツァ)
  • 聖アントニオ聖堂(パドヴァ)など

ヴェローナのアレーナ

ロンバルディア州

  • ドゥオモ、スフォルツェスコ城(ミラノ)
  • サン・ミケーレ・マッジョーレ聖堂(パヴィア)
  • ロッジア広場(ブレシア)
  • コムーネ広場(クレモナ)など

ミラノのドゥオモ

トスカーナ州

  • カンポ広場(シエナ)
  • ドゥオモ広場(ピサ)
  • ヴェッキオ宮殿、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(フィレンツェ)など

シエナのカンポ広場

ピサのドゥオモ広場

ラツィオ州

  • スペイン広場、トレヴィの泉、コロッセオ、サンピエトロ大聖堂(ローマ)など

トレヴィの泉

サンピエトロ大聖堂

カンパーニャ州

  • カゼルタ宮殿(カゼルタ)
  • プレビシート広場、卵城(ナポリ)
  • ポンペイ遺跡(ポンペイ)など

カゼルタ宮殿

プーリア州

  • カステル・デル・モンテ(アンドリア)
  • トゥルッリ(アルベロベッロ)など

アルベロベッロのトゥルッリ

シチリア州

  • ギリシャ劇場(シラク―サ)
  • メッシーナ大聖堂(メッシーナ)
  • ウルシーノ城(カターニア)
  • 神殿の谷(アグリジェント)など

シラク―サのギリシャ劇場

モニュメントなどの一部をご紹介した州以外にある観光地の模型ももちろん園内に置かれています。

また、テーマパーク内には、ピノキオワールド、ヴェネツィアのゴンドラ、ジェットコースターなどのアトラクションもあります。特にヴェネツィアのゴンドラは、ミニチュアで再現されたヴェネツィアの街の中をゴンドラで巡るアトラクションで、とても良く出来ており、子どもだけでなく大人も楽しめるようになっています。

「Italia in Miniatura」園内の地図 / 公式サイト

また、園内にはもちろんフードコートが設置されていますが、このテーマパークのすぐ外にマクドナルドがあり、とても便利です。

園内に置かれたコーヒーのオブジェ

なお、園内にはミニチュアで作られたヨーロッパ各地(イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、オーストラリア、スイスなど)の歴史的建造物も置かれているということです。

新型コロナウイルス防止策

「Italia in Miniatura」も現在のところ新型コロナウイルス対策を取りながら開園しているということです。公式サイトによると、下記のような対応策を実施しているようです。

「Italia in Miniatura」の新型コロナウイルス対応策

1.入場前の体温検査

37.5度以上の熱がある場合は、入場不可。

2.各所に消毒ジェルを設置

入場前に手を消毒ジェルで消毒。入り口以外にも園内のフードコート、お手洗い、遊具施設などの前に消毒ジェルを設置。

3.マスクの着用

園内でのマスクの着用。ただし、屋外の施設(アトラクションなどで他の訪問者と同席する場合を除く)を見学時には必ずしもマスクの着用義務は無し。

4.ソーシャルディスタンスの確保

2mのソーシャルディスタンスを確保するために各種アトラクションなどの前に看板を設置。

このような新型コロナウイルスの感染防止策を取りながら営業を行っているということですが、公式サイトによると、2020年の開園日については今のところ7、8、9月に関して確認できるようです。8月は毎日開いているようですが、9月の第1週目についてはまだ調整中だということです。そして、9月7日からはクローズとなる見込みのようです。

また、公式サイトによると、「Italia in Miniatura」の開園時間、入場料に関しては下記のようになっています。

開園時間と入場料に関するインフォメーション

開園時間:10時から18時30分まで

窓口でチケットを購入する場合の入場料

  • 一般:23ユーロ(約2800円)
  • 子ども(身長1mから1m40cmまで):18ユーロ(約2200円)
  • 幼児(身長1m未満):無料

さいごに

子どもたちの楽し気な声がいつも響き渡っている「Italia in Miniatura」。2020年度は新型コロナウイルスの感染蔓延のために運営にも影響が出ているようですが、子どもたちのためにもこれからも営業を続けていって欲しいものです。

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イタリアの海沿いの小さな町に住んでいます。イタリアの大学を卒業後、日本の企業のために働いています。天気が良い週末は砂浜で筋トレしたり、庭でオーガニック野菜を作ったりしています。主に穀物・野菜・果物・ナッツ類を食べて暮らしています。

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