73歳シチリア出身マンマが、10人の子どもと孫を育てるために犠牲にした5つのこと

 2017/06/12

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10人の子どもたちを育て上げたマンマ

私のホームステイ先のシチリア出身のマンマ。マンマとパパの間には5人の子ども、そして5人の孫がいます。子どもたちを育てたのはもちろんのこと、共働き家庭が増えるイタリアにおいて、あらゆる面で孫たちを育てたのはマンマだと言えます。

総勢10人にもなる子どもたちを育てた(育て続ける)マンマは、とんでもないほどの心労を抱えながら、一体どんなことを犠牲にしなければならなかったのでしょうか。彼女の言葉を紡ぎ出してみたいと思います。

1.自分の時間

子どもたちの写真

子どもを育てるため

マンマは子どもたちを育てるために、自分の時間を全て投げうたなければなりませんでした。20歳前に結婚したマンマは、すぐに子ども(長男)が生まれ、20歳のうちから子育てを始めることに。その後も子どもは増え続け、マンマが30歳過ぎになるころには、いつの間にか子ども5人の大所帯に。長男のジャンニが、13歳のころには、末っ子の双子(ヴァレリオ、アレッサンドロ)が生まれ、マンマの時間は本当にありませんでした。

私は今21歳。まだまだ若いうちはやりたいことも夢もたくさんある時期。そんな楽しい盛りの時期を、マンマは5人の子どもを育てるためだけに捧げたのです。その大変さは尋常なものではなかったのです。彼女が若いうちにはマンマのマンマも金銭面などで色々と助けてくれたおかげで、どうにかやりくりできていたとマンマは語っています。

孫を育てるため

そして、末っ子である双子が15歳をやっと迎えた頃、三女(アントネッラ)の初孫(アンドレア)が誕生します。まだまだ息子たちに手がかかる時期。マンマは、今度は孫の世話まで見なければならなくなりました。そして次女(マリア)の娘(ジュリア)も1年後に誕生しました。

これでもまだまだマンマのお世話は終わりません。双子たちが大学を卒業する、やっと手がかからなくなる時期になって、今度はさらなる孫(マリアの息子ルーカと、アレッサンドロの息子ダヴィデ)が生まれました。特にアレッサンドロとその妻(フランチェスカ)はまだ21歳と、とても2人だけで息子を育てられるような年齢ではなく、マンマたちの助けを受け続けることになります。

このように、子ども1人の世話が終わると孫が1人やってきます。本当に終わりの見えない子育てにも負けず、マンマは必死にかわいい孫たちを育てます。最後には、アレッサンドロの子どものサラとエリーザが6年おきに生まれ、マンマとパパと一緒に過ごすように。

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50年を捧げたマンマ

ついに、末孫のエリーザが小学校に入る頃(2016年)には、ついにマンマは73歳になってしまいました。つまり、結婚してからの約50年間、子どもたちのために時間をささげてきたのです。

そのため、マンマにはできなかったことが本当にたくさんあります。イタリア人の若者なら絶対にしたことがあるであろう、バーやクラブで飲んだりするナイトライフも、バーでカフェを飲むことも、彼女は若いうちに1度もしたことはありません。きっと若い頃、色々なことをしたかったはず。それでも全てを彼らに捧げたのです。

2.自分の身体

50年間の家事や息子たちの養育を続けた結果、マンマは自分自身の身体さえ犠牲にすることになってしまいます。73歳となった今、彼女は様々な病気を抱えることになります。

糖尿病、心臓病、慢性的な高血圧、過度の家事による五十肩、膝痛、片目の慢性的なぼやけ、など、挙げていけばキリがありません。やはりそうともなってくれば身体も弱り、昔のように家事をこなすことはままならないようです。朝と昼は毎回5-10錠ほどの薬を飲まないといけません。当然その薬代もかさみ続けています。

子どもたちのためにいかに自分の全てを投げうったか、たったこれだけの言葉でお分かりいただけるかと思います。

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