住環境は大事!イタリア留学でホームステイを選んだ5つの理由

住環境は大事!イタリア留学でホームステイを選んだ5つの理由

ゆうさん

学生時代にローマ・サピエンツァ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。今は日系企業で国際提供業務に従事する社会人3年目。イタリアで仕事をする機会を細々と狙っています。サザンオールスターズとサンドウィッチマンが大好き。

2016年9月から2017年8月までの約1年間、私はイタリア・ローマに留学していました。留学の際には縁あってホームステイをすることにあり、そこでの暮らしは、率直に言うと、留学生活の中で一番大切な思い出が生まれた場所でもありました。

留学における住居の選択肢は、主に1.寮、2.シェアハウス、3.ホームステイ、4.一人暮らし、の4種類が挙げられると思います。この記事では、私がホームステイを選んだ理由について思い起こしてみました。

私がホームステイをしたかった5つの理由

1.家族暮らしがよかった

留学するまで、私は一人暮らしというものをしたことがありませんでした。約20年間に渡りずっと実家暮らし。家族と一緒でした。

当然ながら一人の時間は欲しいものの、やはりずっと一人だと寂しいという、矛盾した思いを持っていました。ただ、初めての海外生活を過ごす上で、やはり一人ぼっちで暮らすというのは寂しいし、心もとないという気持ちがより強かったです。

私のホームステイ先は、もともとおじいちゃんとおばあちゃんの2人暮らしのはずでしたが、近所にたくさん親戚が住んでいたため、まるで大家族かのような生活を味わうことができました。家族暮らし、という点では、結果的に最高だったと思います。

2.市街地を重要視しなかった

ホームステイのデメリットでよく挙がるのが、「市街地から遠い」という点です。コスパのいいステイ先となるとどうしても市街地にはあまりないため、大学へはバスや徒歩だけで通える距離ではなくなってしまいます。

しかし私は、もともとけっこう田舎に住んでおり、高校までの通学は片道1時間、大学までの通学は片道2時間半くらいかけていました。加えて都会のごちゃごちゃした感じの中で暮らすのは、正直あまり好きになれませんでした。長時間通学に慣れているため、時間の有効活用も慣れていて、特に抵抗がありませんでした。

実際に、ステイ先からローマ大学までは、ドア・トゥー・ドアで50分くらいかかっていましたが、バスも空いていてスリの心配もないメトロは始発駅から乗れる、と思ったよりメリットが多かったです。

3.手料理を食べたかった

とっても大きい「ティンバッロ」という手料理

「イタリアといえばマンマの手料理」のように思う方もいると思います。留学する前の私もその一人です。これは、一緒に住まないとなかなか味わうことができません。

家族暮らしの安心感もありましたが、同時にレストランで食べるのとは違う、美味しい料理を食べたかったです。幸い私は、大学の先輩から紹介してもらうことができたステイ先だったため「料理上手なおばあちゃんがいる」ということは教えてもらっていました。

最終的に、料理はとにかく美味しくて、毎日食べまくりました!もちろんこの点は家庭によって差があると思いますので、アテにし過ぎるのは禁物です。

4.家賃・諸費セットなのがラクそうだった

個人でアパートなどを契約すると、家賃だけでなく水道、ガス、電気、その他諸経費などを色々と自分で支払う必要があります。ただ、不慣れな公共料金の支払いなどはトラブルなども多く、ネット上にある体験談、友人の話を聞くとけっこう苦労が多いようです。

その点、ホームステイだと、多くの場合はそうした金額が全て込みになっているので、支払いが非常にシンプルかつ楽チンです。もちろん、今から振り返ると、大変な経験をしておくべきだったかなとも思っていますが(笑)

ただ私のステイ先は、慢性的なお金不足だったので、めちゃくちゃ家賃の前貸しばかりをする羽目になり、かなり不安な思いをした時期もありました。

5.イタリア人の生活を見てみたかった

これはホームステイだけでなく、寮生活などでも味わえると思います!

一人暮らしなどをすると、どうしてもイタリア人には外で出会う機会が多くなります。一方ホームステイだと、朝・昼・晩とイタリア人の生活様式に触れることができ、どんな暮らしをしているのか、詳しく知ることができます。暮らしを観察するのがけっこう好きなので、この点はメリットですね。

私はおじいちゃんとおばあちゃんの家だったので、高齢者の生活のそばにいましたが、もう少し別の年代の人であれば、全く違う生活様式が見れると思います。

さいごに

この記事を書いていて、私は住環境については保守的なところがあるな、と感じました(笑)

何か新しいことに挑戦するのは好きですが、生活様式や暮らし方がガラッと急激に変わると、かなりストレスに感じてしまうタイプだと自分で考えていました。そのため、居住環境については、留学前の日本での生活とそれほど大きく変えたくなかった、という気持ちが働いていたように思います。

いずれにせよ、留学先での住居の判断基準は人それぞれですが、この記事がイタリアでどうやって暮らそうか迷っている方の、判断の一助になれば嬉しく思います。

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学生時代にローマ・サピエンツァ大学に留学し、シチリア出身マンマが統べる大家族にてホームステイ。今は日系企業で国際提供業務に従事する社会人3年目。イタリアで仕事をする機会を細々と狙っています。サザンオールスターズとサンドウィッチマンが大好き。

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