さて、前回はリエーティ第一弾として、フォンテ・コロンボ聖堂と、ヴェリーノ川について、ご紹介いたしました。
続きを見る【旅行記】美しい聖堂と絶景が!ローマ郊外の町リエーティの魅力を解説
今回はリエーティ第二弾!リエーティの魅力はまだまだ続きます。それでは、今回もどうぞ、最後までお付き合いのほどを。
リエーティは...「心中のヤリタイ」
ヴェリーノ川の美しさ綺麗さに癒されながら、次に、なんといっても見逃せない観光スポット「心中のヤリタイ」に行きました。
こう言ってお分かりの方、立派なリエーティ専門家です。
さて、これが、ある広場にある問題の「心中のヤリタイ」写真です。日本語で書かれていますね。まずは、皆さんも是非読んでみてください。どう読んでも「心中のヤリタイ」ですよね? 親友にも「心中のヤリタイ!」と自信を持って言ってしまいましたが、大爆笑されました。
そして、「違うの!右から読んでみて!!!」と言われ、再度、読み直し。
「イタリヤの中心」
大納得でした。右から読むのが正解なんですね。
しかし・・・どうして右からになってしまったのでしょう…謎です。
沢山の国の言葉で「イタリアの中心」と書かれていますが、その中に、たとえ右からでも、日本語で書かれているのを見るとやはり嬉しくなりますね。そして、この広場には、まだ、ある物があります。それが、こちら!
イタリアの中心ということを示すためのモニュメント!大きな地図が描かれています。
ここが、イタリアの中心・・・感慨深いものがありました。
イタリアの中心で、お腹がすいたと叫ぶ!
というわけで、「心中のヤリタイ」から、お昼タイムに突入!
親友が以前、リエーティに来た際、偶然立ち寄ったトラットリーア(Trattoria ”La Botte” da Carla & Peppe)へ。
このトラットリーアには、素敵で気さくなオーナーさんがおり、雰囲気もいいという親友の情報で、予約なしでフラッと行ってみました。
到着し、ノックをしたのですが、昼を過ぎていたにも関わらず、入り口も開いている感じがしなかったので、今日はお休みなのかな?なんて思っていたら、
いきなり扉が、ガタン!
男性が、親友のみを店の中へ引っ張り込みました!
私は、唖然・・・いったい何が起こったのか解らず茫然。
しかし、店の中からは、親友の笑い声とオーナーさんらしき声が聞こえてきて、ちょっと安心。しばらくして、再びその男性が、扉から顔を出し、訝しげに私を一目すると、
「入ってよろしい!」
という言葉と共に、無事に入ることが出来ました。
どうやら、この男性はオーナーさんで、親友の事を覚えていたらしく、冗談だったようです。なんとなく分かってはいましたが、やはり面白いですね。こんな冗談を軽くこなせるユーモアのあるオーナーさんでした。
お料理の数は、無限大?
席に着いて、メニューを頂いたわけですが、オーナーさん一押しのアマトリチアーナをいただくことに。
お皿が、平皿ではなく器に入っており、最後まで、熱々で頂くことが出来ました。とても美味しかったです。
それからは、特に注文をしなくても次から次へとお料理が運ばれてきて、写真が追い付きませんでした。
後にお話しますが、実はある事と関係しています。
昼食色々です。どうぞ!
最後は、
ティラミス!
その後は、もちろんエスプレッソで。
色々写真が抜けているのが残念ですが、沢山の品数が出てきました。
謎の団体客
私達が食事をしていると、20名位のグループのお客さんがワイワイとにぎやかに入店されました。
その日は貸し切りだったのです。だから、到着した時に開店していなかったのだという事に気が付きました。
どのようなグループなのかなと思っていたら、オーナーさんが、「このグループ、実は、日本と関係があるんだよ。」と教えてくれ、お店の壁に貼ってある写真を見せてくれました。そこにはオーナーさんや、そのグループの集合写真などがあり、新聞の切り抜きなどもありました。
リエーティと日本の関係
実は、リエーティと静岡県伊東市は姉妹都市提携を結んでいます。
このオーナーさんは、このグループの一員として静岡県伊東市との姉妹都市提携時に日本を旅行したそうで、
「日本の方々に大変親切にしていただきました。グループでの移動でしたが常に一人ひとりに気を遣って下さりありがたかったです。」
と話してくれました。
食後も話が続き、最後には、
「日本で頂いたお酒があるんだけど、飲んでいく?」
と聞いて下さり、喜んで頂きました。味は・・・なんと梅酒!
少しずつ大切に飲んでいらっしゃるようで、ほとんど減っていなかったです。長時間お邪魔をしてしまいました。名残惜しいですがそろそろ帰りの時間も近づき...
最後に、そのグループの方々と握手をし、
「また、日本にお邪魔するときはよろしくお願いします!」
と声をかけられました。
沢山のお料理を頂きましたが、決して高くなく、素晴らしいサービスをして頂きました。伊東市の皆様にも感謝です。
親友が以前に偶然立ち寄ったトラットリーアが、実は、日本と関係がある方々によって経営されていたという偶然。
この日、フラッと立ち寄った私達が、姉妹都市提携時に日本を旅行した団体客と出会ったという偶然。
そして、トラットリーアが「日本」で溢れたという偶然。
本当に驚きました。偶然×偶然×偶然に感謝です。
姉妹都市提携について
リエーティと伊東市がどうして、姉妹都市提携を結んだのかが気になり、オーナーさんに聞いてみたところ、キーワードは「川下り祭り」だそうで、伊東市のタライでの川下りとリエーティの樽での川下りという、共に「たらい」と「樽」という乗り物で、川を下る祭りという共通点があるので、姉妹都市提携を結んだとのこと。
そして、伊東市はモニュメントをリエーティに寄贈しました。
鉄の折り鶴とその横にメッセージ「日本の伊東市の市民から姉妹都市リエーティ市への寄贈」が!
さいごに
二回にわたりリエーティという町についてお届けしてきました。
リエーティは、イタリアの中心。人々も大変温かく、そして、日本と関係がある町。これからも、この温かさと共に友好関係が続けばいいなと思いました。
再び訪れたくなる町、リエーティに皆様も是非一度お立ち寄りください。
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