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【ホームステイ】イタリアの愛すべき「マンマ像」を5つの視点から考えてみた

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日本にある強烈な「マンマ像」を考える

日本人がイタリアの日常生活を考えるときに「マンマ」という言葉は非常に重要な意味を持っていると言えるでしょう。マンマ(mamma)とは「お母さん」という意味を持ちますが、その説明も必要ないほど、この単語は日本人が考える「イタリア文化」の象徴の一つとして多くの人が知っています。

美味しいパスタを作るマンマ、洗濯ばかりしているマンマ、夫を尻に敷くマンマ、息子に愛されるマンマなど、少し思い起こすだけでたくさんの「マンマ像」を見つけることができるはずです。

私がイタリアでホームステイをしている中で、色々なマンマの姿が見えてきたのは当然のこと。ここでは私のイタリアのお母さん代わりをしてくれているマンマについて考えてみたいと思います。

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イタリアのマンマ像を5つの視点から考える

1.料理が美味しい

間違いなくこれは本当です。イタリアではよく、マンマは年をとるほど料理が美味しいと言われますが、僕の家のマンマは72歳を迎え、料理が美味しいのにも頷けます。

パスタはソースからパスタの種類までバリエーションが豊富です。また、パスタだけではなく肉団子やハッシュドポテトのオーブン焼き、鶏肉のグリル、キャベツと卵を混ぜたお好み焼きのようなフライまで、セコンドも飽きないのがすごい。

イタリアのマンマってほんとにすごいなって思います。なんと言っても本当にキッチンにいる時間の長いこと。8時半の夕飯のために、6時前からキッチンに立っていることもしばしば。もちろん年齢を重ねて時間がかかるのもあるでしょうが、例え時間がかかっても手を抜かない彼女の姿勢には頭が下がります。

2.掃除に熱心

イタリアのマンマは本当によく家事をこなします。綺麗好きな人が多い印象ですが、私の家のマンマもそれに漏れず綺麗好きです。日本人からすると、土足で室内を歩き回るのだから丁寧な掃除なんて必要ないと思ってしまいそうですが、2日に1度は掃除機をかけ、モップで床掃除をしています。

そして、洗濯機も一日に4.5回はやります。しかもそれが、1回につき2時間くらいかかるんです。マンマの働き者っぷりは信じられないほどです。本人曰く「やらないと気が済まない」のだそう。

自分がへとへとになるまでやるくらいなら、もう少し手抜きをすればいいのにと怠け者の私は思ってしまいますが、そこがマンマなのでしょう。

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3.何でもアイロン

都市伝説かと思っていた、「イタリアのマンマは何でもアイロンをかける」という話、本当でした!洗濯機もよく回しているのですが、アイロンも数日に一回はかけています。例えば夫が仕事でスーツを使う、とかなら頷けるのですが、おじいちゃんは83歳でとっくに定年しています。

アイロンするのは、シャツから、大きなタオル、シーツ、キッチンタオルから、大判のテーブルクロスまで、本当に何にでもアイロンをかけます。逆にかけないものを考えると、寝間着と下着くらいでしょうか...。

イタリアの洗濯機は洗ったものがしわくちゃになるからなのかもしれませんが、それにしてもよくアイロンがけしますね。驚きです。

4.もてなす気持ちが強い

マンマは、誰に対しても親切に接する気持ち、もてなす気持ちがとても強いようです。私が他の都市に留学している日本の友達を家に呼んだ時も、夕飯を作ってごちそうしてくれた上、色々ともてなしてくれました。とにかく「人に満足してもらうのが好きなんだ」って嬉しそうに話してくれました。

また、お世話になった人に対しても、その親切な気持ちは強いようです。クリスマス前にはパネトーネやパンドーロなどを買って、多くの人にプレゼントしていました。持病でお世話になっている病院の先生からお金を借りている銀行の銀行員、近所の小商店のおばちゃん、クリーニング屋のおじさんなどなど、枚挙にいとまがありません。

おじいちゃんなんかは「そんなにあげてどうするんだ!それがみんなの仕事なんだからわざわざ渡すことない!」とやや憤っていましたが(笑)それでもお礼をしないわけにはいかないんだとか。

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5.子どもたち、特に息子が大好き

マンマの朝は、掃除でも朝ごはんでもなく、彼女の子どもと電話することから始まります。特に電話の相手は長女と次女でしょうか。電話好きと言われるイタリア人ですがマンマももちろん電話好きです。以前おじいちゃんに電話しすぎだと指摘されたマンマは「タバコも吸わないしお酒も飲まない、お金も使わないんだから、それくらい許してくれてもいいでしょう」と文句を言っていました。

マンマの娘たちと息子たちとの関係が違うのもとっても面白いところ。娘たちはマンマとの関係性は良好なのですが、やはり彼女はしっかりしているので、マンマの手はかかりません。

一方40歳、50歳になっても手がかかる息子たち。やはりイタリアのマンマは息子たちのことがいつも気がかりで、大好きなようです。40歳になっても、マンマに洗濯物やアイロンをしてもらっている息子に、何一つ文句も言わずにアイロンをするマンマ。クロアチアに出向中の息子が3ヶ月に1回帰ってくるとなると「今夜は美味しいものを作らなきゃ!」と大忙し。

いつまでたっても息子たちを全力で愛し、その愛を前面に出すマンマ。忙しそうなのに、とってもかわいいものです。

いずれにせよ、私のホームステイ先のマンマは5人の子どもがいますが、いずれとも良好な関係を築いているようです。

マンマに残ったものは何もない

偶然なのか必然なのか、僕のホームステイ先のマンマは私たち日本人がイメージするようなマンマとあまり違いはありませんでした。家事や息子たちを育てるために、朝から晩まで自分のことを全て犠牲にして働き続け、あとに残ったものは何もない。よく彼女はそう言って話してくれます。

ですが「おかげで70過ぎなのに身体はどこも病気だらけ。子どもたちや孫たちの心配も一向に尽きないよ」と話すマンマの顔は、どこが嬉しげだったりするのが、なんというか、とってもいいなぁと思ったりもしました。

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  • この記事を書いた人

ゆうさん

『BUONO!ITALIA』の代表をしています。 ローマ・ラ・サピエンツァ大学に1年間留学。シチリア出身マンマが牛耳る大家族にホームステイし、様々な側面に触れる。イタリア語はCILS C1レベル。 現在は、イタリアの国民性と中小企業経営について卒論研究中。主な執筆記事は、社会問題、旅行、カルチョ、ポップ・ミュージックなど。

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