日本でマリトッツォが流行ってる!とイタリアで"ちょっと"話題に

日本でマリトッツォが流行ってる!とイタリアで"ちょっと"話題に

ゆうさん

『BUONO!ITALIA』代表をしています。 1年間ローマ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。卒論では、『1980年代以降のイタリア中小企業論』について考えました。社会人1年目。サイトSNSはこちら↓より。

2021年になって突然、日本各地で人気を集めている、イタリアの伝統的なスイーツ(ドルチェ)であるマリトッツォ。

コッペパンのような生地のパンの中に、「これでもか!」というほどにこんもり盛られた生クリーム、その姿はまさにカロリー爆弾!!

マリトッツォブームに乗り遅れました

ローマ生まれのこのスイーツは、私もローマに留学していた頃に食べたことがありますが、まさか日本でこんなに人気が出るとは...。もともとマリトッツォを知っていたけど、このブームに乗り遅れてしまった私には、ちょっぴり悔しい気持ちもあったのでした。

なので先日、私の誕生日には、ミニマリトッツォを買って食べました(笑)

しかし驚いているのは私だけではなく、当のイタリア人たちもでしょうか。イタリア内でも「日本でマリトッツォが流行っているみたいだ」と”ちょっとだけ”話題になっています。

イタリアから見たマリトッツォ

la Repubblica紙は、「イタリア人が徐々に日本食である寿司を大衆化させ、イタリアの文化に合うように順応させ、夕食のためにお寿司をスーパーマーケットで選んでいる間に、日本でも同じようなムーブメントが起きていたのです。日本人はマリトッツォを見つけたのです。」と、日本の代表的な食文化である寿司がイタリアに馴染んでいったことを引き合いにだし、マリトッツォの日本でのブームを取り上げています。

同紙はマリトッツォが流行る前から、日本の洋菓子屋「グッドモーニングテーブル」がこの商品を「生クリームバーガー」として販売していたことにも目をつけており、これまでのような洋菓子屋での販売だけでなく、しっかりとパッケージ化・商品化されてどこでも手に入るようになることを指摘しています。

確かに最近ではコンビニなどでもこのマリトッツォを目にすることが増えており、大衆化がこの短期間でかなり進みました。

翻ってイタリア人にとっても寿司は日本文化を代表するものでありながら、高級なイメージが付きまとっていたものの、最近では徐々に一般のスーパーでも寿司を目にする機会が増えており、もともと鮮魚を好んで食べるイタリア人にも愛されているように感じます。

マリトッツォの”日本化”が進む

一方で最近では、どら焼きマリトッツォ、ほぼフルーツサンドみたいなマリトッツォ、マリトッツォという商品名だけどほぼたまごサンドなパンなど、だいぶ日本風に味も形もアレンジされ、本来的なマリトッツォとはかなりかけ離れています。

マリトッツォブームにあやかりたいだけみたいな商品も結構見かけるようになりましたよね(笑)

一方、そんな傾向に対して同紙は、面白い投げかけをしつつ締めくくっています。原文のイタリア語がちょっと面白いので、そのまま引用します。

Ricordiamoci quanto abbiamo snaturalizzato e maltrattato il loro sushi con la nostra maionese, con il formaggio spalmabile e il riso cotto spesso senza alcun crisma; teniamo a mente che quello che per loro è un’arte da noi è finito in vaschette di plastica al supermercato con alghe rinsecchite e code di gambero che chiedono pietà.

私たちの文化であるマヨネーズやチーズとお米をお上(=日本)の許可も取らずに混ぜて、日本の寿司をどれだけおかしなものにしたり、ひどく扱ったりしたかを思い出しましょう。彼らにとってはアートでもある寿司は、私たちによって、かさかさの海藻と哀れみを誘う(=しょぼい)エビの尻尾と一緒に、プラスチックパックに詰められてスーパーに並べられるだけのものにしてしまっている。

La Repubblica

テキトー翻訳なので、意訳&誤訳があるはずなのでその点はご容赦いただきたいのですが、そこまでイタリアの寿司を悪く言わなくても大丈夫だよ(笑)という気分です。イタリアでも美味しそうなお寿司も売っていますし、高いですが...。それに、マヨネーズを混ぜられるのも慣れました。

さいごに

グローバル化に伴って自国固有の食べ物や食文化が他国に持ち込まれれば、どうしたってその土地の風土や文化に馴染んだ形に変えられるのは必定。特に日本には、日本に入って大きく形を変えた食文化がたくさんあると思います。

ナポリタンや生クリームのカルボナーラやイタリア人にどう思われているかはさておき、それぞれの食文化に対して、それぞれに寛容な気持ちが必要かもしれませんね。

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